ナチュラルシェルター 森林編【野営】
みなさぁ~ん!
男はみんな太ももの内側にひっつく季節になりましたね☆
【雪見だいふく】くらい伸びますよね?
男にとってポジショニングは非常に重要です
オーソドックスな【ライトポケット】【レフトポケット】はもちろん、【ゴルゴタ】【昇り龍】などのポジショニングも習得は必須です
ちなみに誰にもバレないように手を使わずポジションを変えるため、色々な技を競い合う世界選手権というものもあるそうで…
どうも、【ライトポケット】サバイバル愛好家のワンパクですぅ
今回は○玉もひっつく雨の中でのシェルター作りです
それじゃあ、早速いってみよー☆
How do you like wildness?
最近の記事ではタープシェルターをご紹介してきましたが、やはりワンパクは【ナチュラルシェルター】が好きです
タープテント(ステルス張り)【野営】 - East End Wilder
タープシェルター 草地編【野営】 - East End Wilder
この日は豪雨
もちろん乾いた薪などはありませんし、道具は
これのみ!
実はワンパクは妻と些細なことからケンカして家出してきたんだYO☆
『今日は帰らん!』と言って家を出たのですが、普通こんなとき女性は『女のところに行ったのかな』『どこに泊まるのか』とか考えるのかなと思いますが、ワンパクの妻は『あいつ絶対山に行ったな』と思ったそうです
ご名答☆
クールダウンして物事を考えるには自然の中が一番です
原生林にやってきたYO!!
道具はバッグに入れたままになっていたこのノコギリと手斧のみ
まぁ、これだけあれば充分です
いままでワンパクは、ジャングルマチェーテなどの山ナタ1本のみでサバイバル環境下での生活を楽しんでいましたが、最近は自分の中で、ある一定程度『ナタ使い』として成熟した感があったので、最近は手斧のスキル向上に勤しんでいます
それにしても、まったく手付かずの自然って本当に気持ちがいいです
半径20㎞圏内はおそらく人間は誰一人もいません
雨がこれだけ降っているにも関わらず、テンションは上がりっぱなし
ナチュラルシェルター設営
おっ☆
いいのがあるじゃん!
この倒木を利用してナチュラルシェルターを作ることにしましょう
ちなみにブッシュクラフト関連の雑誌やYouTubeで紹介されているような『キレイなシェルター』は必要ないんですよ~
むしろ『こういうふうにしなきゃならない』なんて考えは足を引っ張るだけですね
『即応力』だけがその場を生き抜ける力となります
自分がシェルターを設営する目的が必ずあるはず
『設営自体が目的』というのであれば別ですが、ワンパクの目的は『狩り』(広義の意味での)なのでシェルター設営はそのための手段でしかありません
シェルター設営に時間はかけていられません
また獲物を追う必要があるので同じ場所には滞在しません
『流れながらそこに在る』というのがワンパク流
シェルターは体温確保の目的がなされればどんなものでもオッケーなんです!
余計な枝を落としていきます
ずいぶんスッキリしましたね
2本ほど残っていますが、柱のように倒木の荷重がかかっているので、これを落とすとバランスが崩れる可能性があるので残しました
落とした枝などを使って、シェルターの骨組みを作ります
もちろんパラコードなどはありませんので、ツルなどを使って固定しましょう
ほら、ツルやツタならたくさんありますんで…
木にたくさん巻き付いてますね
さぁ、この骨組みに何か被せていきますよぉ
フキ?
シダ?
うんっ!シダがいいですね☆
一枚一枚骨組みに立て掛けていきます
内部はこんな感じ
引きで見るとこんな感じ
自然に馴染んでますねぇ☆
これがいいんです!タープなどを使うと、どうしても人工的な感じがしてしまうのでワンパクは極力タープなどを使いません
あまりにも雨が酷いので、いったん休憩です
火を熾せる状況にないので、雨にあたりすぎると体温の低下を招くため注意します
食糧調達【野食】
あ~ぁ、妻とのケンカなんてすっかり忘れていました
雨が少し上がったので、行動再開です
このキャップももうボロボロだなぁ
さすがに買い換えなきゃなぁ…
さて、それはさておき火を熾すことは到底無理なので、生食出来る食材を調達しに行きましょう☆
気温は6月下旬であるにも関わらず11℃(例年並)
この寒さを凌ぐためには体力が必要です
栄養補給が不可欠
ありました!
