キタキツネ【狩猟】
晩秋の候、貴殿におかれましては御健勝のことと存じお慶び申し上げます
また、当ブログの運営にあたり、日頃より皆様のご理解とご協力を賜りまして深く御礼申し上げます
ポチッとしてしてくださる方、コメントしてくださる方、スターを付けてくださる方、記事を読んでくださる方、改めましてこの場を借りて御礼申し上げます
普段まったく順位を気にせずにいましたが、たまたま見たときに当ブログが結構いいところにいましたので大変ビックリしております
これも皆々様のおかげでございます
どうも、マジメでお堅い感じで前フリをしてみたサバイバル愛好家のワンパクですぅ
でも下半身出しながら記事書いちゃってるからね!
最近家ではパンツ履くのもめんどくさいのよ
妻に『そのままソファに座るな』と怒られますが、そんなウンコカスの一つや二つ小せぇ事気にすんなって感じです
てなことで、今回はウンコにまつわる小さな生き物のお話もしていきましょう(あ、うまくまとまった)
それじゃあ、早速いってみよー☆
キタキツネ(アイヌ語:チロンヌプ、シュマリ)
【キタキツネ】ネコ目イヌ科キツネ属アカギツネの亜種
日本では北海道に生息するキツネで、本州などに生息する【ホンドギツネ】よりも若干大きく、足首までの毛が黒いのが特徴
オスも子育てをするという生態が特徴的で、エサはネズミ、鳥、昆虫、木の実などなんでもイケちゃう雑食性
夏場は車のヘッドライトに集まって衝突した蛾などの昆虫を食べたり、ロードキルされたエゾシカの肉を突いたりするため道路に現れることが多く、キタキツネ自らもロードキルの犠牲になるケースが多い
奈良時代に中国からネコが輸入されるまで、キツネは田畑や食料庫をネズミなどから守る益獣として重宝され、金色の長い尻尾は、豊かに実った稲穂に見えることから『五穀豊穣の神』として『稲荷神(いなりのかみ)』と呼ばれ神格化されてきました
アイヌ文化からのキツネは、『チロンヌプ』と呼ばれ『チ』(我々が)『ロンヌ』(たくさん殺す)『プ』(もの)と解され、肉を食用、毛皮は交易に使ったり、衣服の材料にしていたと思われます
キツネは秋から冬にかけて捕獲し、捕獲したキツネの頭骨は【キケ(削り掛け)】で飾り付けて保管しておいて、春にまとめて【ヌサ(祭壇)】に頭骨を納めたそうです
ハンター歩き
動物の痕跡を追う【狩猟】 - East End Wilder
キツネは【ハンター歩き】と呼ばれる独特の歩行方法で、静かに獲物に近づき捕獲します
雪上のトラッキングが分かり易いのですが、足跡が一直線になり、前脚を置いたところに後ろ脚を運ぶため足跡の数が少なくなります
実はワンパクが飼っている元野犬は、いまでもこのハンター歩きをします
一時的に人間から離れている野良犬や飼い犬ではこのような歩き方をしないので、イヌには元々DNAにハンター歩きが組み込まれていて、野生化すると発現するのかもしれません
ちなみに、ワンパク家には野犬が三頭いますが、イヌが進化の過程で失った【狼爪(ろうそう)】を全員持っています
これも野生化したことが原因でしょうか
【山の不思議話】野犬との出逢い - East End Wilder
エキノコックス
前述で『肉を食用…』と書いていたので、ビックリした人も多いかもしれません
『キツネ食べるの?!』って感じですかね?
ホンドギツネと違いキタキツネの肉はかなり旨いんですが…そうです!
キタキツネは狩猟鳥獣ではありますが、北海道人は幼少の頃から『キタキツネ=エキノコックス』という刷り込み教育がされているので、キタキツネはむしろ忌避される存在として認識してしまうので、どんな旨い肉だとしても食べる気がしませんよねぇ
さらに、キツネの姿はやはりイヌに似ていて、愛犬家にとってキツネを殺すという行為は避けたい気持ちがあるのも事実で、一般的な狩猟の対象としてもやはり人気があるわけではありません
ライフルではなく散弾銃による狩猟となるので、感染リスクを考えると散弾が内臓などに当たらないような精密な射撃スキルが必要となりますし、糞尿が肉や毛皮に付かないように解体する技術も当然に必要となってきます
『ところでエキノコックスってよく聞くけど一体なに?』という方もいると思いますが、寄生虫です
しかもめっちゃ恐ろしいやつ
でもワンパクは寄生虫も大好き!!
