コクワガタ【昆虫採集】
普通種である所以はその強靱さ コクワガタ
コクワガタ【学名:dorcus rectus】
rectusの意味が『真っ直ぐな』であるとおり、オスの大顎が真っ直ぐ前に伸び、先端が内側に湾曲する
内歯は真ん中ほどに突起があるが、小歯型のオスにはこの突起がなく、少し膨らむ程度
オスの極大歯型には先端の湾曲部にさらに突起が見られる
全国的に普通種であり、北海道でも広く分布するが動植物分布境界の河野線以西に生息数が多い(ワンパク調べ)
市街地の公園などでも採集可能で、産卵する木は白色腐朽菌が回った朽ち木や倒木を好んで産卵するが、針葉樹の朽ち木であっても劣化が進んだものであれば産卵する場合も見受けられる
このタフさがコクワガタが普通種である所以でしょう
産卵の際にメスが残す『産卵マーク』を見つけることができれば、朽ち木から幼虫を採集することが可能
この画像の個体は42㎜ですが、キレイな体つきなので飼育することにしました☆
コクワガタ採集方法
やはり北海道の採集方法で一番成果があがる【灯火採集】がオススメ
先程のオスと一応ペアリングすることとして、メスをゲット☆
昼夜問わず行動するため、ルッキング採集も可能で、ハルニレ・ミズナラ・バッコヤナギなどに給餌に来ている場合が多い
また、平たい体を活かして、樹液酒場では体の半分以上木に潜り込ませて樹液をむさぼっているケースが多く、その個体を採集したときに発酵臭がキツく、採集を戸惑うこともしばしば
灯火に集まる昆虫たち
【エゾゼミ】
似た種類としては【コエゾゼミ】や【アカエゾゼミ】がいます
コエゾゼミは頭の黄色い線が途切れ、アカエゾゼミは体全体が黄色っぽいので、すぐ見分けが付きます
【ノコギリクワガタ】
小歯型のオスです
大歯型と比べると、まったく別の種類のクワガタに見えますね
【エンマコオロギ】
とてもキレイな鳴き声
上から見るとゴキブリによく似ていますね~
【クサキリ】
こんなに緑色に仕上げて擬態できるようにしてるのに、ここに居たら目立ちますよ
【カマドウマ】
カマドウマは種の同定がとても難しい昆虫です
3亜科70種以上あったはず
ワンパクの専門は半翅目なので、カマドウマはあまり詳しくはないのですが、たぶんカマドウマでOK!
【ケラ】
『カエルだぁ~って♪おケラだぁ~って♪アメンボだぁ~って~♪』のおケラ
陸水空全てのフィールドを網羅する昆虫
土の中から鳴き声がするのを、昔の人は『ミミズの鳴き声』と言っていましたが、実際はケラの鳴き声