ナチュラルシェルター 冬の森前編【野営】
みなさんは冬のアウトドアをいかがお過ごしでしょうか?
やっぱりみなさんはオシャレにお外遊びをして過ごしているんでしょうねぇ…
今回もワンパクの記事はまったくオシャレ感ゼロに仕上がっています☆
『ワンパクという野生のゴリラがアウトドアブログをやっているんだなぁ』的に見てやってください
以前記事にした『巨大地震』で、「今年のこの場所はエゾシカが少ない」と言いましたが、今回ワンパクゴリラはその実地踏査に向かおうと思います
その場所はワンパクが勝手に『エゾシカの墓場』と呼んでいる場所で、厳しい冬の環境を乗り切ることができなかったエゾシカが死に集まる谷です
その行程で作った0~1泊程度の簡単なワンパクゴリラのナチュラルシェルターなんかをご紹介しようと思います
サバイバル優先順位
今回の実地踏査にあたり、これを間違えると大変なことになります
フィールドや環境に合わせて順位は変わりますが、基本的には【シェルター】【水】【火】【食料】の順番となります
これはデッドラインまでの時間と同じ順番となります
今回は【シェルター】【火】【食料】【水】の順番とします
この日の最高気温マイナス11度・最低気温マイナス14度なので、それほど寒くはありませんが、数時間でワンパクゴリラを死に至らしめるには充分な寒さです
まずはシェルターの確保、次いで火を確保して、今日のサバイバルのもう一つの目的でもある食料の確保を達成します
タンパク質摂取は絶対条件です
水はその辺にある雪でokay!!
おそらく日本でサバイバルをするなら確実に【水】の優先順位が一番下にきます
それだけ日本は川などの水に恵まれた国だと思いますYO☆
トラッキング
さぁ、ゴリラがミリタリーザックを背負って原生林に帰っていきます
一度この森に入ると、周囲数キロは確実に人がいないので、事故がないよう気をつけます
すべて獣の足跡です
もちろんゴリラや人間の足跡なんてありません
だいたいエゾシカとキタキツネが足跡の主ですね
たま~にタヌキやウサギもあります
ヒグマは普通冬眠中だと思われますが、冬眠しない【穴持たず】と呼ばれる流浪型ヒグマや、冬眠前に栄養摂取が充分でなかったヒグマは早くに目覚める場合もありますので、遭遇する可能性がゼロではない以上、気をつけて行動します
ま、出会ってしまったら仕方ないのでゴリラvsヒグマをお伝えしようと思います
それにしても雪が深い!!
ついこの間まで、暖冬の影響で雪なんてなかったのに、結局は帳尻が合うもんなんですねぇ…
起伏もあり、300メートル進むのに30分ほどかかってしまいます
さぁ、谷を降りていきましょう
ここはハンターも近寄らないくらい起伏も多く険しいんです
谷に架かるように倒木が横たわっています
こういう障害物も確実にワンパクの体力を削り取っていきます
おっ!!
倒木に【カワラタケ】が生えていますね
食用には向かない種類らしいですが、毒ではないので一応採取しておきます
乾燥が進んでペラペラなので、火口としても使えますね
エゾシカのフンです
俵型をしています
動物の痕跡を追う【狩猟】 - East End Wilder
『エゾシカの墓場』に着きました
ここは湿地帯で、【谷地坊主(やちぼうず)】がありますね
雪解けの頃になると、ここの湿った土に肉が解かされたエゾシカの死体が転がっています
しかし、いまは死体は見当たりません
この谷を見下ろすことのできる日当たりの良い南向きの場所にシェルターを作って、この谷を観察することにします
ナチュラルシェルター(ゴリラの巣)
雪深い斜面を登るのはなかなか大変なもんです…
ありました!
根こそぎ倒れた木のその根元
ちょうどいい…
ここをワンパクゴリラの巣とするっ!!
つづく…