【ヤマブドウ】!!
ヤマブドウの実は秋になりますが、初夏にはツルと葉も食べることが出来、特にツルは生食オッケーで、実よりもブドウの味が強いんです
若葉とツルをいただきました☆
エキノコックス症の危険が伴う北海道で、唯一、安心して生食できる食材ではないでしょうか
沢に降りて【モクズガニ】を採りましたが…
んーっ!
火は熾せないし…
でも腹減って仕方ないんです…
食べちゃお☆
危険ですので、絶対マネしないでください
【マタタビ】ですね
雨粒のせいでピントが合っていませんが、マタタビの実は小さすぎて食べることが出来なさそうです
まったく腹は満たされていませんが、もうすぐ日が落ちるのでシェルターに帰ります
森の夜
霧が立ち込め、すっかり日が落ちてしまいました
視界が利かなくなると、他の感覚がより研ぎ澄まされ、色々な動物の息づく音が間近に聞こえてきます
よく『恐くないの?』と聞かれますが、メッチャ怖いですよ!?
葉擦れの音
風の音
遠くから聞こえてくるなにかの鳴き声
すべてを皮膚で感じるような感覚といえばいいのでしょうか
特に今回のように火を熾せない状況というのは恐怖しかありません
獣に『エサ』や『敵』と判断され、戦闘態勢になってからでは獣に対して火があってもなんの抑止力にもならないんですが、そうでなければ平時は火を熾し、獣の警戒心を高めることでシェルターに近づかなくすることはある程度できます
それができない現状は、本能的に恐怖を覚え…
ぐーっ
zzz
…
おはようございます☆
いやぁ、よく寝ました
体中マダニだらけ
まぁ、原生林でのサバイバル環境では当然のリスクです
でもワンパクって、小学生のときに一度だけ噛まれたことがあるだけなんです
これだけ野遊びしてるのに噛まれないってなぜでしょう?
ワンパクの体臭が相当キツいんスかねぇ?
ナチュラルシェルター 冬の森前編【野営】 - East End Wilder
ナチュラルシェルター 冬の森中編【野営】 - East End Wilder
ナチュラルシェルター 冬の森後編【野営】 - East End Wilder
さて、妻とのケンカの原因がなんだったか忘れたので帰るとしますか☆
クマザサ【野草】
いつの頃からか、ボクが山菜採りの仲間からこう呼ばれたことから始まりました…
『山の神』
まるで箱根駅伝5区の走者みたいじゃないかYO!
最近では山菜採りの初心者や自然探索が好きな人が、ボクを案内人として誘ってくるようになり、その『山の神』という名がどんどん定着しました
あのね、もっとスゴイ奴なんてきっといくらでもいるし、『山の神』ってもうそれ人間じゃないし、ボクはただの事務職です
それなのに『こんなクレイジーな奴がいるよ』などの噂から医者、会社の上級管理職などなどボクとは不釣り合いの方達と一緒に森に同行することも増えてきた
誰だそんな噂流してる奴はっ!!
しかも山菜の案内だけでなく、釣り、昆虫採集、遺跡、鉱物などなど、依頼は雑食甚だしく多岐にわたっています
ボクはネイチャーガイドではないんですよー
どうも、情報流出が甚だしいサバイバル愛好家の『山の神』ワンパクですぅ
いつまで経っても頭の良い人とエライ人は苦手です
それじゃあ、早速いってみよー☆
隈笹と熊笹
『クマザサ茶』という言葉を聞いたことがありますか?
