タガメ【昆虫飼育】
水生昆虫の王者 タガメ
日本最大の水生昆虫であり、日本最大の半翅目
ワンパクの憧れの昆虫の一つ
かっこいい~!!
そう思うとでかいカメムシに見えてきますよね?
大きさはオスよりメスの方が大きくて、55㎜くらいです
陸の【カマキリ】・空の【オニヤンマ】と並び、【ゲンゴロウ】と共に水中の生態系の頂点にいる昆虫
性格は非常に獰猛で、魚だけでなくヘビやカエル・亀・ネズミなども襲います
昆虫が魚類・両生類・爬虫類などの脊椎動物を襲うのはタガメと軍隊アリくらいでしょうか
獲物を捕らえ、尖った口吻から麻酔を流し込み、同時に消化液を体内へ流し込みその体液を吸います
その消化液は獲物の骨を溶かしてしまうほどで、人間が刺された場合はスズメバチに刺されたよりも強力だというけど、ワンパクは試したことはありません
ただカマで引っ掻かれただけだけど、ワンパクの指からあっという間に出血
一度そのカマで捕獲されたら逃げることは容易ではないことがうかがえる
めっちゃ怖かった!
北海道では飼育個体の放流と思われるタガメが報告されているが、元々在来していた種なのかは不明
タガメの産卵に挑戦
新しいワンパクの家族としてやってきました
共食いを避けるため、いまはメスのみ水槽に入れています
お腹いっぱいになったところでオスを投入して交尾・産卵をしてもらう作戦
実はワンパクはタガメの飼育が初めてで、この個体は購入したものです
ずっと憧れていましたが、遂にこの度飼育することができました
ずっと水槽を見ていても飽きません
レイアウトも素敵でしょ?
ホテイアオイにカボンバ
水槽はアクアリウム上級者は絶対に使わないであろうオールインワン型【JEBO】を使っています
ガラスの曲げや透明度などは【nisso】にはもちろんかないませんし、水槽細部の仕上がりもショボいですがワンパクのような半端者にはJEBOで充分っす!
産卵用の止まり木は近所の公園から拾ってきたものを、生け花用の剣山にブッ刺して固定しました
エサ用にメダカを入れていますが、なんだかエサとして小さい気がするので、金魚を入れようかと思っています
でも全然食べていませんね~
道東は寒いのでもう冬眠モードなのかな?
追って報告します
コクワガタ【昆虫採集】
普通種である所以はその強靱さ コクワガタ
コクワガタ【学名:dorcus rectus】
rectusの意味が『真っ直ぐな』であるとおり、オスの大顎が真っ直ぐ前に伸び、先端が内側に湾曲する
内歯は真ん中ほどに突起があるが、小歯型のオスにはこの突起がなく、少し膨らむ程度
オスの極大歯型には先端の湾曲部にさらに突起が見られる
全国的に普通種であり、北海道でも広く分布するが動植物分布境界の河野線以西に生息数が多い(ワンパク調べ)
市街地の公園などでも採集可能で、産卵する木は白色腐朽菌が回った朽ち木や倒木を好んで産卵するが、針葉樹の朽ち木であっても劣化が進んだものであれば産卵する場合も見受けられる
このタフさがコクワガタが普通種である所以でしょう
産卵の際にメスが残す『産卵マーク』を見つけることができれば、朽ち木から幼虫を採集することが可能
この画像の個体は42㎜ですが、キレイな体つきなので飼育することにしました☆
コクワガタ採集方法
やはり北海道の採集方法で一番成果があがる【灯火採集】がオススメ
先程のオスと一応ペアリングすることとして、メスをゲット☆
昼夜問わず行動するため、ルッキング採集も可能で、ハルニレ・ミズナラ・バッコヤナギなどに給餌に来ている場合が多い
また、平たい体を活かして、樹液酒場では体の半分以上木に潜り込ませて樹液をむさぼっているケースが多く、その個体を採集したときに発酵臭がキツく、採集を戸惑うこともしばしば
灯火に集まる昆虫たち
【エゾゼミ】
似た種類としては【コエゾゼミ】や【アカエゾゼミ】がいます
コエゾゼミは頭の黄色い線が途切れ、アカエゾゼミは体全体が黄色っぽいので、すぐ見分けが付きます
【ノコギリクワガタ】
小歯型のオスです
大歯型と比べると、まったく別の種類のクワガタに見えますね
【エンマコオロギ】
とてもキレイな鳴き声
上から見るとゴキブリによく似ていますね~
【クサキリ】
こんなに緑色に仕上げて擬態できるようにしてるのに、ここに居たら目立ちますよ
【カマドウマ】
カマドウマは種の同定がとても難しい昆虫です
3亜科70種以上あったはず
ワンパクの専門は半翅目なので、カマドウマはあまり詳しくはないのですが、たぶんカマドウマでOK!