寄生虫は独自の進化を遂げていて、【生活環】(寄生虫の一生)の多様性は非常に面白いんですよ~☆
10mにもなる寄生虫もいれば、寄生虫に寄生する『ハイパー・パラサイト(超寄生虫)』という生物もいる面白い世界
今後、機会があれば当ブログの記事にしていこうと思ってます
【エキノコックス】(多包条虫)
分類:条虫類
体長:成虫1~5mm
中間宿主:ネズミ
終宿主:キツネ等のイヌ科
分布:だいたい北半球
通常エキノコックスは自然界では中間宿主のネズミと終宿主のキツネの間で生活環が回っていますが、キツネの糞便に含まれる虫卵が、本来の宿主ではない人間の口に入ることで感染します
山菜や野イチゴやクレソンなどを加熱せずその場で食べたり、キツネの糞に汚染された土を触って手を洗わなかったり…
虫卵は人間の体内で幼虫になり、主に肝臓に寄生して蜂の巣状の囊胞を作ってその中で増殖します
本来の宿主ではない人間の体内では成虫になれず、幼虫のまま増殖していきます
感染しても大人で10年は無症状ですが、幼虫の数が増えて囊胞が大きくなるにつれ、肝臓内の血管や胆管が塞がれて深刻な肝機能障害が進み、末期には重度の肝機能不全となり、囊胞が破れ、幼虫が血流に乗って肺、脳、骨髄などに転移
自覚症状が出たときには体内で幼虫がすでに増殖していて、感染初期に治療しないと感染者の90%以上が死に至ります
しかも効果のある虫下しなどはありません
処置としては外科手術のみなので、自覚症状がないうちからの検査や感染予防が最大の対策となります
ちなみにエキノコックスの幼虫や成虫を口にしても感染はしません
北海道ではキタキツネのエキノコックス感染率は60%以上で、元々アラスカや千島列島に多く分布していたものが、20世紀初頭に毛皮目的で千島列島から運ばれてきたキツネが感染源となり流行したとされています
あ、家畜とイヌの間での生活環がある単包条虫と本種は別種になりますよ~
寄生虫とアウトドア
寄生虫は生涯または一時期、他種動物(宿主)の体表や体内にとりついて宿主から食物や栄養をせしめるため、宿主なしでは生きていけないというかわいいやつ
宿主に致命的な害を与えるようなことは、自らの命を危うくするので、普通、寄生虫は宿主を殺しませんが、その生活環の部外者が寄生虫に感染することで思いも寄らないような害を与えてくることがあります
たとえば、稀代の美食家【北大路魯山人(きたおおじろさんじん)】はコイやフナなどの淡水魚の刺身を好んで食べたらしいけど、それが原因で【肝吸虫】という寄生虫に感染し肝硬変で死んだとされています(生煮えのタニシを食べて感染した説は誤り※第一中間宿主のマメタニシに寄生している肝吸虫はヒトに寄生する能力がまだない)
つまりアウトドアにおいて採取した食糧を、生で食べることは禁忌
本当に寄生虫に命を奪われる可能性があるんですよ
水を含め野外から採取した食糧は、基本的には火を通すなどの加熱処理が必要となります
また家庭においても、ワンパクの住んでいる土地柄、サンマの刺身を食べる機会が多くあるのですが、いくら新鮮だからといってもそのまま食べずに、一度冷凍してから解凍し刺身にするという対処をしていますよ
命までは取られませんがアレルギー症状を引き起こす【アニサキス】は怖いですからね!
70年前には、ほとんどの日本人のお腹の中に寄生虫がいた(共生)そうです
現代の日本人のお腹にはほとんど寄生虫がおらず、寄生虫自体が普段とかけ離れた存在になっているため、余計に恐ろしく感じるかもしれませんが、寄生虫を正しく理解すれば、アウトドアにおいても必要以上に恐がることもないので、上手に付き合っていきたいものです
ナチュラルシェルター 湿原編【野営】
みなさんは深い眠りに落ちる前、夢とうつつの狭間を彷徨っているときにビクンッ!!となって目を覚ましてしまうことはありませんか?
あれってなに?
人間の機能として必要なの?
どうも、そのビクンッ!のせいで足がつって激痛と闘うこととなるサバイバル愛好家のワンパクですぅ
完全なカリウム不足ですね
足がつっても、バナナを一口食べた瞬間、思い込みで治ってしまう単純なかわいいボクです
それじゃぁ、早速いってみよー☆
湿原の短期野営
プールサイドで唇を青くして震えながらクラスメイトの泳ぎを見学している子供のようですが、違います
いつものようにウンコを漏らさないために、トイレを作って排便しているかのようですが、これも違います
湿原のヨシ原をかき分けながら延々と進むのは、かなり体力を消耗するんです
【谷地眼(やちまなこ)】に注意を払ったり、獣に注意をしたり、進む方向を確認したり…
こんな視界の中、まったく先の見えないゴールを目指すなんて正気の沙汰ではないですね
そんなとき、ほんの少しの休憩が、先の長い湿原横断の支えになるんです
そして、休憩や野営の際には外界から隔離する屋根や壁があるだけで、その休憩の質は格段に高いものになってきます
そこで、手軽に雨風を防ぐことができる簡易的なシェルターをご紹介…というかワンパクはこんな風にしてますよ~ってご紹介
ナチュラルシェルター 森林編【野営】 - East End Wilder
ナチュラルシェルター 冬の森中編【野営】 - East End Wilder
休憩用ナチュラルシェルター
湿原などではシェルターを作るための材料の入手は困難です
もちろん焚き火の材料も
また、基本的に地面はグチュグチュのビチャビチャ濡れ濡れなので、テントなどの使用もできません
ハンモック 湿原編【野営】 - East End Wilder
あるものといえばイネ科ヨシ属多年草【ヨシ】のみ
これを使っていきましょう☆
