ザック【道具】
ワンパクはかねてより欲しいと思っているザックがある
【ミステリーランチ】のザックで、オーバーロードシェルフ機能を備えたものだ
獲物系アウトドアマンのワンパクにとっては、これ以上ない代物
しかし、ザック一つに5万・6万はなかなか出せない
そこで、憧れのミステリーランチを買うまでの間、手頃なミリタリーザックを急遽買うことにした
なぜなら、いままではサンドバッグのような【Avirex】本革製のデカイ肩掛けを使用していたのだが、ヘルニアを患い、斜め掛けは腰にダメージがくることがわかったためだ
安物で構わないので、ある程度の機能性と最低限のデザイン性で商品を選び、密林買い物サイトでポチッとしたのだが…
届いてみると
えっ!?
画像と全然違うんですけど…
てか、別の商品じゃね?(笑)
な、なにこの国旗
きょ、強烈すぎるんですけど…
マジなにこれ?
ワンパクはこの国に対して敵意もないし、むしろ歴史だってお料理だって好きだし、この国の友人もいます
大好きなんだぜ?
でも一つだけ言わせてくれ…
くそダセぇな!!
一体なんなんだこれは!!
届いた時点でぜってー怪しいと思ったんだよ!
送られてきたのがこのガムテープもどきにグルグルにされたガサ袋
雑すぎるっしょ!!
はぁ~?!
海外への返品送料は自己負担?!
マジかよ~!!
よし!
Okay!!
そっちがそう来たなら、こちらにも考えがある!
くそダサすぎて面白いから、ワンパクザックに採用!!(笑)
ハチェット(手斧)【道具】
みなさんは、アウトドアではどんな刃物を使っていますか?
ナイフ、鉈(ナタ)、マシェット・マチェーテ(山刀)、ハチェット(手斧)、アックス(斧)、ノコギリなど色々だと思います
何かしらのお気に入りの一本を持っているのではないでしょうか?
そのなかでも今回は、深く掘り下げるととても面白い【斧】をピックアップしていきますよぉ~!
あ、詳しい説明のあるサイトがたくさんあると思うので、この記事では深く掘り下げませんよ(笑)
斧
斧の歴史は古くて、伐採などの用途から戦闘用に特化したもの、小型のもの、長いもの、投げるものなどに様々な進化をしてきました
『金太郎』の【鉞(まさかり)】も斧の一種ですね
アウトドアに使用するものは、鉞のような大型のものではなく小型~中型で、刃は両刃ものよりも片刃で反対側がハンマーになっている形が多いと思います
今回紹介するのは、ワンパクが愛用するハチェット(手斧)です
【Hultafors(ハルタホース) ミニハチェット】
大物刃物はサバイバリストやブッシュクラフターの間でも【ナタ使い】と【斧使い】に分かれます
ワンパクはナタ使い(ジャングルマチェーテを愛用)に分類されるのかもですが、実際に野営生活をしていると、ナタは用途が幅広く、刃が大きいので扱える材料も大きくなり万能ですが、パワーが足りなく感じることがよくあります
そこで斧の出番なわけですが、アックスだと『大きすぎて携行には不向き』『両手が塞がる』『そこまでのパワーは必要としていない』などの理由からワンパクは小型のハチェット(手斧)を愛用しています
【ハクスバーナ】や【グレンスフォシュブルーク】も【ハルタホース】と同じスウェーデン製でミニハチェット(ハンドアックス)規格がありますが、なぜワンパクがハルタホースを選んだか自分でもよく分かりません(笑)
ぶっちゃけ、なんだっていいんだぁ
手斧があるだけで、ありがてぇありがてぇ!!