【ケラ】
『カエルだぁ~って♪おケラだぁ~って♪アメンボだぁ~って~♪』のおケラ
陸水空全てのフィールドを網羅する昆虫
土の中から鳴き声がするのを、昔の人は『ミミズの鳴き声』と言っていましたが、実際はケラの鳴き声
ナマズ【釣り】
札幌の夜釣り
今回は【ナマズ】を釣りたいと思います
ナマズは夜行性なので、基本的には夜釣りになります
昼間は【鯉】や【雷魚(ライギョ)】が対象魚になるような場所での釣りなので、山奥に行くような感じではありません
ナマズは暖かい地域にしかいないので、ワンパクのホームである道東にはもちろんいません
ナマズは美味しい魚ですが、今回は食べることが目的ではなく、ワンパク家で飼っていたナマズくんが死亡したため、新しい家族として迎えようと釣りにやってきました
なので、狙いは小さなサイズ(20センチ程度以下のもの)を狙います
フィールドの下見
夜釣りには下見が必要になります
『バシュッ!!』と水がはねました
ライギョが息継ぎに水面に出てきた証拠です
おそらくここにはナマズもいるはず!!
なんならライギョも欲しいのですが、今日は昼間に釣りをしている時間がないので、夜釣りに賭けます
ナマズの仕掛け
大体の人は、ルアーの【フロッグ】などを使用して『攻める釣り』をするのでしょうが、ワンパクはエサ釣りにこだわりがあるので、ミミズで釣ります
仕掛けは竿、リール、重り、針、エサのみ
鯉釣りの仕掛けと同様です
シンプルな釣りこそ狩猟の醍醐味を感じることができます
エサをポイントに飛ばしてあとは待つだけ
夜釣り用の鈴やルミコ(ケミカル発光集魚仕掛け)なども使いません
最強ランタンである『ルーメナー2』が1500ルーメンの明るさで闇夜にワンパクを照らし出すため、まるでスポットライト状態
こんな夜に灯りをつけて釣りをしている『不審者ワンパク』を、車道から『なにやってんだ?』的にドライバーが見てきます
自転車の女子高生は、見てはいけないものを避けるように全力でワンパクの横を駆け抜けます
ワンパクは釣りをしているだけなのに…
ちょっと『心優しい悲しきモンスター』の気持ちが分かりました
しばらく待ちましたが、ここは『アタリなし』(魚が掛からないこと)なので、場所を少し移動します
場所を変えました
夜11時とはいえ、人や車の往来は減りません
さすが北海道の人口の約三分の一が住む大都会札幌
ワンパクが東京から札幌に引っ越してきたときには、札幌が『都会』だなんて思いませんでしたが、いま遠い東の果てに住むようになってからは時々『都会』が恋しくなり、札幌に度々来るようになりました
相変わらずまったくアタリはありません
もう午前0時すぎなので、人の姿はもう見えなくなりましたが、向かいの岸から老若男女の会話や笑い声などは聞こえてきます
きっと住宅街なのでしょう
マガモの親子が寝床にしていた場所のようですが、ワンパクが来たので遠くに退避しているようです
全然釣れません
場所・気温(この日は19℃)・時期・エサ・仕掛け・ワンパクの日頃の行いなど様々な理由があると思いますが、今回は『ボウズ』(何も釣れないこと)ということで、諦めることにします
去年に引き続き今年の夏休みも台風の影響で、なかなかアウトドアの機会も少なく、運勢にも恵まれません
肩を落としながら、先ほど声がしていた方の岸側に車を発進させました
不自然なほど真っ暗で街灯もありません
『あれ?ここ住宅街じゃないんだ…』
木が鬱蒼と生えています
目をこらしながら運転していると、
『〇〇墓地』の文字が!!
え~と、え~と
さっきここからいっぱい話し声してたよね??
