日本一到達困難な温泉 金花湯【秘湯】
道東から400km以上離れた道央•道南地方へサバイバル遠征する際には、札幌市に妻の実家があるためそこに数日滞在して、準備•補給をしながら現地の天候などの様子を窺い、山行のタイミングを図ることが多い
今回の遠征も同様でしたが、滞在中のある日にボクが妻の実家のトイレに入ると、この世のものとは思えない臭いが襲った
ボクはトイレの中から『くっせー!!邪悪な臭いがするぜ!』『ここは魔界への入り口か!?』『小さい虫なら殺せる臭いがするぅ』などと大きな声で叫ぶ
当然、ボクがトイレを使用する前に、妻が使っていたと思っているわけなので、ふざけてそのような発言をしているのだが、どうやら犯人は義母らしい
リビングにいる義母にもボクの言霊が伝わってしまったため、妻は急いで魔界への入り口に殴り込んできたが、魔界のその臭気は妻をも蝕み、笑うことしかできない
『笑ってはいけない』状況も相まって、笑いをこらえればこらえるほど、全身の筋肉が痙攣を起こし、夫婦でトイレで爆笑
笑う度にボクのウ○チもピコピコとお尻を出たり入ったり
どうも、今回の件でさらに妻の実家での居場所がなくなってしまったサバイバル愛好家のワンパクですぅ
遠征中ずっと天気に恵まれなかったのは、義母の呪いでしょうか
ちなみにこの記事の山行は、緊急事態宣言発出前です
まだまだ仕事地獄から抜け出せなくて、記事の更新もYouTubeのアップも遅れてるけど…それじゃあ、早速いってみよー☆
金花湯(きんかとう)
北海道島牧郡島牧村の泊川支流小金井沢川沿いにある秘湯中の秘湯(野湯)で、昭和30年代に鉱山調査のボーリング中に偶然湧き出た温泉
温泉法に基づく温泉ではなく、正式な名称も決まっていないため「小金井沢温泉」「小金の湯」「金華湯」「黄金湯」「黄金温泉」などとも呼ばれる
一番大きい源泉は小金井沢川横の高台から湧き出し、黄褐色の石灰華ドームを形成していて、この源泉のやや下には先人が掘った湯船がありそこを利用する
周辺にもいくつかの少量湧出の源泉があり「大判小判の湯」「鳳凰の湯」などと名付けられているものもあり、川が増水すると川底に沈んでしまう湯船もあるのだとか
泉質は含石膏土類硫化水素泉(中性低張性高温泉)ph6.5
泉色は無色透明であるが、大量の湯の花によって白濁していて硫黄臭がする
金花湯へのアクセス
『島牧村って北海道のどのへん?』と道外の方から言われそうですが、ワンパクの住む道東から約580km離れた後志(しりべし)地方の人口約1,400人余りの自治体
今回はここでサバイバルしちゃおぅってワケ☆
島牧村には、ワンパクが札幌在住の頃はよくホッケを釣りに来てたけど、金花湯はいつか行きたいと思っていながらすっかり忘れていた場所
ワンパクにしてはめずらしく事前に色々と調べたので、この温泉のヤバさを少々ご紹介
『日本一到達困難な温泉』と言われる所以はそのアクセス
まぁ、アクセスってか道が無いんだけどね(笑)
金花湯へは、北海道道836号島牧美利河線の終点から入るルートが最短で、昭和の頃までは金花湯のすぐ横まで通行可能だったようですが、現在は大規模な土砂崩れなどにより断絶、廃道(泊川林道)となっているため、直線距離は短いが泊川の沢登りを余儀なくされる難ルート
ひゃぁ〜、しびれるぅ!!
もうひとつの金花湯への残されたルートは、村有林道千早川宮内線の峠付近までは車両通行可能だが、そこから先徒歩で約23km
ゲートから約9km付近までは定期的に林道整備されているらしいけど、その先は整備されておらず、道路崩壊、自然が人工物をすでに呑み込んでしまっているため藪漕ぎ必至の全行程往復46kmの日帰り不可能なルート
携帯電話も当然圏外
ひゃっほぅ〜☆
このルートは、昔は車の通っていたことのある道らしいので、登山道とは違って比較的ゆるやかとのことだけど、このあたりは当然羆(ヒグマ)の高密度生息地帯
また、水や食糧を確保するうえでエキノコックス症感染の危険性を踏まえながらの山行となることは、北海道民なら当然に予想できるよねぇ
そしてなにより、金花湯の正確な位置がよくわからない
ヒグマの巣窟である山道を藪漕ぎしながら往復46kmも歩いて『温泉見つけれなかったYO☆』だなんて、マジで勘弁!
インターネット上の情報を頼りにこのハイリスクな山行をする人ははたしてどれだけいるのでしょうか?
ワンパクが調べたこれらの情報を鵜呑みにはできませんが、金花湯へ到達することはあらゆるリスクを背負うため、体力・技術・装備・覚悟が必須であり、あらゆる面で自らの行動に全責任を持つことが出来る人に限られるため、誰もが到達可能な場所ではないってことは確かなようです
ゾクゾクするぅ☆
↓↓ワンパクのハイリスクな山行はこちら↓↓
沢登りルート(泊川ルート)
沢登りが必要な泊川ルートを選択する可能性もあるので、ハーネスやピトン、ビレイデバイスなどの装備は一応持ってきています
話は逸れますが、あまり聞き馴染みのない『沢登り』という言葉を聞いてみなさんはどんなイメージがありますか?
『水でパシャパシャ☆』『涼しげで楽しそ〜!』『川を遡行するだけでしょ?』なんてイメージの方もいらっしゃるかもしれませんね
答えは…
NOぉぉぉっ!!
『沢登り』は通常の登山とは違い、最初から安全なルートから外れた渓谷世界に挑戦する登山術
通常のハイキング保険では沢登りは保険対象外で、危険度が高く専門的な冬期登山、ロッククライミング、沢登りといったものはワンランク上の山岳保険でないと保険対象にならないことからも、いかに沢登りが危険かがわかると思います
日本では、登山道などがない古来から、山を越えるために沢筋が使われてきた伝統があり、滝や岩壁などを直登・高巻きで突破するなどの幅広いスキルが必要な登攀スタイル
シャワークライミングやキャニオニングの人気により最近はウエアやギアが進化していますが、そんなプリミティブな登山方法であるからこそ、あえてワンパクは既成の道具はなるべく使わずに踏破したいという思いがあります
ワンパクのアウトドアスタイル的にも現地調達にこだわりたいんです
しかし、この長雨により川はかなり増水しているでしょうし、バディもいない状況ではやはり沢登りは現実的ではなく、本命は片道23kmルート(神威山ルート)になるのかなぁと思いながらも、この泊川ルートのゴルジュや淵や釜など、どんな渓相なのか見ておきたいので行ってみることにしました
それでもし金花湯まで単独で行けそうなら行っちゃいましょう☆
地形図を見れば大体の渓相なのかわかるのかもしれませんが、ワンパクは国土地理院二万五千分の一の地形図とコンパスで読図をしながらルートファインディングをしない(これもこだわり)ので、どの程度の装備が必要かも実際に行ってみないとわからないんです
遊べそうな渓谷だといいなぁ…
さて、北海道道836号島牧美利河線を行くと【宮内(ぐうない)温泉】があります
ここで妻と娘と義母を下ろし、温泉に浸かっている間にワンパクは下見に行きましょうかね
って、宮内温泉より先は通行止めじゃん!!
