East End Wilder

自然を遊びつくそうぜ!!のブログ【ガチサバイバル】

タイドプール(潮だまり)【探索】

妻と一緒に外に出る

妻は胸いっぱいに秋の透き通った空気を吸った

そして、手を天に突き上げる格好で伸びをしながらボクにこう言った

『あぁ!!空気が気持ちいいね☆…ん?なんか変な匂いしない?』

『あぁ、オレいまゲップしたからね』

どうも、妻から『妖怪 口肛門』と呼ばれることになったサバイバル愛好家のワンパクですぅ

臭いを通すマスクは、ウイルス感染症対策に効果があるのか甚だ疑問に思う今日この頃

秋の夜長を、ワンパクのくだらないブログを見て過ごしてみてはいかがですか?

ワンパクはみんなの夜のお友達…

それじゃあ、早速いってみよー☆

 

タイドプール
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【タイドプール】とは、干潮時に岩礁の穴などに海水が取り残され溜まった大小の『潮だまり』のこと

ここには色々な生き物が取り残されていて、遊ぶにはもってこいの場所なんです

ワンパクが小さい頃にはよく【毛ガニ】【花咲ガニ】【エゾバフンウニ】【ホッカイシマエビ】など季節を問わず学校帰りに寄り道して、捕っては食べてました

いや~、いまやってることと全然変わらないですねぇ

さて、今回はホームであるオホーツク海を離れ、700㎞先の日本海で遊んで来ましたよぉ☆

 

ケツ岩発見

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ここは日本海

夜明け前の海岸に一人の男が降り立った

男はここよりさらに南へと向かう途中であったが、『あるもの』が気になり車を降りたのだ

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これはどう見たって、ケツを突き出した形にしか見えないYO!

しょうがねぇなぁ…

オレが欲しくてたまらないんだろ?

お望みどおりド真ん中にブチ込んでやるぜ!f:id:wanpaku-yaseiji:20201007231704j:image

うひょ~☆

やはりケツの真ん中には穴が空いていたNE!f:id:wanpaku-yaseiji:20201007231856j:image

しかし、オレの知っている『穴』とは違い、横に2つ並んで穴が空いている

ひゅ~☆イカすぜ!!f:id:wanpaku-yaseiji:20201007232345j:image

穴をくぐって裏側に行ってみましょう

穴の高さは2㍍ほどです

お邪魔しマ❌❌ぉ☆

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ケツ岩の裏側はいたって普通の岩でした

かなりの大きさなので迫力はありますね

 

タイドプールの生き物(食材)たち

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ちょうど干潮時であったこともあり、タイドプールが広がっていましたf:id:wanpaku-yaseiji:20201008011954j:image

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大小様々な大きさのタイドプール

何かいないかなぁ~♪f:id:wanpaku-yaseiji:20201008014206j:image

おっ!小魚がたくさんいましたよf:id:wanpaku-yaseiji:20201008014934j:imagef:id:wanpaku-yaseiji:20201008015006j:image

ムラサキウニがいました

北海道でウニといえば【ムラサキウニ】【エゾバフンウニ】が大定番

好みにもよりますが、北海道民濃厚な味わいのエゾバフンウニが好きな人が多いようです

カロリーが高いので、サバイバル時の食糧として最高の食材ですが、時期を間違えるとまったく可食部がなかったり、漁業権が設定されている場合がほとんどでなので、採取しないのが無難です

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ヒライソガニ】

体色変異が多く、種の同定が難しい

茹でても焼いても良い優良食材

ワンパク的には、良い出汁が出るので汁物にするのがオススメ

カニ類はオウギガ二科などの有毒種もいるので、種を同定する知識が必要となります

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ホンヤドカリ

一般的にいう『ヤドカリ』

亜種が多いので、種の同定がけっこう難しいです

環境によって毒を持つ可能性があるので、サバイバル環境下でも食べないのが無難

ちなみに、生物学上は【タラバガニ】【花咲ガニ】【アブラガニ】はカニではなくヤドカリです(もちろん食用種)

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ぬおっ!

なんかいましたよぉ☆f:id:wanpaku-yaseiji:20201008022912j:image

アメフラシですねぇ

実は貝殻が退化した貝類なんですよ~☆

背中を触ると硬いしこりのような部分がありますが、これが体内に埋もれた貝殻のなごりです

そして、卵塊重曹を加えて茹でるとラーメンの麺のように食べることができることで野食的には有名なんです

身の危険を感じると紫色の液体を体外に放出します

画像では分かりにくいですが、結構出しちゃってます

これは他の生き物からすると忌避すべき液体ですが、人間からしてみると抗がん作用があるとも言われています

ワンパクは実際に掬って飲んでみましたが、海水の味しかしませんでした

アメフラシ本体には毒はないのですが、エサとなる海藻が毒を持っていた場合には、体内に毒が蓄積されているので、いくら美味しそうでも食べないのが無難ですf:id:wanpaku-yaseiji:20201008033855j:image
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ムラサキイガイ(別名:チレニアイガイ)】

ゾワッときましたか?

びっしり群生していますねぇ

地中海原産の外来種で、学術的にも混乱がある二枚貝です

ちなみに日本在来種【キタノムラサキイガイ】は太平洋に分布しています

もちろん食用可☆
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【スガイ】

サザエ科の貝類で旨いんですが、フタが硬いので、身を取り出しづらいんです

豪快に貝殻を石で割って食べましょう☆
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クボガイ

好みの問題かもしれませんが、スガイよりもかなり旨いし、貝殻の内側がすごくキレイです
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【ヨメガガサ】

カサガイ類の類似の有毒種は確認されておらず、安心して食べることができるので、海でのサバイバル初心者はこの貝を食糧のメインにした方がいいかもしれませんf:id:wanpaku-yaseiji:20201008190246j:imagef:id:wanpaku-yaseiji:20201008190415j:image

カサガイ類はピッタリ岩にくっついているので、こんなナイフがあると便利ですf:id:wanpaku-yaseiji:20201008190518j:image

ヘラのように使うことができますよ

フジツボ】などを捕るにも便利ですね

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イトマキヒトデ

日本沿岸のどこにでもいる普通種

ヒトデはウニの仲間ですが、こいつは食べないのが無難

猛毒ではないんですが、サポニンという毒を持っているので舌がビリビリと痺れちゃいます

ミズバショウ】と同じ毒ですね

毒草【野食】 - East End Wilder

海は生命の宝庫ですねぇ

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岩陰に逃げたカニを突っついてみたりf:id:wanpaku-yaseiji:20201009183555j:image

まだちっちゃいウニを集めてみたりf:id:wanpaku-yaseiji:20201009183704j:image

フナムシ】を捕まえようとして海に落ちたり

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ヤドカリの大群を脅かして、全部貝の中に引っ込ませたり

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ウニ漁師から不審がられたりf:id:wanpaku-yaseiji:20201009184349j:image

タイドプールはホントに楽しませてくれるアウトドアフィールドでしたぁ☆

船が難破して無人島生活を余儀なくされることがありましたら、この記事を参考にしてみてくださぁい!!