世界遺産知床ルサ縦断 後編【野営】
おひさしぶりでーす☆
仕事が忙しいよぅ
全然記事を更新できないよぅ
どうも!!『コミュニティ』なのか『コミニュティ』、『シュミレーション』なのか『シミュレーション』、『シチュエーション』なのか『シュチエーション』か全然わからないサバイバル愛好家のワンパクですぅ
でも、このことを異常に気にする人が仕事でいるんだぁ…
あんた、そこ頑張るとこじゃねぇんだわぁ…
ホントこんなことどうでもいいわぁ…
つるの剛士の畑からパクチーが盗まれたニュースくらいどうでもいいわぁ…
いつもならどうでもいい情報満載だけど、今回はちょっと知っておいた方がいい世界遺産知床シリーズ第四弾!
前編、中編と配分を完全に間違ったから後編はちょっと長くなっちゃってますよぉ
それじゃ、早速いってみよー☆
自然公園法・自然環境保護法
ワンパクもたまにはマジメに法律のことやっちゃうYO☆
一応、法学部法律学科卒業だからNE!
金髪アッシュで旧司法試験受けてたからNE!
憲法、民法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、ラマーズ法、黒魔法、キャノン砲など様々な『法』があるなかで、自然公園法・自然環境保護法なんてあまり馴染みないですよねぇ
でもいくらマイナーであっても、法律は法律
日本が法治国家である以上、みんなでちゃんと法律を守っCHAO☆
パクチー盗んだら窃盗罪だYO!
それにしても、ワンパクがうっかりしていたせいで、こんなマイナーな『法の壁』にブチあたるとは…
ヤッちまったなぁ!
『知床みたいな有名な国立公園に行っておいて、そんなうっかりはねぇだろ!』とかのツッコミは入れないで下さい
まじでバカな子なんで(笑)
でもワンパクはやればできる子『YDK』
さぁて『法の壁』とやらの問題点を脳内整理して、解決に向けて対応していきますよぉ
まず、なんとなくの当初のワンパクプランは
こんなナチュラルシェルターを作り、
魚を捕って、
こんなふうに焚き火して、夜を明かしながら縦断し、ルシャ川河口に出たあと、
さらにルサに引き返すというもの
きっと途中には、
こんな出逢いや
こんなキレイな場所があるんだろうなぁと勝手に想像しているわけです
しかしここは国立公園
自然公園法や自然環境保護法により色々な制約があるんです
世界遺産知床ルサ縦断 前編【野営】 - East End Wilder
世界遺産知床ルサ縦断 中編【野営】 - East End Wilder
焚き火
焚き火しないと、寒いしぃ、魚焼いたりお湯を沸かせないしぃ、クマ怖いしぃ、ブレた背中しか写せなかったしぃ、暗いしぃ…
なので、サバイバルには焚き火は欠かせませんな!!
でも『国立公園で焚き火してもいいの?』ってことになりますね
結論からいうと『国立公園内での焚き火の一切を禁止している』わけではありません
ここでは詳しく紹介しませんが、自然公園法の第二十一条第三項第六号には緊急時以外は焚き火はダメよとあります
また緊急時以外にも【国立公園】の場合は環境大臣、【国定公園】の場合は都道府県知事に許可を取れば焚き火はオッケーとのこと
まぁ、しかしそんな許可がワンパクに下りるはずはないので、現実的にNG
しかし、もっと第二十一条を読み解くと判ってくることがあります
実は国立公園は【特別保護地区】【特別地域】【普通地域】に分けることができます
この第二十一条には『特別保護地区内において…』とあるので、それ以外の場所なら焚き火は法的に問題はないということになります
いまワンパクがいる場所はギリギリ【特別地域】です
あとは良識の範囲内でどうするかですねぇ
採集
ハラは減るからやっぱ食べないとねぇ
食糧確保はサバイバルにおいての優先順位が一番下位になるけど、『捕ったものを食べる』ことは一番の醍醐味
『捕る(採る)スキル』には、そのものを判別する能力に加え、生態、環境、野食、毒に関する知識が欠かせないので、サバイバル技術とこのスキルはイコールだとワンパクは思っています
特別保護地区では全ての種の生物が採集禁止となりますが、特別地域は指定された種以外の生物なら採集可
もちろんこれも良識の範囲内で☆
この釣った【オショロコマ】も指定はされていないので、採集禁止ではありませんが、このルサ川ではリリースが推奨されています
法的に禁止はできないので、推奨という形でしか呼びかけできない管理者のもどかしさが伝わってきますYO!
なので、リリース☆
さぁ、お逃げなさい(捕まえておきながらそりゃねぇよ)
伐採
サバイバルの優先順位の最上位であるシェルター
特別保護地区や特別地域については一切の木竹の伐採が禁止されています
また『工作物の新築』も禁止されているので、『なにが木竹にあたるか』『工作物とはなにを指すのか』ではなく、シェルター設営を断念するのが無難ですねぇ
ちなみに、ワンパク得意のナチュラルシェルターや一般的なテント設営は基本的に『工作物』にあたると考えても差し支えないです
『国立公園内はキャンプができない』という情報は、もしかしたらここからきているのかもしれませんね
ワンパクの決断
選択肢は2つ
『撤退する』か『縦断を続ける』か
『縦断を続ける』には法的・モラル的に色々な制約を受けるので、ろくな装備もないこの縦断がさらに難易度が上がってしまいます
シェルター(法的)❌
焚き火(モラル的)❌
魚採集(モラル的)❌
しかもすでに日が落ちて、時間的な問題もあるんDEATH
…
…
オラ…
オラ、わくわくすっぞーぉ!!!!