ブッシュクラフターからは『どうせ使うならアックスでいいだろ』と言われそうですが、北欧のブッシュクラフターのようにログハウス的なシェルターを作るわけではないので、そんなにパワーが必要ではなく、むしろこの中途半端なパワーと大きさがワンパクにはちょうど良いんです
『デカいのに憧れる』なんてまだまだ中学生の考え
大人は『テクニック』の大切さを知っています
あ、下ネタっスよ
見た目
まぁ、その人の自由勝手なんですが…
パラコードをアックスに巻くのが『お洒落』『通っぽくてかっこいい』といった向きがあります
決してイチャモンでもなんでもないんですけどね…
でもアックスのパラコード巻きって、自転車の補助輪のようなものですよ
ナタに比べてアックスやハチェットは刃渡りが短くて、対象物に当てることが難しいので、当たり損ねた対象物が柄にダメージを与えないよう防護のためにパラコードを巻くんです
いわば初心者マークですね
それを『パラコード巻いてみました』って『甘栗むいちゃいました』的に自信満々に言われてもなぁ…
実際に使ってみよう!
藪山にやってきました!
ここはワンパクがよく来るキレイなところなんだけど、陽が差さないからワンパク機材では暗くて撮影できないや
原始の森です
少し開けた明るい場所にやってきました
ワンパクがなにやら森の奥からデカイ木を引っ張ってきましたよぉ~
こうやってベースキャンプまで必要な分を運んできます
もちろん倒木など、すでに枯れているもので~す
ワンパクは基本的に雪深い場所ではタープを使ったシェルター野営、雪が少ない又はない場合は木や枝だけでナチュラルシェルターを作って野営しています
その様子はまた今度…
火熾しの基本【焚き火の型】 - East End Wilder
スジエビ モクズガニ【野食】 - East End Wilder
もちろんハチェットで枝を払うのは楽勝
アックスでは柄を短く持たなくてはいけないので少しバランスが悪くなります
次は削ぎ
アックス同様に簡単にこなせますね☆
さすがにこのくらいのサイズの杭を打つには少し心許ないです
雪が少なくても、大地は凍ってるのでもっとパワーがほしいところ
ミニハチェットは23~4㎝くらいで、40㎝くらいあるアックスと比べるとやはりパワー不足の感が否めないっすねぇ
比べると重さも400㌘くらい軽いしね
そこでこんなテクニック
パワー不足はテクニックでカバー
ハチェットはアックスのように振りかぶって自重を活かして叩き割る方法はどちらかというと不向き
振りかぶらず薪を割る方法として、片手にハチェットと薪を持ち、そのまま台木に打ち付けるとパワーもいらずに簡単に割れますよ
薪割りだけじゃない!
ミニハチェットなら枝払いはもちろん、ナイフやナタで行う作業も代替えできます
デカいアックスだとなかなかこうはいきませんね
短く持っても、柄の先が邪魔になるんスよねぇ
ポットフックも楽勝で作れます
ブッシュクラフトを始めたばかりの人も、熟練者も【ハチェット】で遊んでみてはいかがですか?
氷下魚(コマイ)【釣り】
みなさんは酒の肴にこんな魚の一夜干しを食べたことがありますか?
こんな風に骨を取って、
一味マヨネーズに付けて食べるのが主流
この魚は【コマイ】っていいます
ワンパクがまだ東京に住んでいた頃、銀座で接待してもらったときに、この魚の一夜干しがテーブルに上がったので、コソッとメニュー表を見たら1匹1,000円でした!
高けぇぇ~!!
ワンパクとしては、子供のころから馴染みのある釣りの対象魚で、釣れすぎたら近くにいるカモメにあげる魚だったので、1,000円だなんてかなりビックリしたことを覚えています
コマイとは?
【コマイ(カンカイ)】
北海道で獲れるタラ科3種(コマイ、マダラ、スケトウダラ)のなかで最も小型で、上顎は下顎より突き出ていて、下顎先端のひげが短い
血液中に凍結防止物質をもち、水温が0℃以下でも生存可能な魚で、体長によってゴタッペ(幼魚)・コマイ・オオマイ(大型魚)と呼び名を変える場合もあります
『氷下魚』の由来は厳冬期に氷を割って漁獲(氷下待網漁)したことから
コマイ釣り
ワカサギ釣りと並んで【2大寒い釣り】で、正直この魚とワカサギは、釣る労力を考えると買った方がコスパ良しです
夜に車のヘッドライトを海面に当てながら行う夜釣りでは、一時間余りで100匹以上釣れることもよくあります
テクニックいらずで誰にでも簡単に釣ることができます
しかし冬の夜の海ほど寒いものはなく、この一時間はほぼ『修業』
もしくはなんらかの『刑罰』
もう釣れなくてもいいのに釣れてしまい、寒さのせいで釣り針を外すことすら面倒になるくせに、また竿を下ろそうと謎の使命感にかられる『無限コマイの刑』
エサはなんでもよく、ワンパクは刺身として食べることができなくなった【サンマ】をよくエサにします
ニオイが強いエサがよく釣れますよ
今日はワンパクが釣りという楽しみを初めて知った思い入れのある港で釣りをしようと思います
ここは冬でも海が凍らない『不凍港』として有名です
ああっ、あっ!!