これは『隈笹』を煎じて飲むお茶のことで、この植物自体は一般的には食用にされません
葉の縁が隈取りをしたように白い部分があるのでこの名が付いています
一方、『熊笹』は正式名称を【チシマザサ(千島笹)】といいます
よく熊がいる場所に生えている(そんな事実はない)ことから、この別名が付いたらしいです
よくおでんや煮物に入っている『ネマガリタケ(根曲がり筍)』という小さなタケノコはこのチシマザサなんです
つまりアレは細いタケノコじゃなく、太い笹!
クマザサを食べてみた
【クマザサ】イネ科
成長し冬になると葉の縁が枯れて白色になります
葉には抗菌、防腐、解毒などの作用があり、だんごやちまき、寿司などを包むのに用いられてきました
お茶には、縁が白くなる前の若い葉を利用します
葉を乾燥させて熱湯を注ぐだけ
お茶にすると口臭、高血圧の予防に効果があるそうです
ちなみにワンパクの口臭は消えませんでした…(どんだけ臭ぇのよ!)
しかし前述したように、葉の利用はあってもチシマザサと違い、クマザサは一般的には食用とされていません
なぜでしょう?
調べてはみたんですが、クマザサのタケノコ(?)を食べることができるのか情報がありません
誰も試してないの??
てことで、これは…
ワンパクが食べてみるしかないっしょ!!
『山の神』はチャレンジ精神旺盛です
み~つけた☆
あったYO!!クマザサのタケノコが!
ちっちぇ~
お茶にするくらいだし、毒はないっしょ!
ペキペキ折って採っCHAO☆
初実食なので【野食】ではなく、家に持ち帰り調理します
皮を剥くと…それなりにタケノコっぽい!
先端はかなり硬いので、皮を剥く際に一緒に捨ててしまいます
とりあえずアクを抜くために下茹でしてみます
情報もなく正解かどうかなんて分からないですが、こういうのはなんか楽しいです
ガスコンロが汚いですが、気にしないでください
あえて生活感を出すための演出です(笑)
親近感♪親近感♪
この時点で試食するべきなんでしょうが、楽しみは後にとっておきましょう
味がマズければ、記事的にはオイシイので…(『山の神』は激マズであることを期待しています)
さて、天ぷらにしてみました
一緒に採った【タラの芽】【コゴミ】【ハンゴンソウ】も揚げちゃいました
ワクワク…
DIG IN☆
うんめぇ~~~!!
まじか!?
これはアリですよ!
アクによるエグ味もないですし、香りも良いですね
やっぱ野草の可能性は無限大ですね☆
トーチカ【廃墟探訪】
いつものように海岸線を【ビーチコーミング】
漂流物には色々あって、漁網、浮き、流木、貝殻、海外のゴミ、海獣の死骸なんかも流れ着きます
加工用にクジラのヒゲ欲しいんだよな~
な~んかワクワクするもの落ちてないかなぁ…
これ以上、我が家の玄関に蓄積しているアウトドア戦利品(コレクション)を増やしちゃうとまた妻に怒られるかなぁ…
あー!
見つけちゃいました☆
こんなところにステキな遊び場!
どうも、サバイバル愛好家のワンパクですぅ
早速ビーチコーミングやめて楽しそうな方に行っちゃうよー!
それじゃあ、早速いってみよー☆
アウトドア収集品【野外採集】 - East End Wilder
トーチカ
みなさんは【トーチカ】(ロシア語)をご存知でしょうか?
トーチカとは兵士が立てこもり、中から機関銃や小口径の砲を発射して、敵の上陸を阻止する目的で設置されたコンクリートなどで出来た建築物です
太平洋戦争中に、連合国側の上陸を防ぐために設置されたものがワンパクの住む地域の沿岸にいまも点在しています
太平洋戦争中に連合国側の主戦力が『海』から『空』へ移行したため、実際には防衛力として機能しなかったであろう産物であるため(ワンパクが知らないだけかもしれませんが)、なんだか物悲しさが漂う遺構です
戦争中に建設されたものなので、『ちょっと怖い』『オバケが…』という人もいるかもしれませんね
でも、アウトドア的に考えると最高のシェルターだと思いませんか?