このだいぶ先にトンネルがあり、そこを抜けると【泊川河鹿の湯】という野湯がある場所が北海道道836号島牧美利河線の終点なんですけど…
…
ここから道の終点までを歩く距離を考えると、金花湯までの最短である沢登りルートのメリットがまったくないよね…
よし!このルートは諦めました!
妻達をピックアップして、もう一つのルートに向かおうぜ☆
全行程46kmルート(神威山ルート)
藪漕ぎしながらヒグマの高密度生息地帯を全行程46km歩く日帰り不可能ルート
このルートが一番現実的かなぁ…でも、すでに踏破されているルートってつまんないんだよなぁ
よし!ちょいと下調べしてから出発しましょうかね
広い北海道ですから、ワンパクの住む道東とは植生が違うんですよ〜
北海道と本州の間に【ブラキストン線】という動物相の分布境界線があるように、北海道内にも【河野線(石狩低地帯)】【黒松内低地帯(ブナ林北限)】という動植物分布境界線があるんです
妻と娘とウン◯が臭い義母を【千走川(ちはせがわ)温泉】に置いて、天気が回復するまでは周辺に食糧調達の下調べにでもいきますか
【イタドリ】の枯れ草です
大きいうえ軽く、加工しやすいので、木の枝の代わりにデブリハットシェルターの骨組みにも使えますね
竹は北海道には自生していないので、テントすら持ちこまないワンパクにとっては結構重要な素材
【イタドリの若芽】そんなに好きではない
【ギシギシ】ゲボるので食べすぎ注意
【ヨモギ】大好き
【クサソテツ(コゴミ)】アク抜きがなくて楽だし、まぁ好きかな
【カタクリ】腹の足しにならない
ん?葉に黒斑がないですね
地域によってはそういったものもあると聞いていましたが、実際に見るのは初めてです
【エゾニワトコ】下剤の代わりになる
まぁ、ワンパクはこれだけあれば大丈夫ですが、今回同行予定の彼女のエサが必要です
元野犬のシャロンならミミズや虫やネズミなど自分でエサを探すことも容易です(散歩中によく食べてる)が、やはりこれだけのハードな山行なのでせめてお魚を食べさせてあげたい
あ!千走川って保護水面だったの?!
通年で釣りなどが禁止されている河川です
まじかぁ…
実は千走川を登って食糧確保しながら、賀老渓谷あたりで神威山ルートに合流する新規ルートの開拓を考えていましたが、それも無理なようです
シャロンの同行は諦めましょう
『新鮮なイワナが食べれないなら、ワタシ行かないわよ』とプィッとしています
しかもこの荒天による水量では単独での沢登りも諦めざるを得ませんね
ワンパク無念の撤退
カミナリとともに雨がさらに激しくなってきました
かなり危険な状態です
天気の回復を待ってすでに五日間経ちましたが、もうこれ以上ワンパクに残された時間はなく、義母の呪いのせいで今回の山行は断念するしかなさそうです
会社の上司に『秘湯のお湯が涸れるまで全部飲んできてやる!』と息巻いて出発してきたのにこんなんじゃ帰りづらいけど、サバイバルにとって一番大切なことは正確な状況判断
まぁ、悔しいけどまた来てやるさ☆
実はワンパクはこの地域のヒグマと何度か遭遇していて、その全てが大型個体で、大袈裟ではなく450kg以上であろう個体にも至近距離で『コンニチハ』したことがあるんです
そのときはトラウマ級の衝撃だったので、寝るたびにそのヒグマが夢に出てきてはどんな方法で戦っても勝てなくて、しまいにはヒグマに殺されるという悪夢を一週間見続けていました
でも、その神々しいばかりの個体にまた会いたい気持ちが大きくなったので、出会える可能性は低いものの、今回のこの地でサバイバルしようと考えてたんです
これが今回の山行の隠れた目的でした
次こそは金花湯に挑んじゃうYO☆
春の山野行【ちょっぴり閲覧注意】
ぐはぁっ!!
い…忙しすぎる…
記事が全然更新できてませんでした
ログインすらできず、仕事仕事仕事…
社会人になってから『仕事は適当、遊びは全力』をモットーにやってきましたが、この3〜4月はガラにも無く社畜となって仕事をがんばりましたYO☆
ど、どうも…
サバイバル愛好家の…
ワンパクですぅ…
パタっ…
もうエネルギー切れ
心と体を癒すため、すぐさま森に入って自然エネルギーでブチぎまりしたいぜ!
例年より少し早いですが【ギョウジャニンニク】を採りにいっchao!
まぁ今年は雪解けも早かったので、大丈夫でしょう
それじゃあ、早速いってみよー☆
山菜採りのはずが…
この時期は、山菜採りをする人にとっては「早く採らないと誰かに採られてしまう」という謎の焦燥感に駆られる時期
今回も気の早い山菜仲間たちと山野へ向かいました
つい先日、近隣の山中で山菜採りの夫婦がヒグマに襲われて、残念ながら命を落とすという事故があったばかり
気を引き締めていきましょう!
…とは言っても久しぶりの山行だけにワンパクは浮かれまくりだYO
ギャハハひゃっほぅ☆
野生を取り戻すぜ!!
一ヶ月以上も山野に入らなかっただなんて、ワンパクにとっては死活問題DEATH!
楽しすぎて撮影のことは忘れていたので山菜の画像がないYO
実際に森に入ると、やはり少し時期が早いようで、ギョウジャニンニクはまだまばらに顔を出している程度
山菜採りもほどほどに、深呼吸をしては自然エネルギーを補給します
ん〜☆エクスタすぃ〜♪
ギョウジャニンニクが生えているエリアから少し離れて鹿角を拾ったりしながら、また山菜エリアに戻るといったようなウロウロと落ち着きのない動きをします
まさにワイルドライフジャンキー
完全にブチぎまったね
立派な鹿角も拾えたし、ギョウジャニンニクもまずまず採ったのでだいぶご満悦
しかしここで、野生の勘が戻ったワンパクの第六感が発動します
『こんなときこそ、また鹿角の大物が拾えちゃったりするんだよなぁ… よし!こっちに行ってみよう』と向かおうとする方へ顔を向けると…
100mくらい先の景色からとんでもない違和感が視覚を通してやってきます
大物みーっけ☆
だいぶ乾いてしまってますが、まだ肉や皮が付いているエゾシカの頭部を発見
これって第六感だよねぇ?
