ファットウッド採取 前編【探索】
みなさんは【ファットウッド】というものをご存じですか?
直訳したら『デブの木』
脂分たっぷりなので、燃えやすい性質から火口として利用される天然の木です
あ、『デブ』といえば…
先日、片足に激痛を伴う腫れが出たため救急外来にかかった結果、痛風と診断されました
two fu!?
Nooooo!! throbbing!!
激痛生活を余儀なくされております
右足がひどく腫れています
痛風なんて自業自得だろと言われるかもしれませんが、まさにそのとおり!
1食でご飯五合!
味噌汁代わりにラーメン二人前!
2㍑ペットの緑茶は1日で最低四本は消費!
ほぼ肉しか食べないYO!
野菜、果物は別にいらないYO!
昔からこんな食生活をしていたので前厄を迎えた今、ついにそのツケが回ってきました
禁煙に成功したものの、デブになり、それが原因でヘルニア、そして痛風…
ゴリラがデブって【ブタゴリラ】になっちゃったYO!!
トンガリぃ~!!助けてくれよ~!!
どうも、タバコをやめたのに不健康になっていくワンパクですぅ
しかし、雨が降っていようと、新型コロナウイルスが流行っていようと、痛風だろうとワンパクを止めることはできません
足の痛みに耐えながら森に入っちゃうYO!!
ワイルドライフジャンキーはこうでなきゃね☆
それじゃあ、早速いってみよー!
ファットウッド
健康な状態の松の木には、血液のように松脂が木全体にいきわたっていて、どこかに留まることはありませんが、松の木が枯れると松脂をいきわたらせる力がなくなり、重力によって松脂が下や枝へと移動していきます
こうして松脂が集まって固まった部分が【ファットウッド】となります
ファットウッドは松脂が多く含まれているので燃えやすく、腐りにくいんです
なので、松の木は枯れて腐っていてもファットウッドの部分だけ残っています
ファットウッド採取のときはこの部分を探していくYO☆
ファットウッドが出来る松の種類としては、【黒松】より【赤松】がいいとされています
わざわざ山奥に行く必要はなく、近くに松林があれば採取に行ってみるのもいいですね
実は北海道には黒松や赤松のどちらも自生していません
北海道に自生しているのは、【トドマツ】【エゾマツ(クロエゾマツ)】【アカエゾマツ】のみで、あとは植林された【カラマツ】があります
北海道で、それらの松からファットウッドが採取できるのか探索してみることにしましょう
探索するにあたって、いつもなら【スパイク地下足袋】を愛用していますが、痛風により腫れ上がった足では履けないので、【beansブーツ】を履こうかと思ったのですが、ワンパクのハードアウトドアについてこれず、パッカリとウォータープルーフ部分と皮部分が離れちゃいました
1年ほど使用しただけでこんな状態
上の部分はワンパクが食べた跡です(笑)
最悪の場合や緊急時、革製ブーツは食べることができるんですよ
美味しくないけどね…
靴味でした
そんなこんなで靴の状態を維持できないほどにボロボロなので、長靴に履き替えて探索に向かいます
当然、熊よけの鈴も携行します
この辺は最近、目撃情報が多いんで…
昼寝用に買ったマットも持っていきましょう
今回の相棒はコレ!!
【The Friendly Swede(スウェーデンデザイン)】
折りたたみ式のノコギリです
さぁ、深い霧のかかった森にどんどん入っていきますよぉ~
ファットウッド採取方法
ファットウッドはまず枯れて倒れている松の木を探します
立ち枯れの松でもかまいませんが、その場合は根のほうにファットウッドがあることも多いので、掘ったりするのが面倒です
松脂が集まってファットウッド化しているものがないか探してみましょう
なんだか、濃い霧がかかって【サルオガセ】が不気味さを演出して西洋の『魔女の森』みたいですね
ナイフやノコギリの背の部分で叩いてみると、腐っている部分は『ドフッドフッ』と鈍い音が鳴りますが、ファットウッドは松ヤニががっちり固まったようなものなので、固い高い音が『カンカン』と鳴ります
また、ファットウッドの見分け方ですが、松脂のにおいがして、琥珀色の半透明になっていたら、それがファットウッドです
それっぽい倒木み~っけ☆
早速叩いてみると、
『カンカン!』
切ってみます
あ…
もう見つけちゃったYO!!
こんなすぐ見つかっちゃったら、つまんないじゃないか!!
せっかく森の奥まで来たんだから、少し遊んで行こうね☆
後編に続くぅ☆