…
賛同なしってことでオッケーです☆
トーチカ内部
まず周りから見CHAO☆
分厚いコンクリートでできていますね
海側に向かって射撃部が開いています
反対側は長年の潮風でコンクリートが劣化していますが、完全に塞がれています
ちょっと中を覗いちゃうYO!
もしオバケがいたら笑ってごまかせばなんとかなるっしょ!
むしろ誰かが住んでたら、その方が怖いわ!
入り口狭っ!
おじゃましまーすっ☆
ワンパクここに推参!!
wao!
コンクリートが劣化して溶けています
こういう鍾乳石的なものを見るとエロスを感じるのはワンパクだけでしょうか?
おーっ!
中は意外に明るいです
コンクリートの隙間から日差しが入るためですね
室内の高さは2㍍ほどで、コンクリートの厚さがあるせいで構造物の大きさに比べて狭~い
6畳くらいかなぁ
ヒンヤリしてますが風がこないので野営にはピッタリです☆
もう一つのトーチカにも入ってみますか
オラ、わくわくすっぞー!!
こっちは少し小さいサイズです
こちらも海に向かって射撃部が開いています
反対側には小さい謎の穴
ちょいとじゃまするぜぇ☆
意外にも入り口からダンジョンのように入り組んだ造りになってました
おーっ!
当時の木製のベッドなどがあって少し生活感がありますね
四畳半くらいかな
天井には採光か排煙目的で造られたであろう穴があります
スポットライト的に照らされた地面にはこの穴から落ちてきた残骸などが落ちています
あ~、ここで野営したい!!
そもそも野営か?
ここで焚き火したら怒られるんだろうなぁ…
だいたいこういうところは、自治体の教育委員会とかが管理している場合が多いですもんねぇ
『もしもしワンパクですけど、トーチカで野営してもいいですか☆』って許可依頼の電話したら一蹴されるだろうなぁ(笑)
仕方ない!
ハマボウフウでも採って帰るかぁ☆
コゴミ(クサソテツ)【野食】
頭の良い人は決まってこう言います
『ジャンケンは頭脳の勝負だよ』
ボクはいまだにその言葉の意味がわかりません
えっ?『運』なんじゃないの?
勝率は3割なんじゃないの?
どうも!いままでの人生でジャンケン勝率が9:1で負け越しているワンパクですぅ
『ジャンケンは頭脳の勝負だよ』ってことは…
あれ?
悪口を言われてるのかしら…
ワンパクにはジャンケンをするにあたって色々なスタイルがあります
テンポと戦闘力を兼ね備えた『カンフー』スタイル
宇宙と一つになり【理】を相手に知らしめる『無我』スタイル
戦闘力ゼロの善人を装い相手の良心につけこむ『老人』スタイルなどなど
しかしどれも効果はイマイチ
ていうか効果がない
しかし運気を変えようと、今日も必死にスタイルを変え『散歩のあとにイヌの体を拭く当番ジャンケン』という妻との壮絶な闘いに身を投じています
ちなみに『チョキ』を
で出す人は、ジャンケンが強い!
