East End Wilder

自然を遊びつくそうぜ!!のブログ【ガチサバイバル】

錆びた刃物を蘇らせる【裏技】

ボクのお小遣いはどんどん減らされる一方…

理由は『くだらないものばかりを買ってしまうから』だそうで

たしかにボクには収集癖がある

ボクにとっては大切なものばかりなのに、やはりここは男と女が互いに理解できない部分なのだろう

『くだらない』だなんて…

でもボクは最近その収集癖がとある資産を生んでいることに気がついてしまった

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これはボクが東京から札幌に移り住んできたときの自宅の画像で、当時ワンパクは旧司法試験合格を目指す若きプロバーテンダーという謎の経歴

ボクの経歴を表すかのように部屋もなんでもごちゃまぜで、大好きなものに囲まれるように大規模DIYしちゃっていました

賃貸マンションだったけどね…

数千冊を超える本600頭を超える昆虫たち、現在は手に入らないようなシングルモルトウイスキーやリキュールなどが数百本テレキャスなどのカスタムメイドの楽器たち

部屋にはバーカウンターやビールサーバー、サージャー、ワインセラーアイスストッカー等などこだわりの逸品で揃え、そんじょそこらの店に負けないような充分な設備がありました

画像右下の【余市1987】は1350本限定で生産されたもので、当時北海道に20本程度入荷したもの

価格は20,000円くらいだったと思うが、現在はなんと300,000円の値が付いている

こ、これは!と思い、一部のお酒を試算しただけでとんでもない価格に…

【ポートエレン】などのボトラーズはもちろん【ボウモア3年】【1800年代製造の陶器に入った謎のジン】【旧ソ連時代のウォッカ】などの珍品、オフィシャルの旧製品やデッドストック…

数えきれない

どうも、いままでどれだけ無駄遣いしてきたんだろうと後悔しつつも、なんでも鑑定団で『大幅アップー!!』の気分なサバイバル愛好家のワンパクですぅ

『えーっ!?』って感じでわざとらしく開けた口に手を当てチャウ☆

妻には内緒だよ?

まぁ、ヤフオクやメルカリのやり方がわからないので、結局お財布の中身は62円しかないんだけどね☆

さて今回はお金も物も大事にしようということで、錆びた刃物を復活させる記事

それじゃあ、早速いってみよー☆

 

錆びたモーラナイフ

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このモーラナイフは初めて買ったもので、山の中にシースー(鞘)を失くしてしまい使わなくなったもの

すでに遺跡から出土した鉄器のような雰囲気がある

どんだけ放置してたんだよとツッコミが入るかもしれないけど、モーラナイフは錆びやすいので、すぐにこうなる(言い訳)

どれくらい錆びやすいかというと、獣の血が付いた後、数時間で錆びてしまうくらい

まぁ、普通は獣の解体なんてしないよね

ちなみにシースーを失くして使わなくなったものがあと3本

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いま現役のモーラは5本目になる

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実はこれもモーラナイフ

やはり例にもれず錆びてしまっている

紅茶などを使って【黒サビ加工】をするなどの対処法もあるけど、ワンパクはめんどくさいのでやらないです

決してワンパクはナイフマニアってわけじゃないけど、用途に合わせたナイフを所持しているので、安物から鋳造のオーダーメイド品まで数十本は持っていると思う

それを全部黒サビ加工だなんて…ムぅリー!!

 

錆び取りの裏技

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ナイフのような真っ直ぐな刃なら研いだり、

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こんなサビ取りを使うのも簡単な方法だと思う

あと、サビを取りながら刃を研ぐこともできる耐水ペーパー(水研ぎできる紙やすり)を使うのも便利

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しかし、もっと簡単な方法があります

それはコレ

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木工用ボンド!!

ワンパクが子供のころからやっていた方法

実はワンパクの父親は、刃物研ぎの業者から依頼されるくらいの研ぎの名人

本職ではないし、めんどくさいので依頼は断りまくっているらしい

ワンパクがまだ幼く刃物研ぎを教えてもらえなかったときに、この方法を使ってサビを取ったりして遊んでいました

この方法は反りがあるような、研ぐには少しコツがいる刃物にはピッタリ

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この錆びた鎌で試してみましょう

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木工用ボンドをかなり厚めに塗る…
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モーラナイフもやっちゃいますね

あとは乾くのを待つだけ

まぁ、なんて楽なんでしょう!匠の技が光ります

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完全に乾きましたね☆
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あとはペリペリと剥がしていくだけです
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こんなにキレイになりましたよ

ついでに耐水ペーパーで少し刃を研いでおきますかね

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雑巾を用意して…
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100均のドアストッパーを
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こんな感じで水をつけながら研いでいきます

片方の面だけ充分に擦ったら、反対側の刃にバリが出るのでそれを取る感覚で擦っていくだけ

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美術品や職人の扱う刃物でもない実用品ならそれだけで充分です

鏡面加工も必要ありません

充分な切れ味

研ぎ(ホーニング)の世界は極めても極みきれないような奥の深い世界なので『マイクロベベルがどう…』とか、しゃらくさい知識なんてまったく必要ありません

失敗してもいいんです!気軽に研いでいきましょう!

研ぎに関してまだまだ父親には及びませんが、ワンパクにもこれだけは言える

『刃物は何度でも蘇る』

どれだけ錆びてても、どれだけナマクラでも再び魂を吹き込むことができます

みなさんはご家庭にある包丁が切れなくなる度に、買い替えたりしてませんか?

100均の耐水ペーパーや紙やすりでもいいので一度、『研ぎ』を挑戦してみましょう☆

形状が変わるほど研ぎ減りした刃物はとても愛着が持てますよ!

物を大切に☆

 

 

最近『最近記事あげてないね』『忙しいの?大丈夫?』と皆さまに優しいお声をかけていただくことが多くなりました

記事が滞ってしまっているにも関わらず、それでも記事を見に来てくださる皆様、応援してくださる皆様、ポチッとしてくださる皆様にこの場を借りまして感謝とお詫びを申し上げますm(_ _)m