ちなみに元々この植物は『アシ(葦)』と呼ばれてた(いまでも使う)ようですが、『悪し』と読みが同じで縁起が悪いので『良し』にしたらしい
『するめ』を『あたりめ』、『梨』を『有りの実』というのと一緒ですね
まずはヨシを1本刈って、しごいて柔らかくします
しごくのはみなさん上手ですよね
ごっし…ごっし…
…
下ネタじゃないっスよ
イネ科はガラス質の成分を含むので、茎がとても硬く、縦に高く伸びることができます
このガラス質(珪酸)を【プラント・オパール】といいます
ヨシを燃やした灰からガラス質を取り出すこともできるのであれば、そのガラスから刃物の替わりを作ってみたいと思ったことがあります
ただおそらく不純物が多いものとなり、非常にモロいものになるでしょうし、驚くほどの大量のヨシが必要になるでしょうから、いまこの疲れた体では検証なんてことはしません
さて、話がズレましたが…
あとは周りに生えているヨシを束ねて、しごいたヨシ紐で結ぶだけ
ヨシの背丈が3メートルくらいあればかなり良い物ができるんですが、もう疲れ切っていたのでこの場の2メートルほどのヨシで設営しました
ヨシを束ねるために靴紐などを使ってもいいんですが、この先何があるかわからないので、これはいざというときまでとっておきましょう
画像ではわかりづらいんですが、地面はビチャビチャ
腰を下ろすことができないので、しゃがんだ状態で仮眠します
同行のカメラマンがボクを隠し撮りしていました
このカメラマン、ワンパクのアウトドアライフに同行したいとのことだったので『別にいいけど辛いものになるよ』と念を押したんですが、カメラを忘れるという痛恨の失態を犯し、結局ワンパクのスマホで撮影することとなり、しかも『キツい』『もう帰りたい』『なんの刑罰だよ』と愚痴をこぼし続けるというネガティブなティンカー・ベル状態での謎の同行となりました
まぁ、ワンパクもこのカメラマンのためのハンモック忘れたんだけどね☆
あれ?
ワンパク…死んでんじゃね?
あぁ、生きてた
この後、足をつるワンパク
美味しんぼ第6巻
みなさんはお気付きでしょうか?
延々と湿原を歩いてきたのにもかかわらず、ワンパクの靴が汚れていないことに…
これは…
美味しんぼの名シーンのひとつ、お茶漬けの回にて海原雄山が山岡に対し『作法』とはなにかをアブねぇ目をしながら叱責する場面
これと同じではないか…
山岡がお茶漬けを食べた箸の先は4㎝ほど濡れていたのに対し、登田さんの箸の先は1㎝しか濡れていない
まさに極み
ワンパクも昔はウェダーや長靴をはいて湿原に挑戦していましたが、長距離を歩くには不都合があり、しかしながらブーツなどでは簡単に濡れてしまう
濡れた足で長距離の歩行をすると【点状角質融解症】などの細菌性のトラブルを引き起こしかねないので、濡れず・汚れずに歩く技術が必要だったことから、湿原横断の経験を重ねながら左右の足の歩幅を同じにし、指標がなくても真っ直ぐ歩けるよう練習などもしました
ワンパクもついに登田さんレベルまできたか…(笑)
もちろんいまでもサバイバルの環境に合わせて、スパイク地下足袋やマリンシューズ、マウンテンブーツ、長靴など様々な靴を選択しています
長距離の移動がないようなサバイバルの場合はもちろん裸足で過ごしています
裸足でいると、一歩一歩の足の運びに神経を通わせることができる気がしますし、より一段と自然に近づいた気がします
みなさんもキャンプの際に裸足で過ごしてみたら、きっと素敵なスパイスになるかと思いますよ~
え~、ちなみにこのカメラマンは途中棄権を申し出たものの、一人で逃げ帰る術もなく大自然にそれを阻まれ、結局『湿原横断の刑』をまっとうしましたとさ☆
水の確保【野営】
あぁ…
前回の記事において、人生最大の耳クソが獲れたことをお伝えしましたが…
耳の聞こえが良いなどと言ってましたが…
いまはそのせいで、逆に耳が全然聞こえなくなっちゃったYO!!
耳の中がずっと『ボ~オッ』っていってるYO!
獲れたものは一体なんだったNO!?
こ…
鼓膜??
どうも、耳が全然聞こえないので会社の上司に『えっ?えっ?』『は?』『なんすか?』と何度も聞き返す失礼な態度を取り、何を話しているのかさっぱりわからないので愛想笑いをし続けているサバイバル愛好家のワンパクですぅ
お堅い職場なので、40のオッサンが『100均のぉ、粘着式綿棒でぇ~、耳クソごと鼓膜取っちゃったせいでぇ~、耳が聞こえなくなっちゃってぇ~』なんて絶対言えないぜ!
Please come back my eardrum!!
それじゃあ、早速いってみよー☆
飲み水の確保
飲み水の確保はサバイバルにおいての優先順位は『体温の確保』の次に重要となります
『そんなこと言ってないでさっさと耳鼻科に行け』って感じですが…続けます
『体温の確保』がなされないと、数時間で命を失うこともあり、『水分の摂取』については、体重の20パーセントの水分を失うと死に至るとされています
1パーセントの水分を失っただけで、激しい喉の渇きを覚えますし、2パーセント失うと頭痛などの症状が出てきます
そのときの状況や個人差はあるかと思いますが水分を摂取しないでいられるのは3~4日が限度でしょうか
幸い日本は水が豊富なので、アウトドアにおいての飲み水の確保の手段はたくさんあります
川などから直接採取して煮沸したり、蒸留したり、雨を集めたり、濾過したり、雪を溶かしたり、植物から採取したり…
その確保の方法のひとつに浄水器を使用する方法がありますね
手軽に安全性を担保することができますので、本格的なブッシュクラフトやサバイバルをこれから始めようとする方、災害時の備品として揃えようとする方は、浄水器を選択肢のひとつとして考えてみてはいかがですか?