それじゃあ、早速いってみよー☆
クサソテツ
【クサソテツ】(通称:コゴミ)
人気の山菜だけど生えている数も多く、広く分布するので他の山菜に比べて競合することがない山菜です
見てのとおりシダ植物なので、他のシダと見分けがつかないという方もいるかと思います
特徴としては、茎の断面が三日月型をしています
手でペキッ☆と折って採取することができますよ
アクが少なく調理も簡単で、下処理は少しだけ湯がくだけ
湯がくと色が鮮やかになりますね
あとは天ぷら、煮物、パスタなどなんでもオッケーです
アクが強いシダ植物にあって、コゴミ(屈み)はアクが弱いので『その場で採取したものをその場で食べる』という【野食】としては唯一適した食材だと思います
よく聞くシダ植物山菜を比較してみると、
コゴミ(弱):茹でるだけでアクが抜ける
ワラビ(強):重曹や灰汁を使って一晩アクを抜く
ゼンマイ(強烈):茹でてから天日に数日間干して揉み込み、完全に乾いたら水で戻しアクを抜く
やはり、ゼンマイは【野食】には不向きですねぇ
ヤマドリゼンマイ
【ヤマドリゼンマイ】は東北地方では食べる風習があったそうですが、最近はその風習がなくなってきているそうです
【ゼンマイ】よりも茶色い綿毛に包まれていますよ
ゼンマイは野焼きをした後などに出てくることが多いですが、このヤマドリゼンマイは湿った場所を好むため、湿地や沢などの近くに生えていることが多いです
下処理としては、普通のゼンマイと同じようにまずこの綿毛を取ります
この綿毛は水に濡らしながら処理すると取りやすいですよ
ちなみにこの綿毛は火口に使えそうですが、少し粘り気があるため意外にも使えません
あとは茹でてアクを抜いて、天日で干して揉み込んでまた干すを数日間繰り返し、完全に乾いたら水で戻してアクを抜くという大変面倒な行程なので、食べる風習が失われるのも少しわかります
そして手間がかかるわりに、そんなに美味しくはない(ワンパクの好みの問題ですが)んです
昔は冬に食べ物がないために、保存食として干したゼンマイなどの山菜を利用していたのでしょう
現代の日本は冬でも一年中美味しいものに溢れています
でも少しだけ、山菜や野草など【野食】を通して食べ物のありがたみを感じてみるのはいかがでしょうか?
タープシェルター 草地編【野営】
チ○毛って毛根に気合いが足りないと思いませんか?
すぐ抜け落ちるせいで、床はもちろんソファや絨毯、布団にもいつも落ちていて、麻雀マットには必ずといってもいいくらいひっついてますよね
ひどいときには職場のデスクの上や書類にまで挟まってたりします
みなさんも『なぜこんなところに!?』を経験したことがあるはず
どうも、靴の中敷きを換えようとしたら、つま先の方から大量に溜まったチ○毛が出てきてちょっとしたホラーのようになったサバイバル愛好家のワンパクですぅ
尖った靴の先はチ○毛貯蔵庫
今回は災害時のような緊急時にも重宝するタープシェルターをご紹介しますよ
それじゃあ、早速いってみよー☆
ビヴィーテント型タープシェルター
いま勝手にワンパクが付けた型の名前なので、ほかに名称があるかは知りませんが、【bivvy(ビバーク)tent(テント)】ってことで一時避難的な使い方もできるよって形です
この張り方の最大の特徴は、一枚のタープからテント、グランドシート、寝袋の3つの機能を臨時的に持たせている点です
さぁ、張っていきますか☆
今回も【DDハンモック社 DDタープ 3x3 マルチカム 迷彩】を使っていきます
まずタープを広げて…
わぁ…さすがにこれはひどいなぁ…
相変わらず雑なので、違う日に撮影した画像を使って説明していきますね
まずタープを広げたら半分に折ります
四隅のうち、シェルター後部の角2つをペグダウン
入り口にポールを立てるので、適当な木を見つけましょう
近くの崖が崩れたところにちょうどいい木がありました
頂戴いたすっ☆
ポールを立ててから残りの四隅である入り口の角2つをペグダウン
これで1.5㍍×3㍍のシェルターが完成します
あとは、内側に余ったタープ部分に体を巻き付けて寝るだけ!
もちろん、タープの生地は薄いので、寝ていると背中が痛くなってしまいます
寝床の下に乾いた枯れ草や枝葉、コケなどを置いてフカフカにするととても暖かく寝やすいですよ☆
【メリット】
・寝袋がいらない
・設営が簡単
【デメリット】
・設営場所が河原や背丈の低い草地に限られる
・シェルター内部では、寝ることしかできない
・寝て起きたら体がバッキバキ
災害などの緊急時に数日間屋外で過ごさなくてはならない状況ではかなり重宝するシェルター型だと思いますし、ブルーシートやゴミ袋を裂いたものなどでも充分代用できる手軽さも魅力だと思いますYO!