今にも溢れちゃいそうな満潮!
あ、下ネタじゃないっスよ
太くもなく長くもなく、ただギンギンに硬い竿を今にも溢れそうな満潮にゆっくりとぶち込みます
仕掛けは適当に買った178円の市販のもの
こんな感じで放置プレイ
Wow!!
全然釣れません…
あれ?
テクニックいらずで誰にでも簡単に釣ることができるはずでは…
『無限コマイの刑』なのでは…
クソっ!!
寒い!!
芯まで冷えたので撤退っ!!
コマイ釣りリベンジ
次の日、【別海町】の港にやってきました!
昨日のリベンジです!!
この港は【ホッカイエビ(通称:ホッカイシマエビ)】や【ホタテ】で有名ですが、夏にはカレイ釣りで人気のスポットです
尾岱沼<打瀬舟・北海シマエビ漁>(別海町/北海道観光スポット) | 根室振興局産業振興部商工労働観光課
ここはオホーツク海なだけあって、この時期は凍っていますね
オホーツク海は流氷が来る前に、まず海が凍ります
魚影が濃いこの港ならアホでも釣れます!!
しかも満潮一時間前のベストコンディション!!
釣れないわけがない!!
早速、海が凍ってないところを狙って釣りをしてみましょう!!
Come on hot babie!!
…
…
…
【野付温泉 浜の湯】にやってきましたぁ!!
ひゃっほぅ~!!☆
ここは先ほどの港のすぐそばにある日帰り温泉ですYO!!
温泉マニアのワンパク妻もまだここは入ったことがないとのこと
イイじゃん!イイじゃん!
今日ワンパクたちはこの温泉に入りに、ここ別海町まで来たんだよNE☆
心も体も冷えきっちゃってるからNE☆
温めよう温めよう!!
ふぅ~ん
二つの泉質が楽しめるのね?
施設的には公衆浴場レベルかな
Okay!
早速、ち○ち○出して入っちゃうYO!
カランからもシャワーからも温泉が出てきちゃう
しょっぱ~い☆
温泉成分が強くて、あまりシャンプーが泡立ちませんね
露天風呂でも二つの泉質を楽しめるようになっていま~す
古い施設ですが、この温泉の泉質は高いですNE!
とてもいいお湯でした☆
大人450円・中人140円・小人70円
オオワシ【野鳥】
オオワシ(アイヌ語:カパッチリカムイ)
タカ目タカ科オジロワシ属
翼開張220~250cmで日本最大級のワシ
尾羽は長い楔形で、尾羽の枚数は14枚(オジロワシは12枚)
戦国武将が兜飾りや矢に好んでオオワシの尾羽を用いたりしたそうです
オオワシは冬期に越冬のため、この時期にかなりの数が道東にやって来ますが、特に根室市に来る個体が多く、【氷下待網漁】などの漁業や陸揚げの際に生じるおこぼれに集まって食べる風景は冬の風物詩になっています
ここ【春国岱(しゅんくにたい)】で氷下待網漁を見ることができますよ
冬の知床ねむろの魅力/(2)風蓮湖で「氷下待網漁」を見学 | 北海道Style
また、狩猟された動物の死骸を食べたことによる鉛中毒により数が激減した(現在は北海道は鉛弾禁止)ため、現在は【オジロワシ】と並んで国の天然記念物となっています
木に留まっていると、かなりデカイので怖いです
人が枝に座ってるのかと思うくらいですよ
近くで見ると、物理的に勝てる気がしません
うわっ!