今回はワンパクが所持している浄水器をひとつ紹介します
ソーヤーミニSP128
浄水器には『ボトルタイプ』や『重力濾過式』などがあり、また、薬品が必要なものや動力が必要なもの、フィルター交換が必要なものがあります
その中でもワンパクは、薬品や動力を使わずフィルター交換も不要でありながら、病原菌を99.99999パーセント除去可能な【ソーヤーミニSP128】を所持しています
被災地や難民キャンプなど、世界70カ国以上で使用されている実績がありますね
ゴルゴ13(デューク東郷)の任務遂行率99.72624パーセントと比べても、ソーヤーミニの病原菌除去率はかなり高いことがわかりますね
本体がこんなにコンパクトなのも魅力のひとつ(13.5×3.5㎝ 55㌘)
付属のパウチに水を入れて本体を装着するだけで、そのまま飲めちゃいます
また、付属のストローを使えば、直接水場から飲むことも可能です
水を汲むことができないような水量の少ない水溜まりなどからも飲み水を手軽に確保できるのは非常に便利ですね
しかもこのパウチの口径と一般的なペットボトルの口径が同じなので、本体をペットボトルに直接接続して使用することも可能です
本体内部の洗浄も付属の注射器を使って水を通すだけという手軽さ
昔持っていたオレンジ色のソーヤーは川に流れて行方不明になりました
いまはブルー以外にもオレンジ色や迷彩柄などもありますが、意外にオレンジ色は川の中では逆に目立ちませんね
道東の水
『北海道だから水がキレイだろう』というイメージがあるかもしれませんね
たしかに道東は人口が少ないため、生活排水などの影響は少ない地域なので、成分的にはキレイかもしれませんが、山地以外で実際にサバイバルをしていると
こんな濁った水の川が多いんです
1年を通して気温が低いので、植物などの分解が非常に遅く、川は濁り、川底が泥状になっている湿原性の川が多いんです(気温の高い地域は分解が早く、すぐに土になるので湿原は形成されません)
見た目的にゴクゴク飲みたくなるような水ではないYO!!
まぁ、色んな意味で栄養価は高そうですが…(笑)
悲しいかな、ワンパクの住む地域はこの沼のような川の水が水道水になってます…
富山県や長野県のように、至るところから名水が絶えず湧き出るような地域に住んでいる人たちからしてみれば信じられないかもしれませんね
そして、きっとこの濁った水をいくら濾過しても絶対に飲めないと思いますよ~
ん~、『クサい』というか…なんか動物性の『出汁』感があるんですよねぇ(笑)
ちょっと話がズレてしまいましたが、こんな水を浄水器を使わずに煮沸のみで飲むやつなんてワンパクぐらいしかいないと思いますので(使ってないんかい!)、どんな地域でも飲み水の安全のためには、浄水器の使用をオススメしますよ☆(説得力なし)
ちなみに道東の山地には
岩肌がゴツゴツ出るようなこんな渓相の川もあって、水も透き通ってキレイですが『旨い水』かと言われると微妙…
浄水器の選び方
最後に言っておかなくてはいけないのが、万能な浄水器はないということ
浄水器を選ぶ際は、目的に応じた浄化能力を見極める必要があります
防災であれば、都市型サバイバルを前提にしたものでなくてはならないので、重金属や化学物質、放射性物質を除去するものが必要となるし、森林フィールドのアウトドアを前提とするなら病原菌、寄生虫、ウイルスなどを除去するものを選びましょうね
ハンモック 湿原編【野営】
実は皆様に重大なご報告があります
私ごとで大変恐縮なのですが…
感無量です!
言わずにはいられません!
…
じ、
人生で…
最大の耳クソが今とれましたーっ!!
(パチパチパチ☆)
ありがとうございます!!
ありがとうございます!!
でけーぇ!
【ウリハムシ】二匹分くらいの大きさです!!
どうも、獲れた耳クソを見つめながらアイラモルトを飲むサバイバル愛好家のワンパクですぅ!
とても耳の聞こえが良いYO☆
みんなの声が聞こえるNE☆
『ワンパクだまれ!!』って??
okey!
それじゃあ、早速いってみよー☆
湿地と湿原
ご覧の通り、サバンナに見えちゃうくらい何もない風景
これが【湿原】です
低層湿原~中間湿原~高層湿原で構成される日本の湿原の86パーセントが北海道に存在し、その大部分がワンパクの住むこの道東地域にあります
なので、皆さんはあまりこのような環境でサバイバルをすることは中々ないかと思いますが、少ぉしだけ想像してみてください
耐湿地性の小型の樹木がたまぁ~にあるくらいの状況で、泥濘んだ地面を移動することにかかる時間は未知数
視界は3㍍を優に超えるヨシなどに阻まれ、所々、地下水流の落とし穴である【谷地眼(やちまなこ)】があり、行く先を蛇行する川が完全に遮断する
ときには泳いで川を渡る
加えて、湿原では地面に直接寝ることは出来ないので、小型の樹木の樹上にシェルターを造ったりする必要があるけど、それ自体を設営するための材料が手に入らないし、またその細く貧弱な幹では人間の体重を支えることもままならない
そもそも焚き火をするための乾いた薪などが手に入る機会はまずなく、さらに吸血性の昆虫が大群で常に襲ってくる状況です
どうです?