縦断を続けまshow☆
誰にも見つからず、痕跡も残さない【ステルスキャンプ】をすることだって当然出来ますが、これは極めて黒に近いグレーゾーン
ワンパクはそんなことしないよ☆
法的にもモラル的にも正々堂々サバイバルしてやるぜ!!
ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)の巣を襲う
『襲われるんじゃない!襲え!』
ハラが減ったワンパクは凶暴です
魚がダメなら虫を食おうと、見つけた立派な【ケブカスズメバチ】の巣を襲います(※刺されるのがイヤなら絶対にマネしないでください)
ケブカスズメバチ【昆虫採集】 - East End Wilder
貴重なたんぱく質です
ワンパクは昔からスズメバチに対しての耐性があるようで、刺されると痛いは痛いのですが、ほんの少し腫れる程度
いままで何百回と刺さされています
眼球だけ刺されないように注意していれば大丈夫大丈夫!
『煙を使って動きを鈍くしてから』なんてことはしません
ワンパクが伝承されている南斗聖拳を使います
真っ向から素手で
巣を叩き落とし、
【ハチの子】(蛹・幼虫)をもらいます
ここは特別地域で、ケブカスズメバチは指定された種ではないので採集オッケー☆
スズメバチならモラル的にも誰も文句ないっしょ!
スズメバチの成虫もパリパリ食感のおいしい食材なのですが、これはさすがにやめておきます
火を熾せない状況なので、熱処理によって毒を分解できないんです
ちなみにスズメバチの毒はフグみたいなタイプの毒ではないので、水溶性があって分解しやすいんですよ
ハブ酒のようにアルコールに漬けたり、焼いたりすれば食べることもできます
ま、なんかあっても自己責任ですけどね
この繭の中身がワンパクの食糧です
生食なので一応、消化器官を取り除いてから食べます
でろ~ん…
いただっキャス☆
完食ぅ!
ヤマブドウの木の中で寝る
高さ5メートルほどの【ヤマブドウ】の木の中で寝ましたよぉ
しっかり寝坊しました…
すっかり昼…
か・い・て・き❤
木の中はツルに囲まれた天然のドーム型シェルター
まだヤマブドウは色付いていない時期なので、ヒグマが来る可能性は低いと判断してのねぐらです
この時期はきっとみんな鮭食べに行ってるっしょ!
ナチュラルシェルターを作るのが面倒なときに、よくやるワンパクスタイルの野営です
本当は針葉樹の枝葉を下に敷くと、とても温かく寝ることができるんですが、木を傷付けることはできないのでガマン!
縦断再開
ルサ川を離れ、ルシャ川に向かって山越えです
【特別保護地区】に入りましたぁ
こんな感じに写していますが、実際の視界は
こんな感じの藪の中
水の匂いと流れる音を頼りに進んでいきます
いつもなら、ジャングルマチェーテで薙ぎ払いながら進んで行けたのにぃ
だれだよ、こんなキレイな出逢いを想像してたのは!
藪しか見えねぇよ!!
しかし、このルートがこんなにハードだとは…
方向間違えたかなぁ?
起伏も激しいので、もうケブカスズメバチからもらった栄養は使い切った感があります
デブは戦車並に燃費悪いんです
ちなみにワンパクのスマホの電池も燃費が悪いので、もう限界
あと残り7%
古いスマホはダメね
あ、
沢発見~☆
これを下ればきっとルシャ川ですね
少し行けばまた特別保護区を抜けて、また特別地域
河口より海側は普通地域なので、魚や貝など食糧の調達でもしようかなぁ
そしてこのあと、見通しのいい笹原の丘に出たり、生意気なエゾシカに威嚇されたり、ゴール地点ルシャ川河口にクマが数頭いたので、河口まで下りることができず、ゴール目前で食糧調達もせず引き返してきたりと、お見せしたかった景色がたくさんあったんですが、スマホのバッテリーの限界により撮影できませんでした
突然の思いつきだったので、ゴープロも今回の縦断では携帯してませんでしたし…
なんか尻すぼみのような報告になってしまいましたが、ワンパク的には、今回の縦断において、いままで培ってきたスキルで充分対応できたことに満足だYO☆
なにより無事帰還できたしね!!
でも、虫しか食べてないけどね☆
結局コレ使わなかったなぁ…
食糧としてせっかく縦断前に釣ったコレは、車の中に忘れられたまますごい匂いを発していました…
一番要らなかったのはコロナ対策のマスク
誰もいねぇし…
ちなみに今回、ワンパクが間近にして、ヒグマは人間が戦えるレベルの生き物ではないことを改めて再確認できましたとさ
即DEATHらなくてよかったぁ…
おしまい