天然記念物のわりにたくさんいるじゃんか!
オオワシの鉤爪はヒグマほどの長さがあって、足の握力は100Kgほど
ウサギなどの小さな動物は握られただけで即死しますが、魚食中心なのでそういった光景は稀です
てか、こんなにでかくて、こんなにたくさんいたら…
こんなんなって、連れてかれちゃうんじゃね?!
こえーよ!
トビとの見分け方
トビ(トンビ)はタカ目タカ科で、たぶん一番身近な猛禽ではないでしょうか
タカの仲間としてはかなり大型になります
実際、オオワシやオジロワシが道東に来る頃になると、数百羽の猛禽が飛び交うため、なにがなんだかわかりません
写真が下手すぎて、余計になにがなんだかわかりませんね(笑)
そこで!簡単な見分け方があります
あーい↑注目ぅ!
トビは尾羽が三角形になっているのですぐに見分けがつきます
ちなみにオオワシはこんな感じ
楔形をしています
オジロワシとの見分け方
オオワシとオジロワシの見分け方ですが、ちょっと難しいですよ~
飛び交っている猛禽の全てが成鳥なら分かり易いのですが、幼鳥・若鳥が混ざっているので難易度が高めです
まず、幼鳥・成鳥に関わらずクチバシで見分けることができ、オオワシはクチバシが太く鮮やかな黄色です
一方、オジロワシはクチバシが小さく淡い黄色をしています
『飛んでるワシのクチバシなんて見えねぇよ!』って言われちゃいますね
確かに分かりにくいですね
それでは体の色で見分けてみましょう!
オオワシは黒と白のグラデーションがハッキリしていますが、オジロワシは茶色っぽい体の色をしています
『飛んでたら色なんて遠くてわかんねぇよ!オオワシだって尾羽が白いし!』
おっしゃるとおりです
しかもオオワシの幼鳥も茶色なのでオジロワシとの見分けがつきずらいんです
最後の手段です
翼と体の比率で見分けます
オオワシは体がとても大きくて、翼を広げると250㎝くらいですが、オジロワシはオオワシよりも体は小さいのですが、翼を広げるとオオワシよりも大きく世界最大のワシとなります
ぱっと見、翼がデカければオジロワシです!
いや、わかんねぇわかんねぇ!!(笑)
オジロワシ(アイヌ語:オンネウ)の憂鬱
タカ目タカ科オジロワシ属
しかし、アイヌ民族からは『カムイ(神)』の称号を与えられていません
それどころか、
同じ天然記念物である【タンチョウ】にまで、こんなふうにバカにされる始末
タンチョウはアイヌ語でサロルンカムイ
相手が『カムイ』だからっていくらなんでも、こんなディスりはヒドい!!
しかし、アイヌはこのオジロワシに対し、『老大な』の意味を持つオンネウの名前を与えました
アイヌ民族は自然や動物に対する畏敬の念を忘れることはありません
タンチョウ(アイヌ語:サロルンカムイ)の秘密
タンチョウの頭頂部の赤い部分はタンチョウのシンボル的存在
丹頂という漢字の由来だって、丹(赤い)頂(頭頂部)という意味
天然記念物とはいえ、道東にはこんな風に普通にどこにでもいます
これはまだ若鳥ですね
頭のてっぺんがまだ赤くないです
さて、みなさんはタンチョウの頭が赤い理由をご存じですか?
赤い羽が生えていると思っている方が多いのでは?
それではタンチョウの秘密をご覧ください
ここからは【閲覧注意】です
タンチョウ鶴の頭の「赤い部分」実は羽毛ではなく肉瘤でした…ネット「キモい」 | ANIMALive
皮膚が裸出して、細かい肉瘤となって血の色が見えています
バチくそキモい゛~っ!!
標津線厚床支線【廃線探訪】
いきなりですが、今回のアウトドア企画は【廃線探訪】です!