ず~っと話し声してたよね??
お盆ですもの
賑やかになりますよね?
さー帰って!ビールでも飲んで!風呂でも入って!さっさと寝るか!!
ナマズが釣れないうえに、魑魅魍魎に取り憑かれたら、もう爆笑モノです
帰り道を間違え、このあともこの墓地の周りをウロウロすることになったワンパクでした
クワガタ不毛の地
最後のフロンティア
図鑑などで、昆虫や植物などを調べたときに『日本全国に分布』という表記を目にしたことはありますか?
しかしそれには当てはまらない場所、本当の意味でのフロンティアがそこにあります
【北海道根室市】
本土最東端に位置する街
『日本一涼しい町』と謳われているとおり、夏は20℃を少し超える程度しか気温が上がらず、冬はマイナス10℃程までしか気温が下がらない
一年を通しての寒暖差が非常に少ない土地だ
三方を海で囲まれ、海霧が多く発生し、山岳や大河川はなく、標高80メートル未満のこの土地に高層湿原が形成され高山植物が咲き乱れる
また、水温域などの違いで棲み分けされているはずのヤマメ・イワナ・アメマス・オショロコマ・ニジマス・イトウなどが同じ場所で混泳する
また、淡水魚の【トゲウオ】の仲間であり、地元では『とんぎょ』と呼ばれる【トミヨ】【ハリヨ】などの分類は不能である
亜種・降海型もしくは地域変異なのかも不明
特別天然記念物のカラフトルリシジミやノサップマルハナバチなどの固有種も、この特殊な自然環境を背景に生息している
生態系はまさにガラパゴス
手付かずの大自然がまだ日本に残されていることを実感できる場所だ
エゾシカやキタキツネが市街地を闊歩し、市民はそれを気にも留めない
これが日常だからだ
また、オオワシやオジロワシ・シマフクロウ・タンチョウ・エトピリカをはじめとする野鳥は、日本で確認できる野鳥の約半分の種類をこの根室市で観察することができる
しかし、クワガタ生息マップをワンパク独自で作成したが、根室市の潟湖【オンネトー】以東にはクワガタの生息が確認されていない
クワガタを採集するうえで重要なサインとなるミズナラも自生しているが痕跡すらない
気温・風・潮風・日照時間・湿度色々な要因が考えられるが、ワンパクはまだよくわからないでいる
ちなみに根室市で野泊する場合は、市営キャンプ場が閉鎖されたため、市街地から30㎞以上離れた明郷牧場のキャンプ場でキャンプするか、テント設営が可能な適地での野営しかないので注意
鳥や獣はめっちゃいるのに、虫はいない
そんなめっちゃ涼しい町にもやっと『熱い夏』がやってきた!
金比羅神社例大祭
毎年8月の9~11日に開催される根室市最大のイベント
旅行雑誌やCMでも露出が少ないことから、メジャーな祭りではないかもしれないが、その規模と歴史から札幌市の【北海道神宮例祭】・江差町の【江差姥神大神宮渡御祭】と並び北海道三大祭と称される
露店は200を超え、豪華絢爛な神輿のあとに四つの祭典区から成る山車や行列が並ぶ
2019年は荒天のために9日に予定されていた催しは中止となったが、10日・11日の最高気温は15℃だったが、祭りの熱気は凄まじいものがあった
東京で見たことがない『東京ケーキ』の露店
令和時代に昭和レトロな『猿まわし』
福岡県からの巡業で、帯広市のお祭りのあとに根室市に来たそうで、『帯広市は33℃だったのに、根室市は15℃しかなくて風邪ひいた』と喉を涸らしての公演
『北の勝酒造』
日本最東端の酒蔵で、観光向けに一般公開はされていない
元プロバーテンダーであるワンパクのオススメは、【大海】と期間数量限定の【しぼりたて】
旅のこぼれ話
根室にはたくさんのグルメがある
【日本一のサンマ】【花咲ガニ】【北の勝】【エスカロップ】【やきとり弁当】【オランダせんべい】などなど数え切れない
これらに並ぶグルメが、花咲港にある小さな古いラーメン屋さんで提供されている
【ホームラン焼き】である
ハッキリ言って、味も見た目も『おやき』そのもので、中味はアンコ
ただ、野球ボールを模した皮に『ホームラン!』と謎の一言
しかし、ここからが不思議で、一個食べると『もう一個』となり、また『もう一個』となる
謎は深まるばかり
ホームラン焼を購入する人は、大体の人が20以上買う(1個60円税込)
実際に食べてみると、ひとりで一気に10個は食べてしまうほど!