ブチぎまりしたことによる幻覚じゃないよねぇ??
背中の肉もまだ付いているので、持ってきていたビニール袋に入りそうにありません
この大物を持って帰るには背中の肉を外すしかないようです
あいにく、小型のナイフ(一応これもモーラナイフ)しか持ち合わせていなかったので、苦労しながら肉を外しました
肉の切り口は熟成肉のようでとても美味そう
しかしここで火を熾して、焚き火で死肉を焼いて食べてたら、同行の山菜仲間にドン引きされることは明白なのでやめておきました
なんとか袋に詰めることができました
角は90センチくらいあるから重たいし、運ぶのに苦労しちゃったYO
スカルトロフィー
【スカルトロフィー】とは、壁に掛けたりするこんなやつのことです
動物の骨って、不思議な魅力がありますよね
気味が悪いと思う人もいるかもしれませんが、ワンパクは廃退的な美しさを感じてしまいます
鹿の骨は世界各地で呪術的な力が秘められていると考えられていて、西洋では家族を悪魔から守る物『タリスマン』として玄関に飾られることが多い装飾品で、日本や中国でも『鹿卜(かぼく)』と呼ばれる鹿の骨を使った占いが盛んに行われていたらしいです
通常このスカルトロフィーを作る場合には、下記のような行程が必要
①皮剥ぎ
•皮と骨の間の骨膜を残して皮剥ぎ
•舌を外す
②洗浄
•眼球、軟骨の除去
•ペール缶等で茹でる(ツノは熱を加えると白く変色するので、注意)
•洗車用ブラシで残った肉や骨膜ごと擦り落とす
•高圧洗浄機で洗い飛ばしてもオッケー
③漂白
•②の『茹でる』『擦る』を3、4回繰り返して肉を全て落としたら、沸騰中のお湯に塩素系漂白剤を入れて頭骨を漂白
※熱湯に漂白剤を投入すると有毒ガスが発生するので、必ず屋外で作業しましょう
※お湯が冷めた状態で漂白剤を入れて漂白しても表面に荒い質感が残ります
④仕上げ
接着剤で抜けた歯の補修やニスを塗るなどの仕上げ
壁掛けにする場合には、第一脛骨から切断する
はっきり言って、この行程は大変です
めんどくさいのが大嫌いなワンパクは…
庭に穴を掘って…
埋めるだけ
あとは微生物などの小さな生き物たちが頑張ってくれます
3ヶ月では毛は分解されないでしょうから、半年埋めておきましょうかね
立派なツノだけあって、庭に鎮座する存在感たるや(笑)
収集癖があるワンパクコレクションのさらなる仲間入りです
【YouTube版 East End Wilder予告篇③】
もし『本編を見たいなぁ〜』『バカやってるなぁ』と思ったら、チャンネル登録•高評価をお願いだYO☆
【YouTube版 East End Wilder予告篇④】
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梅花藻(バイカモ)【山菜】
夜中に尿意で目覚めトイレに向かうと、妻が一人、電気も点けず真っ暗な中でリビングでテレビを見ていた
どうやらYouTubeをみているらしい…
何を見ているのか覗いてみると、ジャッキー•チェン主演映画『プロジェクトA』の歌詞付き動画を見て、なにやら口ずさんでいる
『こいつ、歌詞覚える気だ!』
たとえ歌詞を覚えたとして、それを何度も聞かされるボクの身になってもみろ!
まっぴらごめんだ!!
そんな妻の愚行を止めるため、背後から声をかける
と驚いたようにボクにこう言った
『スパルタンX観てた!!』
…
妻と知り合ってから15年経つが、この同じ掛け合いはいったい何度目だ
うすうす気づいてはいたが、たぶんこの人の学習能力はまったくのゼロだ
妻にこの歌詞を覚えるスペックはないだろう…
どうも、歌詞を覚えることはないという安心感と同時に、謎の怒りが込み上げてきたので、三沢光晴の入場曲『スパルタンX』がなんなのかを深夜2時に懇々と説き、学習能力ゼロの妻を思考停止にまで追い込んで寝かせたサバイバル愛好家のワンパクですぅ
きっと妻にとって『プロジェクトA』も『スパルタンX』も『リポビタンD』も『ハイチオールC』もみんな一緒なんだと思う
妻よ…そんな生き方はRockで最高だぜ☆
それじゃあ、早速いってみよー☆
バイカモ(梅花藻)
【バイカモ(梅花藻)】
静水では育たず冷水を好み、清流や湧水が流れる場所でしか生育しないデリケートな植物で、水質汚染などにより数が減少したため、全国各地で保護植物に指定されています
保護指定されている場合は採取できないけど、ワンパクの住む地域では普通にあったりしチャウ
子供の頃、あまりに綺麗な植物だったので、水槽に入れて育ててみたけど、全然生育がうまくいかなかったなぁ
葉は糸のように細く、茎の先に房になって付いていて、水中で咲く花が梅の花に似ていることから『梅花藻』の名前がつきました
採取の時期は春〜晩秋の、葉がやわらかいときがベストで、根を残して、房になった葉の付け根から採ります
下ごしらえは必要なく、さっと茹でるだけ
茹ですぎると、せっかくのシャキシャキ感がなくなるので注意
酢の物や和え物、吸い物に向いていますYO☆
厳冬期サバイバルの貴重な食料
葉は少し固いですが、こんな厳冬期での雪中サバイバルでも手に入る優秀な食料です
【ハリヨ】や【イトヨ】が産卵している場合があるので、よく確認してから採取しましょうね
もちろんサバイバル環境下では調味料などはないので、茹でただけで食べチャウ
栄養価については正直わかりませんが、きっとたいした栄養はないでしょう(笑)
でも、サバイバルにおいては『食べる』という行為に意味があるんですね〜
『食事をした』という認識があれば、一定の満足感を得られ精神的に余裕も生まれるもんなんです
それが温かい食事ならなおさらのこと
そうすることで、正常な判断をすることができ、サバイバルという極限の状態から危険を遠ざけることに繋がるんです
サバイバルの優先順位として『食料確保』は一番低いものですが、極限状態を楽しむためにはやはり食事が大切
動植物の知識や毒の知識を広げることで、食料確保というものが安全で楽しいものにすることができますよ
みなさんも食料を現地調達してサバイバルを楽しんでみてはいかがですかぁ?
