ハンモック 湿原編【野営】
実は皆様に重大なご報告があります
私ごとで大変恐縮なのですが…
感無量です!
言わずにはいられません!
…
じ、
人生で…
最大の耳クソが今とれましたーっ!!
(パチパチパチ☆)
ありがとうございます!!
ありがとうございます!!
でけーぇ!
【ウリハムシ】二匹分くらいの大きさです!!
どうも、獲れた耳クソを見つめながらアイラモルトを飲むサバイバル愛好家のワンパクですぅ!
とても耳の聞こえが良いYO☆
みんなの声が聞こえるNE☆
『ワンパクだまれ!!』って??
okey!
それじゃあ、早速いってみよー☆
湿地と湿原
ご覧の通り、サバンナに見えちゃうくらい何もない風景
これが【湿原】です
低層湿原~中間湿原~高層湿原で構成される日本の湿原の86パーセントが北海道に存在し、その大部分がワンパクの住むこの道東地域にあります
なので、皆さんはあまりこのような環境でサバイバルをすることは中々ないかと思いますが、少ぉしだけ想像してみてください
耐湿地性の小型の樹木がたまぁ~にあるくらいの状況で、泥濘んだ地面を移動することにかかる時間は未知数
視界は3㍍を優に超えるヨシなどに阻まれ、所々、地下水流の落とし穴である【谷地眼(やちまなこ)】があり、行く先を蛇行する川が完全に遮断する
ときには泳いで川を渡る
加えて、湿原では地面に直接寝ることは出来ないので、小型の樹木の樹上にシェルターを造ったりする必要があるけど、それ自体を設営するための材料が手に入らないし、またその細く貧弱な幹では人間の体重を支えることもままならない
そもそも焚き火をするための乾いた薪などが手に入る機会はまずなく、さらに吸血性の昆虫が大群で常に襲ってくる状況です
どうです?
ワクワクするでしょ?
ゾクゾクするでしょ~?
変態でしょ~?
ちなみに【湿原】ではなく【湿地】だったら
素材がたくさん手に入る可能性があるので、樹上にシェルターを作ることもできますね
【ミズバショウ】にはサポニンという毒があるので、食べることはできませんが、夏場には1㍍を超える大きさにまで成長するのでシェルターの屋根や壁を作る素材として有効です
湿地に生える木々には
【ヌメリスギタケモドキ】のような食用のキノコもあったり、カエルやヘビ、カニ、ザリガニ、エビ、魚などが豊富なので、シェルターなどの拠点からでもすぐ近くで手に入ります
『湿地と湿原の違いとはなんだ?』と云われれば、【湿地】(wetland)は大きな概念での言葉で、排水不良の土地をいいます
そして【湿原】(bog、moor)とは湿地の中でも過湿・貧栄養の地に発達する自然草原であるといえます
この違いについては、国土地理院でも概念が明確化されていない(不明瞭)ので、あくまでもこのブログ内での分類とします
湿原サバイバル必需品 ハンモック
ワンパクがいくら現地調達主義のサバイバル愛好家でも、遊ぶ相手が【湿原】ならば装備が必要です
その中でも一番重要なのが【ハンモック】
しかも、できれば蚊帳付きがいいね☆
湿原では地面で就寝することはまず不可能で、しかも、ここぞとばかりに蚊の大群が襲いかかって来るからです
湿原にはオアシスのように木々が密集しているところがあるので、適地があればすかさずハンモックを設置しましょう!
無理して歩を進めたことにより最悪の場合は、生えているヨシをそのまま束ねたシェルターで過ごしたりすることがありますが、その際は尻や足が水に浸かった状態で一晩中蚊の猛攻と戦う羽目になります
ワンパクは何度も経験ありますが、これは絶対に寝られません!
ハッキリ言ってもう二度と経験したくない地獄です
立ったまま寝て、膝から崩れ落ちて全身ズブ濡れになったり、細い木に登って休もうとしたら、折れて落ちて結局全身ズブ濡れになったりしたこともあったなぁ…
手のひらと比べてもそう太くない木の幹だということがわかりますが、湿原においてはこれでも太い方なんです
木が腐って内部が空洞化していないかもチェック
ぶらぁ~ん♪
快適快適ぃ~☆
座ることや体を横にできることのありがたさがわかります
この【Lenzai ハンモック(最新版) 】は安物だけど結構気に入ってます
蚊帳とハンモックと収納袋が一体化していて、ハンモックが開くと蚊帳も自動で展開しますし、設置がめちゃくちゃ簡単
小さくまとまるので軽いし携行性抜群ですね
装備
装備とはいっても必要最小限に抑えるのが面白いとワンパクは思っているので、【湿原】が相手でもワンショルダーバッグに充分納まります
てかいつものように忘れ物
ナイフ、タープ、LEDランタン、帽子、虫除けクリーム、クマ鈴などなど忘れたDEATH!
まぁ、別にいいけどね♪
じゃあ、逆にワンパクは一体なに持ってきたの?(笑)
いままでこれを使ったことはありませんが、一応マッチは持ってきています
カラビナは2つ持って(バッグに入って)きました
ちなみにカラビナは必ず『登山用』を持ち歩くようにしましょうね
表示のとおりこれは2.5㌧まで耐えられます
これはザイルを使った沢登りをするときや懸垂降下する場合にも使いますが、なにより、救助されるようなことがあった場合には、救助側が被災者の身に付けているものを代用することもあるのでオモチャのカラビナやキーホルダー的なカラビナはアウトドアに持ち込まないようにしましょう
あと、なるべく顔面を覆うものも必要ですね
いうまでもなく蚊対策です
覆ってない左目の上は早速刺されちゃってるYO☆
これまで幾度となく湿原を訪れましたが、何もない世界では人間の無力さを本当に痛感します
でも、こんな過酷な湿原横断が成功しても登山のような達成感はなにひとつないんです(笑)
それでも今年は釧路湿原、別寒辺牛湿原、霧多布湿原、ヤウシュベツ湿原、風蓮川流域など7つの湿原を制覇しました
湿原サバイバルについては、そのうち記事にしようかと思いますが、相変わらず共感度ゼロの内容になるでしょう☆
いまソロキャンプが流行っているみたいですが、周囲数㎞に人や人工物がない極限の『ソロ』を皆さんも楽しんでみてはいかがですかぁ?