ヘルニアのリハビリも兼ねてトレッキングを楽しみたいと思いますYO☆
標津線(廃線)
標津線(しべつせん)は、日本国有鉄道(国鉄)、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営していた鉄道路線
北海道川上郡標茶町の標茶駅で釧網本線から分岐して標津郡標津町の根室標津駅に至る本線と、同郡中標津町の中標津駅で本線から分岐して根室市の厚床駅で根室本線に接続する支線から成り立っていましたが、国鉄再建法の施行により、1985年(昭和60年)8月に第2次特定地方交通線に指定され、その後JR北海道へ承継、1989年(平成元年)に全線廃止となりました
廃線になってから30年くらいなので、比較的新しい廃線跡といえますね
廃線探訪
ワンパクには道東にいくつかお気に入りの場所があります
その一つが風蓮川流域に広がる湿地帯
根室市厚床から別海町方面に向かう国道を車で走っていると、急に広大な湿地帯が眼前に現れ、視界が広がる場所があります
湿地に茂る葦が茶色の乾いた大地を彷彿させ、まるでその光景はサバンナみたいにに見えるんです
ワンパクは常々その湿地帯に深く入りたいと思っていたんですが、中々機会に恵まれずにいました
今回、鉄道マニアでもないワンパクが廃線を巡ろうと思ったのは、湿地帯を歩くにはかなりの危険が伴うため、その湿地帯のド真ん中を貫く標津線厚床支線廃線跡を利用し、そのリスクを軽減できる足場として好都合だったこと、また、今年は雪が少なく歩きやすいことと、このあたりはヒグマの集中地帯なので、秋までのシーズンはリスクが大きいことなどから、いましかチャンスはないと思ったわけです
さらに、ワンパクは人工物が自然に呑み込まれる様が美しく感じ、その光景がとても好きなんです
ワンパクは常々、各地の前人未踏の場所を探しながらも、先人達が踏み入れたこういった退廃的な場所もよく訪れます
湿原のド真ん中へ
Google earthで場所を確認して、廃線跡に至る道を探します
おっ!あったあった!
廃線になってから30年の月日が流れるとこうなるのねぇ
なかなかワイルドでワンパク好みじゃん☆
逆方向は…
え?
なんか整備されてる感があるYO!
まず、オラァこっちに行ってみっぞぉ!!
この道自体が線路跡だね
線路の両側には土手が作られているね
視界が開けたと思ったら、牧場がありました
なんだか想像していたより、ワイルドじゃないなぁ
道間違えたかな?
やっぱ逆に行くべきだったか
さらに進んで行くと…
え?
なにこの案内看板…
ワイルドからどんどん遠ざかっていく…
と、とりあえず鉄橋に向かおうか
道は間違えてなかったみたいだ
【明郷フットパス】って…
まじかよ
もう手が入ってたのね
まぁ、仕方ない!
これはこれで楽しむか!
根室フットパスの明郷パスについて | 泉留維研究室 Izumi,Rui Lab
自然に呑み込まれつつありますねぇ
いい感じ!いい感じ!
風蓮川はすでに凍りついてますね
湿原性の樹木と
背丈が3㍍ほどの葦
これを少し高いところから俯瞰で見ると、
サバンナの出来上がり!
ライオンキング的風景☆
チーターやトムソンガゼルがいまにも出てきそう!
でも湿原の高さに降りてフィールドワークするとなると、実際の視界はこんな感じ
足元が悪いうえに背丈の低い湿原性樹木が行く手を遮るため、熟練が必要です
これは冬用ですが、ワンパクは夏でも湿原に入るときはこのようなマスクをします
決して【NARUTO】のカカシ先生の真似ではなく、【○野クリニック】のCMでもありません
これは、枝や草で顔を怪我することを防ぐためと、湿原に湧く大量の吸血性昆虫から少しでも身を守るためです
うっすらと画像の中央に線がありますね
これは獣道です
この獣道が大きくなると
このように水路のようになります
怪我や事故のリスクから身を守る手段として、獣道を使う手もあります
これは谷地眼(やちまなこ)のリスクも軽減します
廃線跡に戻りましょう
ようやく湿原のド真ん中にやってきましたね
シカの糞です
シカもこの歩きやすい廃線跡を利用しているのでしょう
本日のコーヒー
一本ただ真っ直ぐに伸びる廃線跡のド真ん中に木が一本生えています
よし!