ただし、これは後から来る強烈な胸焼けには覚悟が必要!
欲深なワンパクの心にキックを入れてくれた根室のソウルフードだった
野食のススメ【野食】
サバイバル優先順位
日本国内でサバイバルやブッシュクラフトをする際に、『水の確保』の優先順位は1番ではないんです
それは、日本は河川・湖沼・湧き水など淡水が豊かにあり、さらには国土を囲む海があるので蒸留や濾過などで飲み水に変えることができるということも要因の一つとのこと
確かに実際、ワンパクは山籠もりで水に困ったことは一度もありません
サバイバルの優先順位は、
1 【体温の確保】
2 【水の確保】
3 【火の確保】
4 【食の確保】
この順位は、デッドラインまでの時間と一致します
水を飲まなくても人間は3日間は生きられますが、体温が低下すると夏でも数時間で人間は命を落としますので、『体温の確保』が1番優先されます
しかし!優先順位が下だからと言って、ここで紹介する『食の確保』をワンパクはおろそかにしません!
ワンパクの経験上『食』は精神や思考を正常に保つために、また、気持ちを豊かにするために重要であることに違いはありません
腹を満たして、楽しく安全にアウトドアしましょう!
野食の鉄則
野食に際して、毒の有無に関わらず【加熱処理】が必須となります
寄生虫予防や殺菌・分解に効果が期待されます
動植物に限らず、水も煮沸してから飲用するようにしましょう
北海道は特にエキノコックスなどの危険があるので、生食は野食上級者以外は絶対にやめましょうね
【種の同定ができないものは食べない】ことも必須となります
野食はある程度の知識が必要となります
特にキノコ類は生死に関わります
種の同定ができなくても、パッチテストをして可食の判断をする場合もありますが、それは、他に食べるものがないときなどに限ってください
決して『変な形のキノコ食べちゃいます!ウェーイ!!』ってやんないように!
水辺の生き物採集(食料調達)
水辺は『水の確保』と『食の確保』ができる最高のフィールドです
こんなところや、
こんなところを
網でガサガサすると、
【スジエビ(在来種)】ですね
名前のとおり体の模様から判別できます
ヌマエビよりもかなり大型の種で、テナガエビと比べると、手の長さが鼻先よりも短いので、スジエビと判断できます
かなり好戦的なエビで、寿命も短く、繁殖も難しいので飼育向きではありません
【モクズガニ(在来種)】
『もずく』と勘違いしている人も多いですが、『藻屑(もくず)』です
爪の甲にフサフサの毛が生えているのがわかりますか?
これがモクズガニの特徴で、名前の由来でもあります
高級食材の【上海ガニ】と近縁種なので旨いですよ
水辺の生き物を採集するときには、胴付きがあるととても便利
足裏がフェルトになっているものは、川底のぬめりにも滑りづらいですよ
釣り人必須アイテム!
スジエビを食す
スジエビはかき揚げにするととても美味しいのですが、実際にフィールドで食べる場合は、油やタネを持ち歩いているわけではないので『焼く』『茹でる』『蒸す』が主な調理法になります
スジエビは殻が薄いので殻ごと食べましょう
多めの塩を入れて茹でていきます
【ホッカイシマエビ】のようなキレイなオレンジ色に茹であがりましたね
美味しく食べるためには、数日泥抜きしたり背わたを取ったりするのですが、フィールドではそんなことしません!
そのままお口にダイブさせます!
ん~旨い!!