タープテント(ステルス張り)【野営】 - East End Wilder
フキの回廊
急な土砂降りなどの場合、雨で体が濡れ体温を失うことを避けるため、タープなどがない場合は臨時的にフキの下に入ることも有効です
このフキは【アキタブキ】という食用の一般的なフキです
背丈が2㍍を優に超えますので、フキの群生の中に入ると、フキの回廊のような緑色の世界が広がります
もちろんフキの下で一夜を過ごすことは現実的ではないのですが、雨が弱まるまでの間をやり過ごすにはうってつけの場所です
葉に当たる雨の音(フキの下にいるとかなりうるさい)で、雨の強弱が分かり易いですね
でもフキの下はマダニが多いので注意してくださ~い☆
ウチダザリガニ【野食】
野営の際【山菜】や【野草】のような草や実ばっかり食べてても腹の足しにならないので、動物性タンパク質や脂質が異常にほしくてたまらなくなることってありますよねぇ?
ね?
ボクはブログを通じて、周囲の同意や賛同がなくても話を押し通す力を得ました(笑)
話を続けま~す☆
日本は海外と違って動物や鳥などの狩猟に対して厳しい制限等があるので、一般の人は、動物を狩ってタンパク質を得ることは限定的にしかできませんし、罠を仕掛けることすら禁止されています
そうするとタンパク質の採取は必然的に『魚を釣って食べる』という選択肢になりますが、川や地域、魚種によって禁漁期間や保護水面という規制がある場合も多いんです
肉はダメ、魚はダメ…
貝類は毒を持っている危険性もあり、種類によっては漁業権の問題があるので当然に避けなくてはなりません
では【野食】においては何を食べればいいのか?
残された動物性タンパク質の選択肢は、爬虫類、両生類、甲殻類、昆虫など
いわゆるゲテモノです☆
どうも、毒がなけりゃなんでも喰える理論の持ち主のサバイバル愛好家ワンパクですぅ
おそらくワンパクの体の中は寄生虫だらけ!
なのにデブ!
謎!
さて今回は野食の基本!ザリガニを食したいと思いま~す!
ザリガニならみんな食べれますよね~?
ね?
それじゃ、早速いってみよー☆
ウチダザリガニ
滋賀県の【タンカイザリガニ】と同種です
生息場所としては、北海道のどこにでも生息していますが、特定外来生物であるため生きたままの移動は厳しく制限されています
ちなみに【アメリカザリガニ】は北海道の条例で指定外来種とされています
ん~、よくわかんないけど腹に入れば一緒ですね!!
『アメリカ』はなんとなく外来種ってわかるけど、『ウチダ』っていうのに外来種とは思いませんよね
北海道大学内田教授のザリガニ標本を使ったことからこの名が付いています
どちらの種も本来は、身近に感じてはいけない生き物なのですが、ザリガニ釣りは子供のときに一度はやったことがあるのでは?
スルメをたこ糸に結んで…
でも今回はそんな面倒なことはせず、ガバッっとイっちゃいます!
折りたたみのこんな安物の網でもあれば便利ですよ
ほら、すぐ捕れた☆
サバイバル環境下であればこのような網もなく、自然のものを使って自作するんですが、今回は野食がメインということで捕獲網を作る記事はまた別の機会に…
特定外来生物
本当であれば、ザリガニは泥抜きをした方がいいのですが、特定外来生物の生きたままの移動は、300万円以上一億円以下の罰金が課せられるので、泥抜きはせずに体の表面をサラッと洗うだけでその場で調理に入ります!
ウチダザリガニは1920年代に食糧難対策のために【摩周湖】に放たれたのが始まりらしいので、もともと美味しく食べることのできる生き物です
決して固有種である【ニホンザリガニ】と間違えて調理しないようにしましょう
簡単な見分け方ですが、爪の根元が白いのがウチダザリガニです
ニホンザリガニにはこの白斑はなく、もっと体も小柄なので注意してくださいね!