ここで休憩っ☆
えへへ~
実は妻に内緒でハンドミルを買ってしまいました
コーヒーの味もまだよく分からないうちから生意気ですが…
よ~し、ここで開封しCHAO☆
バカヤロウ!
説明書が全部英語じゃねぇか!!
まぁ、だいたいこんな感じだろ
フィルター置くやつもセットで買っちゃった
え?これも英語?
あ、中は日本語もあった!
『時計回りにお湯を注ぐ』?
なぜ?
北半球だからなの?
どっち回りでもよくね?
あ゛ぁっ!!今気付いた!!コーヒー豆がねぇ!!てか買ってねぇわ!!(笑)
木の根元にシカの糞があったから、似てるしコーヒー豆の代わりに挽く?(笑)
そういえば、ハクビシンの仲間のパームシベットって動物にコーヒーの実を食べさせて、その糞から未消化の豆を取り出した『コピ・ルアク』は世界一高価なコーヒーなんだってね
100㌘5,000円もするらしいよ
高級和牛みたいな値段だね
ま、それはいいとして…
たしかインスタントコーヒーが、陸別町に行ったときの余りでバッグにあったはず…
超安物の10パック250円
イエーイ!!
あったあった!
極寒マイナス22℃でチェアリング - East End Wilder
あ゛ぁっ!!カップがねぇ!!てか持ってねぇわ(笑)
最近は紙コップ使ってたし、いつもサバイバルのときはフキの葉を折って作ってたしなぁ
ドンマイ!ドンマイ!
麦茶的に煮出せば同じっしょ?
いや!煮出したけどコレうっすいなぁ!!
お湯を掬う作戦に切り替えだ!
どんどん中身のコーヒー豆が流出していくぜぇ
随分とワイルドなコーヒーに仕上がり
大湿原に向かって『かんぱ~い!!』
Fooooow!!
苦っげぇ~!!
ワンパクの赤ちゃん舌にはキツいぜ☆
たくさんコーヒー豆が残ってるYO!
さらにその奥へ
見渡す限り、なぁ~んにもないねぇ
また遠くに鉄橋が見えるYO!
え!?
これヤバくない!?
絶対これと掛けてるよね↓
人面機関車逃益
いったい、このサバンナはあと何㎞あるの?
腰が痛くなってきたから、もう戻ろう
寄り道
帰り道までこんな人工的な道を通りたくないので、脇に入ってどんどん行きましょう
笹の草地の奥に湿地が広がっていますね
【谷地坊主(やちぼうず)】がたくさんありました
もしかしたら、春先には行者ニンニクなどの山菜も採れるのかな?
あぁ、ヤマブドウの木はたくさんあるね
まぁこの辺は大型のヒグマの集中地帯だから、山菜採りは避けるのが無難だけどね
あっ!!
わかりづらいですが、これが【谷地眼(やちまなこ)】
少し氷の部分が見えます
これをうっかり踏み抜くと、下に落ちて地下水脈に呑まれる可能性があります
夏はもちろん、冬でも充分注意が必要です
湿原の歩行は、熟練者の同行が基本です
まぁ、そんな物好きはあまりいないのでしょうね(笑)
極寒マイナス22℃でチェアリング
日常的に日本で一番寒い町【陸別町】
実はこの陸別町は、オーロラを見ることができます☆
カナダのオーロラ観光の拠点であるイエローナイフと似た気候なのだそうですが、オーロラはいつ現れるかわからないもので、出現率もかなり低いということなので、今回はワンパクがチェアリングをしながら、ゆっく~りとオーロラを待ってみたいと思います☆
夜中に出発して四時間かけてやって来ました
陸別町は1年の気温差が、最近の気温で比べると、最低気温-28.7℃、最高気温33.9℃と約70℃もの気温差があります
ちなみにワンパクが住む街は、『1 年を通して、気温は -8°Cから 18°Cに変化しますが、-13°C 未満または 21°C を超えることは滅多にありません』(weather spark引用)とのこと
気温差は26℃しかありません
同じ道東とは思えませんねぇ
陸別町では『しばれフェスティバル』(しばれ:寒い、凍る等の北海道弁)というイベントが例年行われており、2020年は2月1~2日に開催されます
死なない程度に頑張る『人間耐寒テスト』などの催しが盛り沢山らしいです(笑)
今期一番の寒さ
本格的な寒さはこれからですが、ちょうどこの日は今期一番の寒さで、マイナス22.7℃
ワンパクの車の温度計もだいたいそんな感じ
よーし!
