雪洞キャンプ(ビバーク)【野営】
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口の中に4つの口内炎ができてしまい、何を食べても苦行でしかない毎日を過ごしているワンパクですぅ
さて、道東を中心に一晩で数十㎝の積雪を記録した先日の暴風雪!!
場所によっては一晩で数メートルの高さまで吹きだまりができているらしいっス
楽しみにしていたオシャレキャンパーとの週末の予定が、そのせいで中止となってしまった!
さぁ、そのときワンパクは一体なにを決断するのか?
それじゃぁ、早速いってみよー☆
雪洞キャンプ
その大雪を逆手に取り、ワンパク一人でも【雪洞キャンプ】をしようと考えついた
地震や津波だけでなく、今回の暴風雪のような自然災害を被災したときの訓練も兼ねて、久しぶりにやってみようじゃないか☆
【雪洞キャンプ】とは雪山などで緊急避難的野営を行う【ビバーク】と同意
その手法は、かまくら式、横穴式、縦穴式などフィールドに合わせて色々なスタイルがありますが、数メートル以上の積雪がある場所で【スノーソウ】(雪を切るためのノコギリ)などを使って下に穴を掘り進めて居住空間を造りあげるムロ式(勝手に命名)が一番楽しい
しかし、この日の予報はプラス6℃
暖かすぎるYO…
そんな暖かい日に積雪の多い山に入るのは雪崩に巻き込まれる危険性が高すぎる
ん~、でも雪洞キャンプはしたいYO…
そうだ!
庭で雪洞キャンプ(かまくらキャンプ)をしCHAO☆
かまくら設営
直径約3メートルのかまくらを作りましたよぉ~
幸い、庭にもかなりの雪が吹き溜まっていたので半地下のかまくらをすぐ作ることができました
入り口はワンパクというデブが通れるギリギリの大きさで、ほふく前進で入ります
ヘルニア持ちにはキツいぜ☆
かまくら内部は全て手掘りなので、指の跡がついていますね
その方が早いですし、かまくらを崩してしまう危険性も低いです
ボロボロだぁ
ワンパクのグリップ付き手袋はパラコードでの懸垂降下など、ハードに使いすぎるせいか、すぐにダメになります
かまくら内部に防水性の高いシートを敷くことで、雪の床に体温を奪われるのを軽減します
あと、スノーシェルターの床は極力平らにすることをオススメします
実はこれが結構大事なポイントなんです
かまくらやスノーシェルターの内部は室温が上がり、内部の雪の表面が溶けてまろやかになるので、傾斜があると滑って居場所が落ち着きません
複数人で数日間のビバークをする場合は、就寝時に傾斜の下に向かって寝袋も流れていき、オッサン数人が重なり合うくらい顔が近いという非常事態になります
ただでさえ緊急事態でビバークしているのですから、さらにこんなストレスがかかることにより些細なことでケンカなどが起きることもあるので注意しましょう
ケンカは思わぬ悪い方向へパーティーを導くので、リーダーは細心の注意が必要です
昔、ビバーク訓練に参加したときは、ワンパクのイビキがうるさすぎるとのクレームからケンカになりました(笑)
はぁ~、一息入れますか
やっとコーヒーが普通に飲めるようになってきました
こんな携帯用焚き火台があればシェルター生活が優雅になります
早速、1歳の娘にも冬野営訓練です
といっても、かまくらで遊んでもらうだけですが
どんな状況でもサバイブできるようこれから仕込まなきゃ
ちなみに娘の後ろに妻が写りこんでいますが、かまくらの入り口の小ささがわかるかと思います
入り口は小さくても、内部は身長176㎝のワンパクが横になって寝ても充分な広さ
天井も立ち膝しても充分余裕がある高さになってます
スペースは充分に広くとる方が精神的にも負担が少ないです
さぁて、日が落ち夜になりましたよぉ~
一人かまくら生活が始まりました
隣に住むワンパクの両親が、ちょくちょく様子を見に来ます
息子は一体なにをしているのか不思議でしょうがないらしい(笑)
父『はぁ?ここで寝んのか?バカだべや!』
母『なぁ~にやってんだぁ?風邪ひくっぺよ(茨城弁)』
母にいたっては、ワンパクが妻とケンカして家を追い出されたとさえ思っているようだ
面白いので、しばらくはそういうことにしておく
外気温は高くプラス5℃
夜のシェルターでやることもないので、さっさと寝ることにします
実際のビバークも体力の温存のため、寝ていることが多いです
おやすみなさい…
ぐぅぅ…
ん?
(なにか違和感があって少し起きる)
ぐぅぅ…
(眠いのでまた寝た)
んん?
あれ?気のせいか…
(眠いけどなんか気になる…)
(ルーメナーを点灯)
いや!狭くね!?
これ、明らかに天井低いよね!?
ぐぅぅ…
(寝ちゃった)
(ミシミシ…)
(ギュゥゥゥ…)
ボッスン!!!
な、なになに!?
点灯っ!
気温が高いせいで天井が落ちました…
世界の東の果てで起きた夜中三時の出来事
3.11
雪洞キャンプは訓練というより体験で終わってしまいましたが、行動に移してみることがやはり重要だと感じました
先日、防災に関する講演で講演者が『防災に関する備えは、自分がいない場合を想定した備えをしなくてはならない』ということを言っていました
眼からウロコでした
確かにワンパクがいれば、サバイバルの経験や知識を活かし、我が家の安全は担保できます
しかしボクが居なかったらどうでしょう?
ボクが建物の下敷きになっていたら…
ボクが津波に流されていたら…
ボクがすでに息絶えていたら…
どうやって家族を守れる?
準備していた道具の使い方さえ分からないのではないだろうか?
ブログにワンパクの経験と知識を残しておく理由がここにありました