ワクワクするでしょ?
ゾクゾクするでしょ~?
変態でしょ~?
ちなみに【湿原】ではなく【湿地】だったら
素材がたくさん手に入る可能性があるので、樹上にシェルターを作ることもできますね
【ミズバショウ】にはサポニンという毒があるので、食べることはできませんが、夏場には1㍍を超える大きさにまで成長するのでシェルターの屋根や壁を作る素材として有効です
湿地に生える木々には
【ヌメリスギタケモドキ】のような食用のキノコもあったり、カエルやヘビ、カニ、ザリガニ、エビ、魚などが豊富なので、シェルターなどの拠点からでもすぐ近くで手に入ります
『湿地と湿原の違いとはなんだ?』と云われれば、【湿地】(wetland)は大きな概念での言葉で、排水不良の土地をいいます
そして【湿原】(bog、moor)とは湿地の中でも過湿・貧栄養の地に発達する自然草原であるといえます
この違いについては、国土地理院でも概念が明確化されていない(不明瞭)ので、あくまでもこのブログ内での分類とします
湿原サバイバル必需品 ハンモック
ワンパクがいくら現地調達主義のサバイバル愛好家でも、遊ぶ相手が【湿原】ならば装備が必要です
その中でも一番重要なのが【ハンモック】
しかも、できれば蚊帳付きがいいね☆
湿原では地面で就寝することはまず不可能で、しかも、ここぞとばかりに蚊の大群が襲いかかって来るからです
湿原にはオアシスのように木々が密集しているところがあるので、適地があればすかさずハンモックを設置しましょう!
無理して歩を進めたことにより最悪の場合は、生えているヨシをそのまま束ねたシェルターで過ごしたりすることがありますが、その際は尻や足が水に浸かった状態で一晩中蚊の猛攻と戦う羽目になります
ワンパクは何度も経験ありますが、これは絶対に寝られません!
ハッキリ言ってもう二度と経験したくない地獄です
立ったまま寝て、膝から崩れ落ちて全身ズブ濡れになったり、細い木に登って休もうとしたら、折れて落ちて結局全身ズブ濡れになったりしたこともあったなぁ…
手のひらと比べてもそう太くない木の幹だということがわかりますが、湿原においてはこれでも太い方なんです
木が腐って内部が空洞化していないかもチェック
ぶらぁ~ん♪
快適快適ぃ~☆
座ることや体を横にできることのありがたさがわかります
この【Lenzai ハンモック(最新版) 】は安物だけど結構気に入ってます
蚊帳とハンモックと収納袋が一体化していて、ハンモックが開くと蚊帳も自動で展開しますし、設置がめちゃくちゃ簡単
小さくまとまるので軽いし携行性抜群ですね
装備
装備とはいっても必要最小限に抑えるのが面白いとワンパクは思っているので、【湿原】が相手でもワンショルダーバッグに充分納まります
てかいつものように忘れ物
ナイフ、タープ、LEDランタン、帽子、虫除けクリーム、クマ鈴などなど忘れたDEATH!
まぁ、別にいいけどね♪
じゃあ、逆にワンパクは一体なに持ってきたの?(笑)
いままでこれを使ったことはありませんが、一応マッチは持ってきています
カラビナは2つ持って(バッグに入って)きました
ちなみにカラビナは必ず『登山用』を持ち歩くようにしましょうね
表示のとおりこれは2.5㌧まで耐えられます
これはザイルを使った沢登りをするときや懸垂降下する場合にも使いますが、なにより、救助されるようなことがあった場合には、救助側が被災者の身に付けているものを代用することもあるのでオモチャのカラビナやキーホルダー的なカラビナはアウトドアに持ち込まないようにしましょう
あと、なるべく顔面を覆うものも必要ですね
いうまでもなく蚊対策です
覆ってない左目の上は早速刺されちゃってるYO☆
これまで幾度となく湿原を訪れましたが、何もない世界では人間の無力さを本当に痛感します
でも、こんな過酷な湿原横断が成功しても登山のような達成感はなにひとつないんです(笑)
それでも今年は釧路湿原、別寒辺牛湿原、霧多布湿原、ヤウシュベツ湿原、風蓮川流域など7つの湿原を制覇しました
湿原サバイバルについては、そのうち記事にしようかと思いますが、相変わらず共感度ゼロの内容になるでしょう☆
いまソロキャンプが流行っているみたいですが、周囲数㎞に人や人工物がない極限の『ソロ』を皆さんも楽しんでみてはいかがですかぁ?
テンカラ釣り【釣り】
友人などから『芸能人なら誰が好き?』という質問にボクは『いない』と小さな頃からそう答えていました
大人になってからも『子供の頃、芸能人で誰が好きだった?』と聞かれることがありますが、同じく『いなかった』と答えています
だって…
だって、
言えないんだもの…
い…
【井森美幸】がタイプだったなんて!!
どうも、子供ながらにこの人の名前を出してはいけないのだと判断していたサバイバル愛好家のワンパクですぅ
いや、別に井森美幸が悪いわけではないんですがね…
なんか、こう…
…
それじゃあ、早速いってみよー☆
テンカラ釣りとは
皆さんは【テンカラ】って聞いたことはありますか?