量が足りませんが、いまがちょうど産卵期になるので、これ以上のスジエビの採集は自粛します
モクズガニを食す
このくらいの大きさなら、油で素揚げして塩を振って酒のつまみがいいんですけど、酒も油もないので、スジエビ同様に茹でて食べることにします
体をよく洗います
自分の身の危険を感じると、足を自切します
赤く茹で上がった個体はほとんど足を自切した
少し黒い個体は、脱皮直後なので殻が柔らかくソフトシェルクラブのようで美味でした
かに味噌たっぷりです
独特の苦みとコクがあります
これくらいの大きさの個体なら蒸して食べることもできますね
その辺にあるものを食す
【エゾニワトコ(在来種)】
可食部位は、実と新芽になります
新芽は春先が採集時期で、とても美味しい山菜なのですが、アクがとても強いので、沢山食べたり、アク抜きが足りないとひどい下痢になります
実は果実酒(薬膳酒)としても可食できますが同じく、飲み過ぎるとひどい下痢になりますよ
それもそのはず、このエゾニワトコはヨーロッパ圏では下剤として使われている植物です
毒はもちろんありませんが、『この赤い実食べちゃいます!ウェーイ!』ってやってたら地獄を見ていたでしょう
野食には多少の知識が必要だということをわかっていただけると思います
オニクワガタ【昆虫採集】
夏を遊びつくせ!!
今回の旅の目的は2つ!!
それは昆虫採集と幌加内そば!!
ひゃっほ~ぅ☆!!
連日最高気温が30℃を超えています
やっと本格的な夏がやってきました!
道外から来た人は、30℃といっても湿度が低いので、もっと涼しく過ごしやすく感じるかもしれませんね
夏期休暇に入る前に、有給休暇も取得して夏をいっぱい楽しんじゃうぜ☆
今回は上川地方と北空知・留萌地方をパワープレイだっ!
まずは美幌町
言わずと知れた焼肉田村!!
ランチのステーキも旨い!!
しかし!まだ美幌町には有名なお店がまだあるのです
ステーキだけでは腹が満たされないワンパクはここに向かいました
【持ち帰り専門 手作り豚まん 天香苑】
テレビなどでも取り上げられ、マツコ・デラックスも笑ってしまうほど中身がギュッと詰まった大きな豚まんです
各地のイベントにも出店したり、行列が半端なかったりしてなかなか買えませんが、この日は行列なし!
ラッキー!
デカいでしょ?
コンビニの肉まんの5つ分くらいの大きさだよ
中身がギッシリ!
味はコショウが効いた餡で、肉!!って感じですよ
激熱注意です
エビシュウマイも買っちゃった
よーし!エネルギー満タン!!
さっそく剣淵町に向かうぜ!
食べ過ぎて眠ぅ~いので、一休み
絵本の里 剣淵町
剣淵町の道の駅に到着しました
とてもきれいな道の駅で、野菜の直売所やバカでかいドッグランが併設されています
道の駅の中では、焼きたてパンや燻製製品、絵本やソフトクリームが販売されています
ワンパクは我が子に絵本を購入しました
夜ご飯はここ!【駅前旅館】
その名の通り剣淵駅前にあります
宿泊客に提供するご飯を一般客にも開放したお店です
わざわざ幼い我が子のために個室を用意してくれました
名物の『ラーメン&カレーセット』を注文!
ラーメンは魚介だしの効いた旭川醤油ラーメンが激ウマ!!
カレーは信じられないほど柔らかい豚の角煮が乗っていて、ルゥは洋食屋さんのカレーって感じでヤバうま!!
食堂のレベルを超えている美味さにびっくりしました
昆虫採集のために道の駅に戻り仮眠します
昆虫採集
水生昆虫のガムシです
この時期よく灯火に飛来します
飼育するととても面白い昆虫なので、是非試してみてほしい地味系昆虫です
エゾカタビロオサムシです
札幌圏ですと6月が活動のピークを迎える昆虫ですが、道北となるとやはり少し時期が遅れるようです
夏の昆虫ですが、なんだかフサフサしてるので冬の服装に思えます
蛇の目模様がイカしてますね
ノコギリクワガタのメスがいました
このあたりはノコギリクワガタが多いようです
けんぶち絵本の里家族旅行村キャンプ場
この日は利用者でいっぱい!
シーズン真っ盛りというのもありますが、実はこのキャンプ場の目の前でイベントがあるため、前日からの利用者が多いようです
桜岡湖水まつりが開催されていました
どんどん人が集まってきましたよ!
また、このキャンプ場は温泉施設がとなりにあるところも魅力!!
立派な温泉施設です
このキャンプ場はやはりファミリー層の利用者が一番多いですね
幌加内へ一路向かいます
幌加内そば
ワンパクが愛してやまない幌加内そばの花が一面に咲いています
【そば屋 八右エ門】
ここより美味しいそばをワンパクは知りません
麺はもちろんつゆ、わさび、ネギ、そば湯に至るまですべて旨い!