茹でザリガニ
なぜこの時期にザリガニなのかというと…
分かりにくいですが、画像は脱皮個体です
フニャフニャ
そう!いま道東はウチダザリガニの脱皮シーズンなんです!
この時期のウチダザリガニは殻が柔らかいので、殻まで全部食べることができますし、泥臭さも少ないんです
つまり、旬!!
色鮮やかに茹で上がりました
この鮮やかさが脱皮個体の特徴ですね
丸ごといっちゃいます
口の中にヒゲが刺さり、出しちゃいました
この個体はエラもキレイなので全部食べちゃいます
野食の基本ですが、必ず火を通して食べてくださいね
特に甲殻類の生食は結構危険なので注意です!
【ソフトシェルクラブ】みたいでとても美味しいですし、大きさもそこそこあるので、かなり満足できる食材ですね☆
採取も簡単なので、野営においてのタンパク質摂取手段としても優秀だといえます
カエルやヘビに比べると比較的、口に入れるハードルは低いと思いますので、みなさん試してみてはいかがですか?
ちなみにウチダザリガニでブイヤベースを作ったらメチャメチャ旨いですよ~☆
明郷伊藤☆牧場 築拓キャンプ場(後編)【ファミリーキャンプ】
明郷伊藤☆牧場 築拓キャンプ場(前編)【ファミリーキャンプ】 - East End Wilder
突然の『キャンプ場のヌシ』と嘯く男の登場に身を硬直させるワンパク一家!
果たして、このあとどうなるのか?
ずっとお外で遊んでばかりいるので、ネタはたくさん溢れてるのに記事の更新が遅れまくっていてタイムラグが発生していますが、何卒ご容赦ください!
それじゃあ、早速いってみよー☆
コロポックル
ヌシはどこからともなく現れ、でかいキノコを手に持って立っている
このおっさんは妖精の類だろうか
北海道には【コロポックル(フキの葉の下の人)】と呼ばれるアイヌ伝承の妖精がいるとされる
彼はきっとそうに違いない
『どこから来たんだい?』
おまえがな!!という言葉を呑み込んだ
ワンパクの車はこの辺りの釧路ナンバーではないため『わざわざ遠いところから…』という思いで聞いてきたのだろうが、すぐそこの地元から来たとわかると、急に態度を変え、妖精に対し警戒するうちの犬に『うるさいね』と一言ディスってきた
おまえのせいだよ!
そして天然のばかデカいシイタケを置いて妖精は去っていった
一体なんなんだこの妖精は…
『ヌシ』は、このキャンプ場の経営者という意味の『主』ではなく、明らかに部外者だとワンパク一家は確信していた
案の定、妖精は車に乗ってキャンプ場の外に出て行った
大丈夫かな?このキノコ…
燃やすと夢になるヤバイやつじゃないよね?
至高のハイボール
そうこうしているうちに日も落ち、肉を焼きながらの晩酌タイム
ワンパクがプロバーテンダーだった頃、ハイボールを作るときにはウイスキーの種類によって形状、素材、薄さなどにこだわって当然に酒器を変えてお客様に提供していた
電球職人が作る極薄のグラス、クリスタル、銅のマグカップ、テイスティンググラスなどなど
もちろん氷の組み方もそれぞれ違うし、ステアの加減で香りの広げ方を変えていた
ウイスキーに氷を入れて冷やす通常の作り方ではなく、氷よりも温度を低く冷やしたウイスキーに氷を入れることで温度を上げて、香りを逆に広げる方法もある
炭酸水も香りが弾けすぎないよう、泡がなめらかなものを使うなど、ハイボールはシンプルなものだけにこだわり抜いたつもりだった
しかし、昔ドンキホーテで買ったこの災害用キットのマグカップで飲む角サンハイボールこんなに旨いなんて!
もちろん角サンは、冷やしても薫りの伸びがよく、ハイボール用に作られたウイスキーだと言っても過言ではないくらいなのでハイボールにすると旨いに決まってる
だが、クッカーとセットで1,000円もしないこの災害用マグカップで飲むハイボールがこんなに旨いとは衝撃だ
キャンプというシチュエーションがそうさせているのではなく、指で混ぜて適当に作ったこのハイボールは確実に旨かった
人生最高のハイボールここに降臨
さっき妖精がくれたキノコを食べたからおかしくなったかな?