釣りをする人でもあまり聞いたことがないかもしれないですね
釣りは『ルアーフィッシング』『フライフィッシング』『エサ釣り』など色々な釣り方がありますよね
その中で、日本古来からの漁法で【テンカラ釣り】というものがあるんです
なぜ『テンカラ』っていうのかワンパクは知りませんが、フライフィッシングと同じように毛針を使った釣り方なので、いうなれば『ジャパニーズフライフィッシング』
いまその手軽さから、海外でも注目されている釣法なんですよ☆
初心者でも簡単に扱えるので、生きたエサを付けるのが苦手だったり、いまから道具を揃えるのはちょっと…という人にはうってつけかもしれませんね
テンカラ釣りに必要なものは簡単にいうと、竿、糸、毛針だけです
オモリやエサ、浮き、リールなどは一切要りません
虫に似せた毛針を、水面にチョンチョンしたり、流れに任せて水面を流したりするだけです
『ホントにそれで釣れるの?』という方もいらっしゃるかと思いますが、ま、説明するよりも実際にやってみましょう☆
テンカラ竿
まず、竿の長さが…
あ、こっちの竿じゃなく
こっちの竿に糸を付けます
【jointer スプラウト】※2020限定カラー
この竿はテンカラ釣りの竿としては少し短いんですが、仕舞寸法が33㎝という携行性に惹かれ、つい買っちゃいました
竿の長さが2.7㍍で、継数11本、重さ70グラム
テンカラ釣りの竿の特徴として、非常に軽いことが挙げられます
毛針を水面に何度もチョンチョンして虫の行動に似せるため、竿が重いと疲れちゃうからです
ただし注意点があります
この竿は軽くするために、カーボン含有量が高くなっていることが多いので、悪天候のときは落雷の恐れがあります
天候が悪化しそうなときは必ず納竿しましょう
また、渓流竿と形状が似ていますが、竿の柔らかさが全然違いますのでテンカラ釣りをする場合はテンカラ竿を使ってください
渓流竿だと重くて固いので毛針が飛びませんよ
テンカラの釣り糸
糸は『道糸』と『ハリス』の二種類使います
まずは太くて重い糸『道糸』を竿と同じ長さにして竿に結び付けます
この『道糸』は、大きく分けて2種類あり、先へ向かって細くなる糸【テーパーライン】もしくは均一な太さの糸の【レベルライン】が使用されます
この糸の重さと竿のしなりで毛針を遠くに飛ばす感覚で釣ります
初心者にはレベルラインをオススメしますよ☆
このレベルラインは視認性を高めるために着色されていることが多いですね
また、レベルラインは巻グセがつきやすいので、仕掛け巻きから外したら必ずまっすぐになるようしごいてください
その『道糸』に1㍍ほどの『ハリス』を結びつけます
『ハリス』は毛針を直接結び付ける糸なので、魚にバレないような細い糸となります
ワンパクの竿は2.7㍍なので、釣り糸は【レベルライン2.7㍍+ハリス1㍍=3.7㍍】となります
テンカラ毛針
一概に毛針とはいっても実は色々な種類があるんです
画像はテンカラ釣り用の毛針ですが、ぶっちゃけフライフィッシング用の毛針でも100均の毛針でもなんでもいいです
テンカラ釣りは魚を誘う『ワザ』の巧妙さにより食い付かせる釣りなので、フライフィッシングのように、その場にいる虫に似せた毛針を選択し、魚を食い付かせようとする『マッチ・ザ・ハッチ』は必要ありません
気軽にいきましょう!!
Let's tenkara!
試しに釣ってみましょうかね
この川での釣りは初めてですが、まぁ【イワナ】【アメマス】【オショロコマ】【ヤマメ】【イトウ】のどれかは釣れるでしょう
『竿の振り方』や『身の隠し方』『キャスト』など、このテンカラ釣りにはまだ色々ありますが、そんなことは二の次で、初心者はまず竿を実際に出してみてやってみることが大事です
『魚を誘うワザの巧妙さにより食い付かせる』と前述しましたが、初心者でも意外に簡単に釣れるんですよ~☆
なのでワンパクくらい熟練してくると釣れないわけがない!!
釣れないわけがない…
…
釣れないわけが…
…
あ、
落ちちゃった…
…
…
…
あ゛あっ!!
み…【ミツバ】がありましたよぉ!!
もうこの時期のものは、茎が硬いので上の方だけ摘み取りましょうねぇ!
ねぇ!!
野生のものは市販のものよりも香りが強いんですよぉ!
【ウスヒラタケ】もありましたぁ!
これも食べることができます
傘の縁に軸があるのが特徴ですねぇ!!
ねぇ!!
昨年から勉強を始めたキノコ採りですが、結構知識も深まってきましたよぉ!!
【ヤマブドウ】も摘んで帰りましょうねぇ!!!!
えっと…
えっと…
古の言葉にこんなものがあります
『勝つも負けるも兵家の常』
つまり、言いたいことは
『ワンパクだって釣れないときあるさー』ってことー☆
タイドプール(潮だまり)【探索】
妻と一緒に外に出る
妻は胸いっぱいに秋の透き通った空気を吸った
そして、手を天に突き上げる格好で伸びをしながらボクにこう言った
『あぁ!!空気が気持ちいいね☆…ん?なんか変な匂いしない?』
『あぁ、オレいまゲップしたからね』
…
…
どうも、妻から『妖怪 口肛門』と呼ばれることになったサバイバル愛好家のワンパクですぅ
臭いを通すマスクは、ウイルス感染症対策に効果があるのか甚だ疑問に思う今日この頃
秋の夜長を、ワンパクのくだらないブログを見て過ごしてみてはいかがですか?