【YouTube版 East End Wilder予告篇②】
もし『本編を見たいなぁ〜』『バカやってるなぁ』と思ったら、チャンネル登録•高評価をお願いだYO☆
スノーシュー【アウトドアギア】
どうも、iPhone12 Pro maxで撮影した画像でやっとブログ記事が書けたITオンチのサバイバル愛好家ワンパクですぅ
私ごとですが、スマホを変えてはてなスターやコメントが書けなくなる事象がやっと解決しました☆
最近はYouTube用動画の編集に追われていましたが、ようやくブログに復帰できた気分です
今回は、その動画データの提供だったり、映像のことを色々教えてくれたりしている映像クリエイティブもこなすおしゃれアウトドアマン達と動画素材の撮影に行ったときの画像になります
勝手に記事だしちゃいました♪(甘栗むいちゃいました風)
実はこの2人はボクがブログを始めるキッカケになった職場の友人
3人で一緒にキャンプに行ったときのことを書いたのが、ボクにとって最初のブログ記事で、SNSのデビューとなりました
いまはこの3人でお金を出し合い、競馬通の同僚にお金を預けて日曜のレースで勝ったらめっちゃ良いドローンを買うという夢物語を追っています
3人ともギャンブルはやらないので、馬の名前もジョッキーもどのレースかも知らないけど、たのむ!G Iは『9』か『14』勝ってくれー!
それじゃあ、早速いってみよー☆
スノーシューとは?
『スノーシューってなに?』
『聞いたことあるけど、どんなものが良いの?』
20台の頃、ハーフパイプでトリックに失敗して大怪我をしてから怖くてスノボをしなくなったワンパクがお答えしていきましょう☆
そもそも冬のアクティビティと言えばスノボやスキーがメジャー
雪渓を華麗に滑降する様は、やっぱカッコいいですよね
スノーシューにはそんな派手さはないけど『自然を楽しむ』という面では、他のウインタースポーツの魅力を圧倒しますよ
スノーシューとは、雪の上を歩くために靴に装着して使用する道具です
これだけ聴くと地味ですねぇ…
普通の靴で雪深いところを歩こうとすると、足が深く埋まってうまく歩けません
この画像ではわかりにくいですが、ワンパクは太腿まで埋まっちゃってます
そこでスノーシューを装着することで浮力を得て、雪の上でも沈まずに歩くことができるようになるんです
昔から日本にある【かんじき】と一緒ですね
スノーシューは、スキーやスノボのように特別な技術がなくても冬の大自然を楽しむことができますし、北海道のアウトドアでは常にヒグマとの遭遇の危険性が伴いますが、冬眠している冬であれば、その心配もなく(絶対ではない)気軽にハイキングに出かけて、絶景を見ることもできるのではないでしょうか?
スノーシューと似たものに【ワカン(輪かんじき)】というものがありますが、これはスノーシューと比較して小ぶりで取り回しやすく、傾斜地に向いています
その反面、浮力はスノーシューに比べて小さく、新雪などの柔らかい雪質の場合では効果が薄いです
しかし、ワカンは山岳用アイゼンと併用することができるものが多く、その組み合わせは最強と言う方もいらっしゃいます
スノーシューの構造
【デッキ】
フレーム内側にある板状の部分(画像:オレンジの部分)をデッキといいます
このデッキが雪との設置面積を大きくし、体重を分散して雪に沈み込まないようにします
この面積が大きいほど沈みにくく、小さいほど沈みやすくなります
ワカンにはこの部分がありません
【フレーム】
スノーシュー外側の枠の部分(画像:黒い枠)です
体重を支える部分なので、高い強度が必要とされます
フレームはアルミ合金のものが多く、軽量で腐食に強いという特徴があります
歩きやすいようフロント部分に角度がついているので、つまずきにくい構造になっています
ちなみに、木製の和製かんじきにはこの角度がないため、初心者向けではないですね
【ヴィンデング】
ブーツを装着し固定するための器具(画像:寒そうに素手で装着している部分)です
ストラップ式やラチェット式などのタイプがあります
【クランポン】
このクランポンがしっかりと雪を掴むことによって、雪の上をスムーズに歩くことができます
クランポンの数や面積が大きいほど滑りにくいスノーシューということになります
スノーシューの種類
スノーシューは大きく2つの種類に分けられます
自分の目的や用途に合わせて選んでみましょう
【平坦用スノーシュー】
クランポンは最小限に抑え、沈みにくいようにデッキは比較的大きめに作られていることが多いです
スノーシューといえばだいたいこの型で、汎用性があるタイプです
気軽に始めるなら、まずはこのタイプがオススメ
価格も数千円〜になります
【登山用スノーシュー】
デッキは小さくて取り回しがしやすいようになっています
横滑り等を防ぐためにクランポンが多く付けられていたり、登りが楽になるようにかかとを上げる機能『ヒールリフター』が付いているものもあります
当然、機能性に比例して価格も高くなります
スノーシューの他に必要なものは?
【ゴーグル・サングラス】
晴れている日は雪が日光を反射するので、ゴーグルをすると眩しさを軽減できるだけでなく、目が日焼けしてしまうのを防いでくれます
また、ゴーグルをすることで地形の凹凸が分かりやすくなるのでオススメです
偏光サングラスでもOK
【トレッキングポール•スキーストック】
絶対に必要というわけではありませんが、雪の上でバランスをとったりするにも便利です
歩行の支えになるので、体力の消耗も抑えられますね
【服装】
帽子や耳かけ手袋など、雪遊びをするときの格好で充分ですので、特別なものは要りません
動きやすくて耐水性•耐寒性があるものを選んだ方が良いですね
【非常用装備】
山の天気は変わりやすいので、非常食や防寒グッズ、マッチなどがあると安心ですね
緊急でビバークする場合は、スノーシューをスコップ代わりに使うこともできますよ
スノーシューの楽しみ方
楽しみ方は人それぞれですが、いつもと表情が異なる冬ならではの景色を楽しんだり、カメラが趣味の方は冬にしか見られない白銀の世界を自慢の愛機で切り取ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ワンパクは同行の友人hanitenさんの愛機であるミラーレス一眼に雪をかけて怒られました
こんな景色が身近にあるなんて、北海道はやっぱり最高です
動物の足跡を見つけて、どんな動物が通ったのかトラッキングするのも面白いですよ
ワンパクは自分でいうのもなんですが、このトラッキング技術(見切り)に自信アリです
『冬になれば虫はいない』と思っている人も多いかと思いますが、これは通称【セッケイムシ(雪渓虫)】と呼ばれる昆虫で、その生態はまだよくわかっていません
この個体は翅があるので【オカモトクロカワゲラ】ですね
雪景色に昆虫だなんて意外でしょ?
スノーシューを履いて山奥にいけばこんな出会いもあるかもです
静寂が包む世界で、少し立ち止まっては耳を澄ませて静かな時間を楽しんだり、雪を踏みしめる音を楽しんだり、ワンパクのようにバカみたいにタープシェルターを立ててみたり…
エゾマツの若芽を少し拝借して、雪と一緒に火にくべた温かい特製のお茶(?)を楽しんでみたり…
カップ麺を食べたりなんかしてもいいですねぇ
きっと普段のカップ麺より美味いはず
スノーシューを履いてしか行けないような雪山の中にある温泉に行ったり…
【雪まくり】なんて現象に出会うことだってあるかもしれませんよ
これは同行の友人andyさんが手作りしたスノーボード
こんな雪遊びも良いですね☆
サラサラふかふかの雪に無邪気にダイブしたり、かまくらを作ったりと雪と戯れてみるのも楽しみのひとつ
さぁ、みなさんはスノーシューを履いて、どんなことをしてみたいですか??