夜のクラフト
先ほどまでの30℃超えの暑さは一瞬で終わり、ただいまの気温はPM8時で6℃
いつもどおりの気温
寒さ対策などの準備をしていなかったので(暑くなって浮かれてた)、妻と娘は車に避難することに
電源付きサイトだけど、ホットカーペットのようなコンセントを使うような道具なんてそもそも持っていない(じゃあなぜこのサイトを借りたのかは謎)
いつもの環境と違う警戒心から愛犬たちが吠え止まないので、やはり車に避難させた
『家が近いんだしもう帰れよ!』と思う人もいるかもしれませんが、もう後には引けません
せっかくのファミリーキャンプなのにワンパク一人で夜を過ごすことになるなんて…
普段のサバイバルでは決して夜に刃物は使わないのですが、そんな寂しさから、この日はなんだかクラフトをしたくてスプーンを作ります
手斧で生木を削り
サイトに敷いている軽石で木をこすり、なめらかに仕上げます
生木から作ったので、乾きやすいように、熱湯に入れて木の内部の水分の温度を上げます
乾いたら完成です
焼きバナナ
【焼きバナナ】が『バズレシピ』ってことで作ってみちゃったYO☆
バナナがなかったのでモンキーバナナでやってみますよぉ~
アルミホイルで包んで焼くだけ
んんー、この画
これ…
ホントにバズるの?
焼けたようです…
うわぁ…
ねぇ
いまボク、バズってますかぁ!?
なんの味もしないドロドロの物質ですが…
カップヌードルチャーハン
結局、妻と娘と愛犬たちは車中泊をし、ワンパクはタープシェルターで寝たので、テントには誰も寝ていないという謎の状態で朝を迎えました
さぁ、気を取り直して!昨晩の焼きバナナはたぶん失敗だったけど、今朝は『バズレシピ』の定番【カップヌードルチャーハン】!!
頼むぜぇ!!
いまのところこの記事の見どころはゼロだ!
【カップヌードルSIO】の中身をジップロックに出して、粉々にして、また容器に戻して全部が浸るくらい水を入れます
次にフライパンを用意し…て…
フライパンがなーい!!
鍋で作りましょう☆
タマゴを入れて…
【サトウのご飯】的なやつを入れて…
炒めたら全部ナベにくっついて…
カップヌードルを投入したら、もう取り返しの付かないことになって…
こぼしまくって…
『バズレシピ』完成ですぅ…
ねぇ
いまボク、バズってますかぁ!?
…
昨日の夜に作っていた自信作のスプーンですが、実はこのチャーハン用に作っていました☆
しかし、たったいま、娘に見事に真っ二つにされちゃったYO!!
まぁ、どうせ焦げ付いていて食べれないんだけどさ☆
反省会
失敗しかない今回のファミリーキャンプ
まだ年端のいかない子供と、シツケのなっていない犬たちと一緒にキャンプをする大変さを知れたことだけが今回の収穫でした
普段の何倍も疲れが残っている状態で、後片付けをしていると、このキャンプ場のスタッフとみえる若い男がワンパク一家に話しかけてきた
『昨日はよく眠れましたかぁ?あ、私、ここのキャンプ場のヌシですぅ』
こぼれ話【犬の係留】
キャンプ場にもよりますが、愛犬と一緒にキャンプを楽しむうえで最低限のルールとして、リードの着用がありますよね?
画像のように、深く刺さるサイトの場合は、こんな道具があれば便利です
これにリードを繋ぐだけ
地面が硬かったり、石ばかりで挿すことができないようなサイトの場合は、ワンパクお手製のこの鎖を使っています
木などに巻き付けるようにして、リードをつなげます
市販のもので同じようなものもありますが、けっこう高いです
お手製だと一つ数百円で作れるのでオススメですよぉ