フキノトウ 前編【山菜の採り方】
『山菜は興味あるけど、毒草が怖い』となかなか手を出せていない方も多いのではないでしょうか?
どうも、『オレのブログってキャンプブログではないんじゃないか?』といまさらながら思うサバイバル愛好家のワンパクですぅ
ま、ワンパクという野生児がファミキャンデビューを目指すブログってことで勘弁してください☆
今回は『意外な山菜が毒を持っているよ~』『そこらへんで採取できる山菜なのに大袈裟にアウトドアして採取しちゃうよ~』の回です
それじゃあ、早速いってみよー☆
フキノトウ(アイヌ語:マカヨ)
1年で最初に顔を出す山菜のひとつ【フキノトウ】
キク科雌雄異株の多年草
フキノトウは春を告げる山菜として親しまれていますが、実はフキノトウ(フキ)には毒があるって皆さん知ってました?
山菜を採る人でもあまり知られていないんですが、【野食家】の間では結構有名なんです
ちなみにフキノトウとフキは同じ植物です
フキの茎は地上には伸びずに、地中で地下茎となって横に長く這って伸びます
葉が地表に出ないうちに花茎が伸び出した花芽部分を『蕗の薹(フキノトウ)』と呼びます
花茎とは別に、根茎から地表に葉を出したものを『フキ』と呼んでいますね
地下茎が地表に剥き出しになると光合成して緑色に変色するので、ワサビと間違われて誤食されることがありますが、地下茎は有毒なんです
誰だぁぁぁっ!!
写真下手すぎるだろって言ったやつはぁ!!
おまえかぁぁっ!!
正解ですぅ…
ま、写真は伝わればオッケーオッケー☆
ワサビっぽい部分にはペタシテニン(別名フキノトキシン)などのピロリジジンアルカロイドの一種がたっぷ~り含まれています
肝機能にダメージを与えるタイプの毒ですね
植物が、進化の過程で動物に食べられないように防衛手段として獲得した毒素なので大目に見てあげましょうね
フキやフキノトウにも多少なり含まれていますが、水溶性がある毒なので、アク抜きをしてたくさん食べ過ぎなければ大丈夫です
マネしないでほしいのですが、画像からもわかるとおり、ワサビっぽい部分…ワンパクが直接囓ってサトウキビ的にチュパチュパしちゃってます(笑)
てか喰っちゃってるYO!!
フキノトウのアクと香りの強いやつって感じで、わざわざ食べる必要がない味ですね
採取方法
こんな感じの開ききっていないものが良いとされていますが、花茎が伸びたものも食用にするくらいなので、どんな状態のものでもオッケーです
ワンパク的にはとくに味わいに違いはないと思います
手でも採取は可能ですが、ダイビングナイフなどを使うとキレイに採ることができますよ
水々しくて緑の鮮やかなものを採取しましょう
採取する場所ですが、フキ同様に沢のような水分が豊かな場所の方がフキノトウも美味しいと思います
こんな小川なんかはとても良いですねぇ
フキノトウは市街地などでも採取することができますが、せっかくだから美味しいものを探しに行ってみました
ちょっと寄り道
少し寄り道しながらフキノトウを採りに行きましょう
どうでもいい理由を付けてすぐ森に入りたがる悪いクセは昔から変わりません
しかも、見てのとおり雪解けの水が溢れて歩ける場所なんてないようなところに来ましたよ
しかもここは汽水域なので、フキが自生するような場所でもありません(笑)
装備は釣り竿など最低限(?)のものだけ
釣り竿…
この時点でもうすでにフキノトウはどうでもよくなっちゃってるYO☆
水に浸かりながら道なき道を進んで行きます
湿地帯に出て来ました
しかしまだここでフキノトウは採取しません
だってもうサバイバルが終わっちゃうじゃんか
これから!!これから!!
森をいくつか越えましょう!!
おっ!!
山ウドの群生痕跡を発見!!
折れて倒れている木みたいなのが、昨年のものです
今年もここに生える証拠なので、時期になったら採りに来ますかね
針葉樹林帯に入りました
生まれたての針葉樹
地面を鮮やかに彩ります
倒木ゾーンをジャングルマチェーテで枝払いしながら進み、
苔の生える湿った混成林に突入します
こういったすごく小さな沢に沿っていくとヒグマに遭いやすいので、ズレて移動しましょう
そういえば、昨日この森でヒグマの目撃情報があったばかりです
森の中はかなり起伏もありましが、やっと森を抜けました
笹の広がる丘の上に出たようですね
眼下には小さいながらも高層湿原が広がっています
よし!
ここでフキノトウを採ろう!!(忘れてた…)
つづく