ワンパク的スノーシュー
これは別日の撮影ですが、ワンパクのアウトドアはサバイバルが基本なので、結局はスノーシューを持ち歩きません
山中に滞在中に大雪になった場合などには、ワンパクは上画像のように木をクロスさせたものをパラコードなど(靴紐代用可)で結んで靴に縛りつけるなどして、スノーシューの代用としたりしています
倒木などから
手頃な太さの枝を拝借し、
パラコードなどで結ぶだけ
結び方は【クローブヒッチ】が良いとかなんだとか難しいことは必要ありません
そんなのは暇すぎて仕方ないときにでも覚えたらいいんです
パラコードに余裕があるならどんな縛り方でもオッケーです
easy!easy!
左の足跡が応急用の手製スノーシュー、右の足跡は未装着
雪の埋まり方は未装着と比べると、半分くらい
歩行距離が長ければ長いほど、体力の消耗に差が出てきますね
ワンパクにはこのスタイルが一番合っているかもしれません
スノーシュー結論
『結局スノーシュー持ってねぇんじゃん!』『エラそうにスノーシュー語ってんじゃねぇよ』とツッコミが入るのは当然(笑)
待て待て、皆の衆!!
ワンパクもスノーシューを持ってたんですが、ワンパクのたわわに実ったわがままボディを支えきれず壊れてしまったので、今回はスノーブーツのみで突入してただけなんですよぉ
撮影当日は数年ぶりの大雪だったのでかなり雪深く、膝上まで雪に埋まりながら一歩一歩歩くたびにワンパクの体力は削り取られる感覚でした
腰まで雪に埋まったときには、雪の上をゴロゴロと転がって進んだ方が早い気がしてきます
しかしスノーシュー•ワカンを装備している同行のおしゃれアウトドアマン達は雪上をスイスイ〜♪
『いくらなんでもこんなに差があるものか??オレの半分も埋まってねぇじゃん』
そう疑問に思いながら、雪深い山の中を歩いていると、ある結論に辿り着きます
なるほど、盲点でした…
ワンパクは彼らより約30kg重い
おそらくいまワンパクがスノーシューを装着しても、ここまで雪上をスイスイ行くことはできない…
しかも、スノーシュー自体がワンパクの体重に耐えきれない…
…
結論、ワンパクのようなデブはスノーシューを諦めましょう(笑)
そして、雪の上をゴロゴロと転がって進んだ方が早いと思う〜☆
【YouTube版 East End Wilder予告篇②】
もし『本編を見たいなぁ〜』『バカやってるなぁ』と思ったら、チャンネル登録•高評価をお願いだYO☆
廃道探索【番外編】
みなさんはペットボトル飲料を飲むときに、底にたまって固まったものを見てどう思いますか?
あれ、果汁20%のジュースなら、完全に果汁2%くらいのダウンですよ!
これはほおってはおけない!!
どうも、午後の紅茶ミルクティーを振りまくって、底の固形物を目の敵のように完全に取り除いてから飲むサバイバル愛好家のワンパクですぅ
元プロバーテンダーのシェイクの技術が生かされる瞬間でもあります
今回はワンパクにとってほおってはおけないもの…
そう☆
『廃道』を探索してみましたよぉ
それじゃあ、早速いってみよー☆
北海道根室管内のとある廃道
古いカーナビを使っていると、たまに見つけちゃいますよね?
林道もそうなんですが、見つけるとだまってはいられません
ワンパクが乗っている車は、普通の市街地用の仕様なので、悪路走破性はなく、いつも車の腹をゴリゴリさせながら林道に突入しています
いままで、車一台分買えるくらいの修理費がかかっているので、妻には申し訳ない気持ちで一杯です
まぁ、またやっちゃうんだけどね
今回は林道ではなく廃道ということで、妻から無事許可が下りたので、突入しました
標津線厚床支線【廃線探訪】 - East End Wilder
廃道入り口には『立ち入り禁止』の警告はないので、どんどん入っていきましょう☆
歩いてゆっくり探索してみます
廃道あるあるですが、入り口が例に漏れず不法投棄の温床になってますね
道路は徐々に自然に呑まれていってます
この廃退感がたまらんのですよ
至る所にエゾシカの骨が散乱してました
ワンパクの記事によく登場しますが、サバイバルにおいて有用な素材である『竹』が自生しない北海道では、エゾシカの骨は汎用性の高い素材のひとつです
車が絶えず走り、人とモノがたくさん運ばれていたであろう頃に想いを馳せながら歩きます
いまはその役目を終え、静かに森に呑まれていくのを待っているようです
先に何か見えてきました
線路です
この線路はいまも運行している路線で、横断など侵入すること自体が鉄道営業法違反となるので、引き返します
映画『スタンド•バイ•ミー』のシーンのようなことは日本ではNG
あれ、憧れるんですけどねぇ
今回の探索では特に得るものがなく、みなさまにお伝えできる内容はないかもしれませんが、ワンパクのアウトドアはいつもこういった空振りは数え切れません
普段ならこういうのは記事にしないんですけど、記事にならないワンパクのアウトドアを少し紹介したくて『番外編』としました
さぁ、夜の帳が下りてきたので帰るとしますか!
次回予告
『おっ?!これで終わるつもりかワンパク!』『サバイバル感がないじゃないか』と思ったあなたは、知らないうちに野性的なサバイバルの虜になってますねぇ♪
そんなあなたに、次回はこんな感じだYO☆
たぶんこの内容にすると思うけど、違ったらゴメンね☆
YouTube版【East End Wilder】もまもなく始動!!
乞うご期待!
サバイバル入門 里山訓練編【訓練】
『森や山でサバイバルをするために、何の技術を優先的に覚えればいい?』
『何が必要?』
こんなことを訊かれることがあるけど、ワンパクはこう即答
『大自然の中で完全に孤独になる勇気』
そしてエラそうにドヤ顔でこう付け足しちゃうよ☆
『必要なものが何も無い環境で命を繋ぐ行為がサバイバル。サバイバルとブッシュクラフトとでは環境が違うよ。サバイバルは絶対にオススメしない。』
どうも!ブログの画像や動画を良いものにしようと、スマホをiPhone12 pro maxなるものに替えたため、みんなの記事にはてなスターやコメントができなくなっちゃったサバイバル愛好家のワンパクですぅ
コメントできなくてごめんねm(_ _)m
みんなの記事はちゃんと見てますよぉ
なんでぇ?
ホントこういうの苦手ですぅ
使い方わからないわぁ
買って一時間後にはオーバースペック(?)を実感するハメに…
ま、なんとかなるっしょ!