ワンパクはみんなの夜のお友達…
それじゃあ、早速いってみよー☆
タイドプール
【タイドプール】とは、干潮時に岩礁の穴などに海水が取り残され溜まった大小の『潮だまり』のこと
ここには色々な生き物が取り残されていて、遊ぶにはもってこいの場所なんです
ワンパクが小さい頃にはよく【毛ガニ】【花咲ガニ】【エゾバフンウニ】【ホッカイシマエビ】など季節を問わず学校帰りに寄り道して、捕っては食べてました
いや~、いまやってることと全然変わらないですねぇ
さて、今回はホームであるオホーツク海を離れ、700㎞先の日本海で遊んで来ましたよぉ☆
ケツ岩発見
ここは日本海
夜明け前の海岸に一人の男が降り立った
男はここよりさらに南へと向かう途中であったが、『あるもの』が気になり車を降りたのだ
これはどう見たって、ケツを突き出した形にしか見えないYO!
しょうがねぇなぁ…
オレが欲しくてたまらないんだろ?
お望みどおりド真ん中にブチ込んでやるぜ!
うひょ~☆
やはりケツの真ん中には穴が空いていたNE!
しかし、オレの知っている『穴』とは違い、横に2つ並んで穴が空いている
ひゅ~☆イカすぜ!!
穴をくぐって裏側に行ってみましょう
穴の高さは2㍍ほどです
お邪魔しマ❌❌ぉ☆
ケツ岩の裏側はいたって普通の岩でした
かなりの大きさなので迫力はありますね
タイドプールの生き物(食材)たち
ちょうど干潮時であったこともあり、タイドプールが広がっていました
大小様々な大きさのタイドプール
何かいないかなぁ~♪
おっ!小魚がたくさんいましたよ
【ムラサキウニ】がいました
北海道でウニといえば【ムラサキウニ】【エゾバフンウニ】が大定番
好みにもよりますが、北海道民は濃厚な味わいのエゾバフンウニが好きな人が多いようです
カロリーが高いので、サバイバル時の食糧として最高の食材ですが、時期を間違えるとまったく可食部がなかったり、漁業権が設定されている場合がほとんどでなので、採取しないのが無難です
【ヒライソガニ】
体色変異が多く、種の同定が難しい
茹でても焼いても良い優良食材
ワンパク的には、良い出汁が出るので汁物にするのがオススメ
カニ類はオウギガ二科などの有毒種もいるので、種を同定する知識が必要となります
【ホンヤドカリ】
一般的にいう『ヤドカリ』
亜種が多いので、種の同定がけっこう難しいです
環境によって毒を持つ可能性があるので、サバイバル環境下でも食べないのが無難
ちなみに、生物学上は【タラバガニ】【花咲ガニ】【アブラガニ】はカニではなくヤドカリです(もちろん食用種)
ぬおっ!
なんかいましたよぉ☆
【アメフラシ】ですねぇ
実は貝殻が退化した貝類なんですよ~☆
背中を触ると硬いしこりのような部分がありますが、これが体内に埋もれた貝殻のなごりです
そして、卵塊は重曹を加えて茹でるとラーメンの麺のように食べることができることで野食的には有名なんです
身の危険を感じると紫色の液体を体外に放出します
画像では分かりにくいですが、結構出しちゃってます
これは他の生き物からすると忌避すべき液体ですが、人間からしてみると抗がん作用があるとも言われています
ワンパクは実際に掬って飲んでみましたが、海水の味しかしませんでした
アメフラシ本体には毒はないのですが、エサとなる海藻が毒を持っていた場合には、体内に毒が蓄積されているので、いくら美味しそうでも食べないのが無難です
【ムラサキイガイ(別名:チレニアイガイ)】
ゾワッときましたか?
びっしり群生していますねぇ
ちなみに日本在来種【キタノムラサキイガイ】は太平洋に分布しています
もちろん食用可☆
【スガイ】
サザエ科の貝類で旨いんですが、フタが硬いので、身を取り出しづらいんです
豪快に貝殻を石で割って食べましょう☆
【クボガイ】
好みの問題かもしれませんが、スガイよりもかなり旨いし、貝殻の内側がすごくキレイです
【ヨメガガサ】
カサガイ類の類似の有毒種は確認されておらず、安心して食べることができるので、海でのサバイバル初心者はこの貝を食糧のメインにした方がいいかもしれません
カサガイ類はピッタリ岩にくっついているので、こんなナイフがあると便利です
ヘラのように使うことができますよ
【フジツボ】などを捕るにも便利ですね
【イトマキヒトデ】
日本沿岸のどこにでもいる普通種
ヒトデはウニの仲間ですが、こいつは食べないのが無難
猛毒ではないんですが、サポニンという毒を持っているので舌がビリビリと痺れちゃいます
【ミズバショウ】と同じ毒ですね
海は生命の宝庫ですねぇ
岩陰に逃げたカニを突っついてみたり
まだちっちゃいウニを集めてみたり
【フナムシ】を捕まえようとして海に落ちたり
ヤドカリの大群を脅かして、全部貝の中に引っ込ませたり
ウニ漁師から不審がられたり
タイドプールはホントに楽しませてくれるアウトドアフィールドでしたぁ☆
船が難破して無人島生活を余儀なくされることがありましたら、この記事を参考にしてみてくださぁい!!