左側がもりそばで、右側が十割田舎そば
そばに直接わさびを塗り、口に入れるとそばの風味が一層増して感じられます
ほろかない湖公園キャンプ場
キレイに整備されたキャンプ場でした
正式なテントサイトは2張ですが、林間にも設営が可能とのこと
幌加内市街地から3㎞と、とても近いので便利です
でも市街地にコンビニがないんですよねぇ
せいわ温泉ルオントまで15㎞くらいあるかな?
でもせっかくだし、少し足を伸ばして久しぶりに天人峡温泉に行こうかな
天人峡温泉
まさに天人が住まう峡谷
近年は大雨などの影響で土砂災害があり、通行止めで宿泊者が取り残されたりと、ニュースになる温泉郷
それだけで、なんだか険しい場所にあると容易に想像できますよね
道道213号をひたすら旭岳方面に向かいます
忠別湖を過ぎたところで、
旭岳方面と天人峡温泉方面に分かれます
旭岳方面には旭岳温泉郷やキャンプ場もあり、とても魅力的なのですが、今回は天人峡温泉に向かいます
到着しました
トムラウシ山の表記があることに少し違和感がありますが、確かにここから山道を行けばトムラウシ山の稜線に繋がるはずですね
大型のホテルが4つあったはずですが、どうやら2つは廃業して施設は廃墟となっており、一つは先般の災害から休業中とのこと
唯一営業していたのは、
この足湯と、
【御宿 しきしま荘】
日帰り入浴もできます
宿泊客に外国人観光客がとても多いので、和風な造りの内装は喜ばれるのではないでしょうか
実際、ヨーロッパ圏とオーストラリアからのお客さんが登山目的でいらっしゃっていて、ワンパクに英語でめちゃくちゃ絡んできていました
風呂の中で、外国人観光客のシャワーの扱いが雑でワンパクにお湯がかかるので、『いまワンパクにお湯がクリーンヒットしたぜ!』と伝えると、なぜか大爆笑
まぁ、妻の疲れを癒やせたのでよしとして、早速昆虫採集に戻ります
クワガタクイズ
さてここで、クワガタクイズ☆
このクワガタのメスたちは何のクワガタのメスでしょうか?
【ヒント】2種類います
沼田町ほたるの里オートキャンプ場
北空知地方の沼田町にやってきました
このキャンプ場は幌新ダムの下流に位置しています
キャンプ場は、宿泊施設、温泉施設、化石体験館、陶芸館などと一緒に『ほたるの里』と銘打っています
ファミリー向けのキャンプ場ですね
これは鳥に食べられたミヤマクワガタのオスです
比較的に柔らかい腹の部分しか食べていないので、このまま置いておいたらキツネが頭以外を食べていくでしょう
こうやって全ての生き物は森へ還ります
ちなみにこの個体は食べられたばかりなので、まだ生きています
オニクワガタ採集方法
オニクワガタはワンパク的にはまだ採集方法が確立していません
なぜなら、成虫は後食(エサを食べること)をしないからです
走光性があるので、一番灯火採集が効率がいいと思います
ルッキング採集する場合は、雑木林をひたすら歩き回り、倒木などを丹念に見ていくしかありません
後食をしないので、どの木に集まるとかはないです
ただひたすら目を凝らして、その小さな体を探しましょう
交尾しているペアを結構見つけることができますよ
成虫は雑木林を歩き回り、交尾・産卵を終え1年のうちに生涯を終えます
成虫の期間の寿命は2週間ほどなので、飼育にはあまり適していません
今回は灯火採集でオニクワガタの中歯型のオスが来ました
オニクワガタだけを限定して採集することは難しいですが、メインのクワガタ採集のついでに灯火に来ているオニクワガタを採集といったかたちの採集方法となるでしょう
オニクワガタは大顎が小さい種類なので、メスとの区別がつきずらいかもしれませんね
もちろん今回もリリースしました
この標本の大顎をよく見ると、上に向かって内歯が伸びているのがわかりますか?
これが『オニ』の由来
小さいクワガタですが、なかなかかっこいいクワガタなんですよ!