それじゃー、早速いってみよー☆
根っからの冒険野郎へ
サバイバル環境下では、技術•知識•即応力など色々なスキルが必要となると思うけど、なにより大切なことは冒頭でもお伝えしたとおり『大自然の中で完全に孤独になる勇気』だとワンパクは思うんだぁ
ちなみに前回の記事でワンパクが遭遇した【穴持たず】は、この画像の目撃情報個体だと確信
遭遇現場とこの国道は直線距離にして20㎞くらいなので、当然ヒグマの行動範囲内ですね
一月になっても冬眠していないなんて、のっぴきならない事情がヒグマにもあるんでしょう
越冬野営ナチュラルシェルター(暖房付き)冬の森編【野営】 - East End Wilder
整備された登山道はなく、ヒグマなどの獣が闊歩する、人間の力がまったく及ばない場所で一人過ごすにはやっぱり勇気が必要ですよね?
『マジむり!』って人も居て当然だけど、これって良くも悪くも慣れるもんなんですよねぇ〜
ワンパクはサバイバルをオススメしませんが、あなたが根っからの冒険野郎なら、そんなあなたに少しだけアドバイス☆
もちろん最初から大自然の中で過ごすことは難しいかと思いますので、まずは家から近くの公園や少し野趣溢れるキャンプ場、人里に近い名もなき里山で一人になる環境に慣れていき、どんどん人間の生活する環境から遠ざかった場所で過ごすようになれればOK!
easy☆easy☆
訓練といえば大袈裟ですが、ワンパクも『慣れる』ことを目的に頻繁に山や森に入ってます
常にそういった環境に慣れておくことで、『目』を育てることができるからです
例えばコレ☆
動物の骨ですが、
みなさんは雪がうっすら積もったこの中から、この白い骨を見つけることができますか?
ワンパクは『違和感』としてしっかりとこの情報をキャッチできちゃうよ
この『目』を養い続けるために山に入り続けているんです
この能力は食糧を調達したり、危険を察知することにも繋がり、とても重要!
ちなみにこの骨があった場所から30mほど手前で気付きました
ワンパクの視力はコンタクトレンズを装用しても1.2くらいなので、別に目が良いわけではありません
でも常に自然の近くに身を置くことで『目が利く』ようになるんです
とりあえず里山に入ってみよう
公園や自然林が隣接するようなキャンプ場での一人アウトドアに慣れてきたら、里山に足を踏み入れてみましょう
目的なんかはなんでもいいんです
今回ワンパクがこの森に入る理由は、コレ
【シェラカップ】なるものを買ってみたので、大自然のなかでこれにコーヒーを淹れて飲んでみるというだけのもの
このシェラカップは取手が折り畳めるので便利だなぁと思い買ってみました
普段はこういう道具は一切使わずにサバイバルしているので、ギアの知識はまったくありません
これって直火オッケーなのかな?
よくわからんけど、焚き火のマークが入っているからたぶんオッケーだべ!
京都から取り寄せたコーヒーを味わおうじゃありませんか
道なき道を探る楽しさ
手付かずの里山は登山道とは違い安全性が確保されておらず、急な斜面を登ったり降りたり複雑な地形が待ち構えているため、自らが臨機応変にルート取りしていくのが魅力
圧倒的な冒険感を味わえます
エネルギーの消耗を抑えたいときは、獣道を利用すると楽に歩を進めることができます
みなさんはこの画像から獣道を読み取れますか?
山に入っていればきっとそのうちわかるようになりますよ
あと他の方法として、四つ折りにした国土地理院2万5000分の一地形図を片手に、コンパスを使いながら【読図】し、等高線を読みながらの山行も面白いですよ
【読図】とは、地形図から現在地を割り出し、今後のルートを設定するという山行において超重要な先読み技術
ワンパクも中学生くらいまではこの読図を使ったスタイルで山行していましたが、いまではすっかり手ぶらスタイルとなってしまいました
最近はGoogle Earthで事前に下見するようにしています
ちなみにワンパクは、北海道にはまだ人跡未踏の地がまだあるのではないかと思っていて、それを探して続けています
人跡未踏の地はまだ見つけられていませんが、その過程で出会うこととなった『地図にはない池』や『謎の人工物』などはGoogle Earthでも見つけることが出来ないワンパクにとってのかけがえのない戦利品となっています
これらは道なき道の極奥地
こんな出会いがあるからやめられません
ワンパク山行
さて、昨年ヘルニアと痛風を発症したので、リハビリも兼ねて山行していきます
【カイメンタケ】かな?
【ツガサルノコシカケ】かな?
かなりの老菌で判別つきませんね
尾根筋に出ると雪があまりありません
普段は陽当たりも良く温かいのでしょう
野営するには良い場所ですね
山を越えて反対側に降りていくと、湿地が広がっていました
やはり獣たちもワンパクが通ってきた道を通るようですね
獣道が続いています
さぁ、かすかに聞こえる川の音と水の匂いがする方へ行きますか
外気温との寒暖差で呼気によりマスクが濡れてしまいます
この手のマスクはアウトドアには向きませんね
ウレタンの匂いが嗅覚の邪魔になりますし
まぁ、周りに誰もいないのでマスクをする必要はないんだけどね
水場がありました!
凍っているようですが、かすかに水の流れる音がするので蹴り破ります
思ってたよりも氷が厚く、かかとからダイレクトに腰にダメージが!
ぐはぁっ!!
ヘルニアなんてなるもんじゃない…
デブは罪だと感じながらその場に倒れ込みます
なんとかやっとコーヒータイム☆
今回はワイルドに焚き火じゃなく、
ポケットストーブなるものを用意しました
使ってみたかったんだー♪コレ!!
これでお湯を沸かして…
…
こ、こ、こ、コーヒー忘れたー!!
1年ぶりにまたやっちまった…
せっかく京都からお取り寄せしたのにぃ…
ま、
まぁ、お湯を沸かして飲むのも一興ですね…
あ、
あれ?
…
マッチも忘れだぁぁー!!
これじゃ結局いつものように【火溝式】で火起こししなきゃ固形燃料に火をつけられないYO!!