待ってるぜ☆オーロラ!!
極寒チェアリング
オーロラが見やすそうな森にやってきました
何も見えませんが、この時期はヒグマは冬眠しているので怖いものはありません
ウサギの足跡を発見!
捕まえて食べたいけど、今日の目的はオーロラ!
あぁ、マイナス22℃って寒いけど、思ってたほどじゃないなぁ…
イスを設置したいけど、めんどくさ~い
おっ!切り株発見!!
ここに座っCHAO☆
もうこの時点で『チェアリング』じゃないよね(笑)
あ☆星空めっちゃキレイ!!
まぁ、ワンパクには星空を写す技術も機材もないけどね!!
あれ?じゃあ、ワンパクはどうやってオーロラを画像に残そうと思ったんだろう…
HaHaHa!!
ま、それはご愛嬌ぅ↑
今日のコーヒーはローストが弱めのものを頂いてみます
豆の品種や産地は不明だけど、自分好みのコーヒーにいつか出逢えることを信じています
そもそもコーヒー豆は煎りたてが旨いの?それとも挽きたてが旨いの?
まぁ、今はいいか
車で待っている妻には、カフェインレスのコーヒーを淹れて持って行ってあげよー
妊活中だからカフェインは控えないとね☆
少し寒くなってきたなぁ…
ん!?
あれっ?
火力を最大にしても火が全然大きくならない!
寒さのせいだー!
ガスじゃお湯が沸かせないー!
結局いつもみたいに焚き火するか?
ん?
てか、車から降りて10分くらいなのにヤバイ!!
え、なにこれ!?
…命の危機を感じる
これは…
ざむぅぅい!!
て、撤収ぅっ!!
ンア゛ァ!!直に素手で金属に触れたらヤヴァイことになっちまっだぁー!!
ひゃっほぅ!!
手の皮剥がれたぜー!
ヤ゛バァーイww
んじ、んじぬぅぅっ!!!
おーろらをゆっぐりまつとかいっでごむぅえんなさぁ~い!!
ぜっだでぃむでぃ!!
スノボウェアでごむぅぇんなざぁ~い!!
車に戻り、仮眠をとることに…
そして朝起きると、
朝9時で、まだマイナス20℃でした
もしかして、チェアリングをしてたときって…
この気温だったのかなぁ
マイナス26℃
この温度計ぶっ壊れてるんだろくらいにしか思ってなかったYO!
さすがにスノボウェアだけでは限界があるねー!
本格的に耐寒装備を用意しなきゃだね☆
オ○ンコちぢみあがっちまったぜ!
チェアリング
ファミキャン入門
ワンパクは父親の影響もあり、物心ついたときにはすでにキャンプ(?)をしていたので、キャンプ歴はもう30年以上になるのかなぁ
正確にはアウトドア歴かな?
アウトドア講習の受講などはもちろん、本格的な訓練も受けサバイバル技術も磨いてきたんで、知識や技術・経験はそれなりに自信があるけど、それなのに、なぜいま『入門』なのか?
