クマザサ【野草】
いつの頃からか、ボクが山菜採りの仲間からこう呼ばれたことから始まりました…
『山の神』
まるで箱根駅伝5区の走者みたいじゃないかYO!
最近では山菜採りの初心者や自然探索が好きな人が、ボクを案内人として誘ってくるようになり、その『山の神』という名がどんどん定着しました
あのね、もっとスゴイ奴なんてきっといくらでもいるし、『山の神』ってもうそれ人間じゃないし、ボクはただの事務職です
それなのに『こんなクレイジーな奴がいるよ』などの噂から医者、会社の上級管理職などなどボクとは不釣り合いの方達と一緒に森に同行することも増えてきた
誰だそんな噂流してる奴はっ!!
しかも山菜の案内だけでなく、釣り、昆虫採集、遺跡、鉱物などなど、依頼は雑食甚だしく多岐にわたっています
ボクはネイチャーガイドではないんですよー
どうも、情報流出が甚だしいサバイバル愛好家の『山の神』ワンパクですぅ
いつまで経っても頭の良い人とエライ人は苦手です
それじゃあ、早速いってみよー☆
隈笹と熊笹
『クマザサ茶』という言葉を聞いたことがありますか?
これは『隈笹』を煎じて飲むお茶のことで、この植物自体は一般的には食用にされません
葉の縁が隈取りをしたように白い部分があるのでこの名が付いています
一方、『熊笹』は正式名称を【チシマザサ(千島笹)】といいます
よく熊がいる場所に生えている(そんな事実はない)ことから、この別名が付いたらしいです
よくおでんや煮物に入っている『ネマガリタケ(根曲がり筍)』という小さなタケノコはこのチシマザサなんです
つまりアレは細いタケノコじゃなく、太い笹!
クマザサを食べてみた
【クマザサ】イネ科
成長し冬になると葉の縁が枯れて白色になります
葉には抗菌、防腐、解毒などの作用があり、だんごやちまき、寿司などを包むのに用いられてきました
お茶には、縁が白くなる前の若い葉を利用します
葉を乾燥させて熱湯を注ぐだけ
お茶にすると口臭、高血圧の予防に効果があるそうです
ちなみにワンパクの口臭は消えませんでした…(どんだけ臭ぇのよ!)
しかし前述したように、葉の利用はあってもチシマザサと違い、クマザサは一般的には食用とされていません
なぜでしょう?
調べてはみたんですが、クマザサのタケノコ(?)を食べることができるのか情報がありません
誰も試してないの??
てことで、これは…
ワンパクが食べてみるしかないっしょ!!
『山の神』はチャレンジ精神旺盛です
み~つけた☆
あったYO!!クマザサのタケノコが!
ちっちぇ~
お茶にするくらいだし、毒はないっしょ!
ペキペキ折って採っCHAO☆
初実食なので【野食】ではなく、家に持ち帰り調理します
皮を剥くと…それなりにタケノコっぽい!
先端はかなり硬いので、皮を剥く際に一緒に捨ててしまいます
とりあえずアクを抜くために下茹でしてみます
情報もなく正解かどうかなんて分からないですが、こういうのはなんか楽しいです
ガスコンロが汚いですが、気にしないでください
あえて生活感を出すための演出です(笑)
親近感♪親近感♪
この時点で試食するべきなんでしょうが、楽しみは後にとっておきましょう
味がマズければ、記事的にはオイシイので…(『山の神』は激マズであることを期待しています)
さて、天ぷらにしてみました
一緒に採った【タラの芽】【コゴミ】【ハンゴンソウ】も揚げちゃいました
ワクワク…
DIG IN☆
うんめぇ~~~!!
まじか!?
これはアリですよ!
アクによるエグ味もないですし、香りも良いですね
やっぱ野草の可能性は無限大ですね☆