いま腰痛めたばかりだYO…
火熾しの基本【発火方法】 - East End Wilder
も、もう帰ろう…
2時間山道を歩いてきたのは一体なんのためだったんだろう
ダイエットだね
うん…そう思い込もう
YouTube用のGoProには、氷に穴を空ける際の、腰が砕けるシーンだけしか見所ないよ
人間の腰が抜ける瞬間が撮れてます
まじウケるぅ☆
coming soonです☆
越冬野営ナチュラルシェルター(暖房付き)冬の森編【野営】
みなさん明けましておめでとうございます☆
どうも、サバイバル愛好家のワンパクでございますぅ
当ブログは、アウトドアにおいてなるべく何も持ち込まず、現地で道具を作ったり、食糧などを現地調達したりするアウトローな内容の記事であるにも関わらず、昨年みなさまにはご愛読いただきまして誠にありがとうございました
2021年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします
諸事情により久しぶりの記事更新ですが、さてさてこの冬は、北海道でも過去最高の積雪量となっている地域があるなかで、この地域は例年通り積雪ゼロとなっています(12月最終週撮影時)
気温の方も最高気温マイナス5℃、最低気温マイナス8℃と例年並み
陸別町や朱鞠内、旭川市、北見市など北海道の厳寒地と比べると『厳しい寒さ』とは言えないけど、この環境でサバイバルをするにはこの寒さを克服しなきゃね
てことで、2021年一発目の記事もアウトローな内容『暖房機能付きのナチュラルシェルター』のご紹介です
それじゃあ、早速いってみよー☆
越冬野営ナチュラルシェルター(短期野営用)
【ナチュラルシェルター】とは、テントやタープを使わず、さらにはパラコードや麻紐なども使わずに、木の葉や蔓など自然の中にあるものだけで作ったサバイバルシェルターのことだとワンパクは勝手に定義しています
今回はシェルター設営の時間がないときでも簡単に作ることができる短期野営型の暖房機能付ナチュラルシェルターをご紹介
立ち上る焚き火の熱気を活かしつつ、就寝中の安全も確保したベッド型シェルターとなっており、同じ暖房機能を備えたナチュラルシェルターの定番【チムニードラフトベッド】と違い、傾斜地を利用した立体構造とするため、凍てついた地面に穴を掘る手間もなく、パラコードや蔓などは一切使用しないので30分もあれば設営可能という手軽さ
日が落ちるのが早く、森の中での活動時間が必然的に短くなる冬季サバイバルにはピッタリですね
ちなみにこの記事で紹介するシェルターは、雑誌などでブッシュクラフターが丁寧に作った『見せるシェルター』とは違い、ナタやノコギリ・手斧などの道具を一切使わず、ワンパクの己の肉体のみを駆使して作っており、本来の意味での『サバイバル』ともいえる状況下での設営なので、シェルター自体は少し不格好に見えるかもしれません
『見せる』シェルターは、『設営』『撮影』が目的なので丁寧に作ってもいいのかもしれませんが、ワンパクは『体温確保』というシェルター本来の目的を達成していれば見た目などは二の次であり、限られた時間を生命維持のための水や食糧確保などにも時間を割く必要があるという点をご理解いただけたら幸いです
まずはフィールド選び ~原生林へ~
さて、今回のサバイバルの目的は「ウサギかトリが食いたい!!」というもの
こうやってワンパクはいつも衝動的な理由によりサバイバルを敢行しています
トリとは『市販の鶏肉』という意味ではなく、『狩猟鳥獣鳥類28種のどれかの旨い肉』という意味
そして銃猟ではなく
【スリングショット】(自由猟具)を使ったもの
かねてから入ってみたいと思っていた森へ行ってみます
早速、森の縁でワンパクを出迎えてくれたのがこちら
大きなコブをつけた【ダケカンバ(岳樺)】です
ワンパクの数倍の大きさはあるコブです
【シラカンバ(白樺)】のコブであれば数十万円~で取引されますが、こんなでかいダケカンバのコブは一体いくらくらいで取引されるんでしょうか
かなりな価格がつきそう…
不法な伐採があってはいけないので詳しい場所は伏せますね
ちなみに本物の【ククサ】はシラカンバのコブから作られる高級品
数万円の値段がつきます
画像はワンパク所有ニセモノのククサで2,000円くらい
さぁ話が少し脱線しましたが、森の奥へと歩を進めます
12月末とはいえ、まだ冬眠していない【穴持たず】と呼ばれるヒグマの遭遇の可能性もあるので、クマ除け鈴は必須です
雪がまったくないので、歩きやすそうと思うでしょうが…
このように地面が凍り、ボコボコとデカイ霜柱状に固まっているためとても歩きにくいんです
【青木ヶ原樹海】でトレキッングコースを外れ、起伏のある溶岩石の上を歩くような歩きづらさがあります
青木ヶ原樹海はワンパクにとって懐かしきアウトドアフィールドなんですよ~
あ、また話が脱線しましたね
完全に凍っていましたが、沢がありました
沢筋には木が無く、空が吹き抜けているので暖かな陽射しが入ってきていましたよ
その暖かな陽射しのせいでしょうか【ミズバショウ】の芽がいたるところから出ています
【アカエゾマツ】の子供も成長して緑を見せているので、この辺りは春先の風景のようです
沢筋をしばらく下りていくと
立ち枯れの木と谷地坊主が広がる湿地に出ました
見通しがよく風も受けにくい場所にあり、南向きに開けているためシェルターを設営する場所として最高です
鳥たちもこの立ち枯れの木にとまり、羽を休めながら日光浴をしています
よし!
ここにシェルターを設置して、獲物が来るのを待ちましょう
ここを野営地とする!!
※この森での野営や焚き火等の許可を取っています
設営してみよう!
笹原から湿原にかけては傾斜になっているので、その落差を利用した立体構造のシェルターを設営することにしましょうかねぇ
まずは材料集め
倒木ならいくらでもあるので、そこから薪や『Y字枝』を調達しましょう
手斧やノコギリはないので、力任せに折っていきます
『Y字枝』を量産
easy!easy!
動物の骨(画像はエゾシカ)もナイフなどを作成するのに最高の材料となるので、回収しておきます
まずはY字枝を立ち枯れの木に立て掛けて、渡し木が水平になるようにセッティング
このとき、立て掛けていたY字枝の高さや角度などをグラつかないように微調整
体重を支えられる強度があるか少し乗ってみたりしてチェックしたけど、画像のこの渡し木とY字枝はすぐに折れちゃったYO☆
『ちっ!つかえねぇなぁ!お前なんぞ薪にしてくれるわ!』などと独り言をいいながら、デブ族ワンパクを支えることができるもっとブッ太い丈夫なものにしました
さらにY字枝で補強したので、少し不格好ですが我らデブ族を支えることができるようです
あとは渡し木に適当な長さに折った木を並べていくだけ
紐や蔓などで縛ったりして固定しなくても、まったく不便はありませんよ
一応これでベッドは完成です
焚き火で少し炙った針葉樹の枝葉を敷くと、かなり暖かいのでオススメです
できるだけたくさん敷きましょう(倒木などから採取してください)
マイナス8℃の中でもデブ族は常に暑い
大量の汗をかいてしまいジャケットを脱ぎました
湯上がり級で湯気がすごい!
少しの運動で大量のエネルギーを消費してしまう超燃費
ワンパクが唯一、サバイバルにおいての弱点とするのがこの発汗
この時期の発汗は、『低体温症』や汗が凍ってしまうことによる『凍傷』を招きます
ナチュラルシェルター 冬の森後編【野営】 - East End Wilder
YouTube用にも動画を撮影しているのですが、デブ族ワンパクの息づかいが『フーフー』激しくて、せっかくの鳥のさえずりなども聞こえず、音声だけ聞くとオッサンが気持ちいいことしてるような息づかいに聞こえます
そしてその口がクサい!