それは…
ファミキャンをしたことがないから
ワンパクはキャンプ場でのいわゆる『ファミリーキャンプ』というものをほとんどしたことがないのよー
まだ妻と結婚する前に、北海道内100箇所以上のキャンプ場に行ったことはあるけど、ファミキャンと呼べるものではなく、どちらかと言うと【ブッシュクラフト】
キャンプ場に煌びやかなテントやギアが並ぶ中で、我々は簡素な装備と木や枝を使ったその場で作った原始的な道具だけ
そして釣った魚を食す
もしかしたら妻には恥ずかしい思いをさせてしまっていたかもしれないですねぇ
しかし、山なた1本で藪山に隠るのがワンパクスタイルであり、それしかアウトドアスタイルを知らずにいた野生児なので仕方がなかったんです
チェアリングというアウトドアスタイル
ファミキャンの勉強をするため、ある日、本屋のアウトドアコーナーでこの【チェアリング】というアウトドアスタイルを知ることに…
結局その本は買ってないけど、その名の通りただアウトドア用のイスを野外に持ち出しそこに座り、気軽に思い思いの時間の過ごし方をするというもの
これだと思った
ファミリーキャンプにはテントをはじめ、寝袋・イス・マット・テーブル・コンロなど色々な道具を揃えないといけないけど、ワンパクにはその性能もブランドも必要性もまだよくわからない~
そりゃそうです
不足・不便を楽しむというよりも、不足・不便しかないのが当然で、道具がなくてもそれをスキルでカバーしてきたため、アウトドアギアを必要としてこなかったんだから、ファミキャンのことがよくわからなくて当然
しかし娘が生まれたことで、ファミキャンを始めるキッカケになったけど、どんなキャンプギアが必要かわからないせいでファミキャンスタートに早速つまづいていたけど、これならとりあえずイスを揃えるだけでよさそう☆
『早朝に現地に向かい、車からアウトドアチェアを降ろし、大自然の中でコーヒーを飲む』
なんて素敵なんでしょう!!
コーヒーという難関
実はワンパクはコーヒーが飲めない
理由は「苦いから」
ワンパクの舌は非常に敏感で、幼児並み
たとえば、この世の中で一番苦い食べ物は、【ナビスコ OREO(オレオ)】だと思っている
それ以上苦いものは『毒』と認識して喉を通らない
これマジですから(笑)
当然ですが、辛いのもダメ
【亀田 柿の種】くらいが限界かなぁ
あ、あとハミガキ粉【クリアクリーン】の辛さが限界
まぁ、だからこそこの繊細な舌の感覚のおかげでプロバーテンダーとしてやってこれたんだよね
そして、それを引退したのも正解だったんだよね(笑)
『コーヒー』は今のワンパクにとっては『毒』
しかし、憧れちゃう~
朝のコーヒーを飲む大人の姿に…
コーヒーに挑戦
早速、いつもワンパクが籠もる原始の山へ
場所はここに決定↑
早速イスを置いちゃうYO☆
Amazonで2,980円だったやつ!
ドーン!!
あ!水買ってくるの忘れた!
まぁいいや☆
足元の雪をクッカーに入れちゃうぜ!
現在マイナス6℃
気温的にホントならガソリンとかのコンロがいいのかもだけど、ガスしか持ってないし、ま、大丈夫っしょ!!
テーブルもないから、氷の床に直置き!
てかコーヒーは何度くらいのお湯使うの?
いいや!
熱湯をぶち込んじゃうYO!
一応知ってるんだぜ
最初は豆を蒸らすんだろ?
うわッ!!
結局ドバッと入ったけど、オッケーオッケー!
ワンパクの初チェアリングに乾杯!!
…苦ぇぇ!!
マジかよ…
ちょ、ちょっと無理だわ
でも、こういうときのミルクなんだろ?
知ってるんだぜ!
砂糖も入れたからいけるっしょ!
んんっ!?
なんだこの不思議味!!
まじかよ!!
これ、塩じゃねぇか?!
モンゴルの飲み物みたいになっちまった!
これ、ヤギの乳で作るあのミルクティーの味だろ
来客があったらゲルの中で作るやつ
マジかよ…
旨くねぇ…
まぁでも景色は最高さ☆
ちなみにワンパクの耳が赤いのは寒いからじゃなく、昔に冬山アウトドア訓練で凍傷になった痕
いまはそばかすみたいなシミになっちゃってる
もう少しで外耳切断だったんだぜ!
痛いってもんじゃなかったYO☆
黒くなった皮がどんどん剥けてくるんだ
あ、これ下ネタじゃないっス!
耳の話!
みんなは決して、ワンパクみたいなワイルド・ライフ・ジャンキーの真似はしちゃいけないよ☆
アウトドアは安全第一!
さて少しこの山で遊んでから帰ろうかな
その日の夜…