世界遺産知床 相泊温泉【野湯】
突然ですが、みなさんは何日間なら履いたパンツを換えずにいられますか?
2日?
1週間?
どうも、風呂やシャワーを浴びない日数(川での水浴びや体をタオルで拭くこともしない)最長32日間を経験したことがあるサバイバル愛好家のワンパクですぅ
もちろんその間パンツは換えてません!(キリッ)
みなさんにはこっそりその『不潔の匠の技』を教えてあげましょう☆
パンツの汚れや匂いは4日目がピーク!
それ以降は、それ以上汚れないどころか汚れはどこかにいってしまいます
なんということでしょう!
股間部分にあったはずのシミが、あら不思議!いつの間にかなくなっています
匠の技が随所に光ります
髪の毛のあぶらギッシュも同じで、4日目がピーク!
それ以降は意外にもサラサラに戻っていきます
世界遺産知床シリーズ第五弾、それじゃあ、早速いってみよー☆
道の終わり【相泊】
一応言っておきますが、普段は毎日ちゃんとシャワーを浴びていますので、ご安心を…
さて、【ルサ縦断】を終えたワンパクは車に戻り、知床半島の道の終わり【相泊】(あいどまり)へと向かいます
ここから先は道などはなく、まさに『知床』のアイヌ語源『シリエトゥク(地の果て)』
最後通告の看板です
これより先は『怪我をしようが死のうが日本政府は一切責任を取りません』という自己責任エリア
こんな場所が日本にあるなんて、やはり北海道はまだまだフロンティア☆
ワクワクさせてくれます
世界遺産知床ルサ縦断 後編【野営】 - East End Wilder
当然、熟練したアウトドアのスキル、豊富な経験、充実した装備が必要になります
ワンパクは詳しく知りませんが、自分がしたウ○コを入れる密封性の高い容器状のアウトドアギアなんかも必要になるみたいですよ
ウ○コの匂いでヒグマが誘引されるんですって…
ワンパクならその容器がすぐに溢れちゃうNE☆
『ヒグマさんcome on join us!!』状態だYO!!
一般的な海岸ルートでもザイルを使って『ヘツリ』や『高巻き』などの沢登り技術やクライミング技術が必要となり、満潮時には泳いで渡ったりと、アウトドア熟練者向けとなっていますし、ルサ川河口にある【ルサフィールドハウス】にて入林届受付や情報入手が不可欠です
愚か者と半端者はたぶん即DEATHります
また、このレベルになると単独ではなくパーティーを組む必要もありますね
相泊温泉
今回ワンパクが相泊を訪れたのは、自己責任エリアでのハイレベルなアウトドアをするためではありません
実はここには夏季限定の野湯があるんですよ~
カムイワッカの滝【温泉】 - East End Wilder
ワンパクの【ルサ縦断】を、酒を飲みながら待っていた温泉マニアの妻が『入らないという選択肢はない』ということだったので『御意!!』と片膝を付き、やって来ました
相泊の道の終わりに向かう途中の道路脇のすぐ下にあります
強い風が吹けば飛んでいってしまいそうなくらい、非常に簡素な造りであるため、女性が入浴するには勇気が必要かもしれませんね
でも、地元の人たちは男女問わず、夏限定のこの温泉を楽しみに来ていますし、日本本土最東端の温泉ということもあり、観光客も結構入っています
ちなみに、隣の地区にある【瀬石温泉(セセキ)】は『北の国から』のロケ地となり、【相泊温泉】とともに1899年に発見された温泉です
どちらの温泉もロケーションは抜群で、北方領土【国後島】がすぐ目の前に見えるんですよ~
そこにはロシア人が住んでいるんです
なんか不思議ですよねぇ
こんなところは日本広しといえども、なかなかないのでは?
さて、ここから先は妻に撮影をお願いしました
男湯はちょうどライダーさん達が入浴していたので、女湯を撮影してもらいます
女湯…
あぁっ…
その言葉だけで胸が高まります
きっと世界を平和にできる言葉のひとつだとワンパクは思う
『smile』『thank you』『女湯』
誰であろうと笑顔にできる魔法の言葉
そんなこと言ってますが、実はワンパクは温泉があまり得意ではないんです
不特定多数の人が入ったお湯って…て感じになっちゃう
温泉の床のタイルの目地とかマジ無理物件
隣で体を洗うおっさんのシャワーのお湯が跳ねてきたりすると、もう最悪!
パンツを32日間換えなかったくせに、そういうところは謎の潔癖
不潔なのか潔癖なのか自分でもよく分かりません
道路から海岸へ降りる階段が設置されています
足場が悪いので注意が必要です
手前側が男湯
奥側が女湯なので、囲いの裏を通り回り込みます
海側から回り込んだら、男湯のチ○コまる見えです
●無料(管理は地域住民)
●夏季のみ営業(荒天による中止あり)
●食塩泉
●源泉温度50℃前後
●男女別浴槽
●水着着用可
●道路に公衆トイレの設置あり
海面と同じ目線で温泉に入れる魅力的な野湯ですし、『世界遺産知床』『日本本土最東端の温泉』というだけで、入る価値のある温泉ではないでしょうか