暖房用の薪を組もう!
仕組み的にベッドの下で焚き火を熾して暖を取るのですが、通常の焚き火の形でやってしまうと森の奥からデブ族の生焼けが発見されてしまうだけなので、暖房用の焚き火を組みますよ
火熾しの基本【焚き火の型】 - East End Wilder
①適当な長さの少し太い丸太を隙間無く2本並べます(だいぶ隙間が空いてますが、隙間がない部分を使って火熾しします)
②両端に少し太めの薪を渡し、その内側には火口や焚き付け、小さな薪を配置します
③あとは上から激太の丸太を置いて、火口に着火するだけ
こうすることで、ゆっくりと丸太に燃え広がります
少々の雨などでも消えることはありません
あまりに隙間があると早く燃えてしまうので、できるだけまっすぐな太い薪を選んで、ピッチリと薪を組むことがポイントです
焚き火は、延焼しないように石で囲むとか穴を掘るとか草などをよけるなどの対応を必ずしてくださいね
熱を溜める屋根を作ろうとするが…
まだこれだけでは暖房用の焚き火の熱を効果的に利用できません
このベッドの上に屋根を作り、熱をため込んで反射するようにしなくてはなりませんね
タープなどがあればそれを設置するのが一番手っ取り早いんですが、ナチュラルシェルターにこだわりたいので針葉樹の枝葉を使って屋根を作っていきま…
…
ヤバイね…
やっぱりいるよね…
尋常ではない気配を感じます
そして臭いも…
少し距離はあるけどエゾシカの臭いじゃない…
実はシェルターを設営しているときから感じていました
ワンパクが山や森に入ったときの五感と第六感は研ぎ澄まされています
これは確実に…
相手が【穴持たず】である可能性が非常に高いため、撤退を即決します
ただでさえヒグマは執念深い性格であるのに、穴持たずは攻撃性が加わります
時間の猶予はありません
ワンパクがこの森に入ってきたときからストーキングされていたのかもしれません
動物からの追跡など、細心の注意を払いながら来たはずですがやはり彼等の方がうわ手ですね
【※ここから先については、ワンパクの日頃の訓練や熟練した経験・知識(自分で言っちゃってるけど)に裏打ちされた行動であるため、絶対にマネはしないでください】
まぁ、慌てることはありません
状況を整理します
■日没まで40分ほど
■武器はスリングショットのみ(ナタ等なし)
■夜間装備なし
■携帯電話電波なし
絶望的に思えるでshow?
ヒグマに対してダメージを与えることができない武器しかないなんて(笑)
とはいうものの、この夕方の時間帯からは、相対的に陸より海の方が気温が高くなるので、海側からシェルター方向に強く風が吹きこんできてます
その風に乗り【穴持たず】の臭いがするわけですから、風下であるワンパクが地理的には圧倒的有利です
もちろん日が沈んでしまったら、為す術はないので、制限時間40分一本勝負
【穴持たず】の画像や映像も撮りたかったことだし、少し無茶しましょう☆
さすがに画像にはありませんが、シェルターのY字枝を鋭角に折って2mほどの『槍』を護衛用に作りました
制限時間40分一本勝負とは言っても、物理的にやり合うわけではありませんよ
やり合ったら即DEATHりますから!
この40分の間に【穴持たず】を画像に抑え、ストーキングを撒き、無事に帰還するとこができたならワンパクの勝ち
ストーキングを撒き帰還したが、画像を押さえることができなければ引き分け
それ以外はワンパクの負け
なお、数キロ先に駐車しているワンパクの車に直接撤退することはルール違反とする
穴持たず×ワンパクデスマッチ
ヒグマを画像に収めようとするなら、ある程度近づかなくてはいけませんが、一番避けなければならないのは『偶発的な遭遇』
ヒグマは目が非常に悪い動物なので、風下から近づいてきたワンパクに気付かずに、クマの方が至近距離になって初めて視認するという状況は避けなければなりません
これにはクマ鈴が有効なので、ヒグマとの距離を詰める場合も携行することにしましょう
『サバイバル』『秘境』などのワードが安っぽく飛び交う世の中になりましたが、ワンパクは命を削るような状況こそが本当の意味での『サバイバル』だと思っています
クレイジーだと言われるかもしれませんが、ワンパクはそれが一番楽しいとさえ思っています
それに伴う日々の鍛錬は必要ですし、年間何泊しているかわからないくらい手付かずの大自然に身を投じています
もちろん色々な覚悟もしています
沢を下り、谷地坊主地帯へ…
谷地坊主の先はワンパクの背丈以上の高さがあるヨシ原
やはりここから臭いますが視認できません
確実にいるはずですが、相手は野性
どれだけデカイ図体でもヒグマは高さ30㎝の背丈の草があれば、身を伏せてこちらからまったく見えないように隠れることもできます
膠着状態が少し続きましたが、日もだいぶ落ちてしまったので強行手段にでましょう
腹から低い声を出し、相手を威嚇しながらヨシ原を進みます
【穴持たず】がワンパクの威嚇に動揺して逃げれば、場所を特定でき、その姿を撮影できるかもしれません
逆に威嚇が効果をなさず、【穴持たず】が『ブラフチャージ』(手前で止まり地面を叩く突進行動)をしてくるようであれば、無理せず撤退することにします
昔のケンタッキーフライドチキンのCMソング(~~~ケンタッキーho☆みたいなメロディーのやつ)を低い声で歌いながらヨシ原に踏み入れた瞬間
『ガサッ!!』と音がして、逃げていく後ろ姿のヒグマが一瞬見えました!
え~っと…
…
『ちっちぇーっ!!!!』
ま~るい耳とぽてっとしたお尻がかわいい☆
子グマではないようですが、もっともっとデカイ個体をイメージしていたので拍子抜けしました
大型犬くらいかな??
かなり痩せていたので、かわいそうですがおそらくこの冬は越せないでしょう
持っていた槍がとんでもなく邪魔で、写真撮影できなかったけど、動画では押さえているはずです
この後もしつこくストーキングされては面倒なので、シェルターには戻らず(後日解体しました)そのまま振り切ることにします
相手が小さいヒグマでも物理的にやり合ったら、地球上最弱の動物である人間は為す術もありませんからね
ヨシ原を抜けると急に視界が広がり、絶景が出迎えてくれていました
もうそこは海
走り出したくなる気持ちを抑えて正解!
めっちゃ崖!!
懸垂降下する道具も持ってきていないので、生身で崖を降ります
これが一番怖かった
岩肌から流れ出した沢の水が小さな滝を作り、いまは凍りついていました
浜辺に降り立ち、海を見ながら『生きている』ことを実感します
車まで遠いなぁ…なんて先ほどまでの緊張感がまったくない言葉を発しながら帰ったワンパクでした