北海道クワガタ生息マップ
実はワンパクは、クワガタを含む甲虫目・ハチやアリなどの膜翅目・セミやカメムシなどの半翅目などの種類別の北海道生息マップを独自で作成していましたが、この度剣淵町の調査を終え、あと天売・焼尻島、北方領土(国後島・択捉島・色丹島・歯舞群島)を残すのみとなりました
それに伴い、『北海道道の駅制覇』や『北海道全市町村温泉めぐり』『全市町村河川釣り』『キャンプ場巡り』などのネタもあるのですが、外に出掛けてばかりで時間がなく、まだまだ記事をアップできていません
しかしながら2012年からの調査にやっと一区切りがついた形です
黄金岬キャンプ場
調査に一区切りがついたので、寄り道して帰ることにしました
日本一の落陽ともいわれる海岸です
10張ほどのテントサイトはすぐ埋まってしまう人気キャンプ場で、テントサイトの横に海の家が並びます
小さいお子さんがいても、タイドプール(潮だまり)で遊ぶことができますよ
旅のこぼれ話
【道の駅 おびら鰊番屋】
道南~留萌地方の日本海側では鰊漁が盛んだった頃の栄華を伝える史跡が多く残ります
【三毛別】
日本史上最悪の獣害事件
大変恐ろしい事件なので、内容は省略しますね
一番上の画像は、ヒグマがモンスターのように表現されたモニュメントで、実際に事件のあった家の実物を襲っている
ドラクエの世界初が本当にあったら、【ごうけつぐま】はこれくらいだろうかと彷彿させる
北アメリカのコディアックヒグマはたぶん同サイズくらいで実在しますよ
『いや!しゃれになんないでしょ!』と突っ込みたくなる注意看板
今回の旅の行程は、道東~美幌町~遠軽町~比布~剣淵町~和寒町~幌加内町~旭川市~当麻町~東川町~天人峡~沼田町~留萌市~小平~苫前町~三毛別~士別市~比布~遠軽町~美幌町~道東で、走行距離1356㎞
我が家に車が来てからちょうど4年が経とうとしていますが、走行距離はもう15万㎞を超えています
でも、まだまだこの車には頑張ってもらわなきゃ!
【山の不思議話】霊山
2018年 夏の道南
おしゃれキャンパーのハニ天さんに『ワンパクさんから『山の主』の話とか不思議話を聞いて信じていましたけど、文字にするとなんだかウソくさいっすね☆』と爽やかにひでぇことを言われましたが、懲りずに不思議話をアップします
最初にお伝えしておきますが、場所や地域等が特定されないよう、この話の画像は実際の場所のものではありません
ワンパクは少なくとも毎年2回は、オオクワガタ・ヒメオオクワガタの採集や墓参りのために700㎞先の道南に行きます
話は逸れますが、それにしても北海道って広いですねぇ
700㎞進んでもまだ県外に出られないんですよ?!
東京~京都間とほぼ同じ距離ですよ?!
ワンパクは学生時代に東京で運転免許を取得しましたが、『東京では車は平均して一時間に9㎞しか進みません』と教えられました
それって車の意味ねぇじゃん!
北海道なら道東を朝早くに出発したら、夕方に道南に到着って感じですかねぇ
昨年の7月に夏期休暇を取得して、道南にヒメオオクワガタの採集に行きました
このときは採集場所の新規開拓をするべく、普通なら行かないような実績も情報もない山に狙いを定め入林しました
風林火山
オオクワガタと違い、ヒメオオクワガタはヒグマが出没するような山奥の林道などを昼間にルッキング採集します
もちろんヒグマの危険はいつもつきまといます
しかし、この山はヒグマとはまた違う、何か怖い感じがしていました
少し気味が悪いです
子供の頃に、なんとなく『行ってはならない場所』『入ってはならない場所』というのは感覚的にわかっていて、その感覚を振り切り、そこに行くと大怪我をしてしまったり大事故につながったりしてしまうことってみなさんはありませんでしたか?
それと同じ感覚でした
それでもこの日は身重の妻を車に残し、林道からさらに分け入った道を歩いて進んで行きました
一人でいるのですから、誰に気を遣うこともなく屁をこきながら歩いていると
『あぁっ!!』
ワンパクのお尻から御大将が出てしまったようです
しかも全軍出陣です!!
先鋒隊だけで止まるよう試みたのですが、オナラという余勢を借り、勢いのついた軍勢は怒濤の如く出陣していき、こちらの制止を振り切り、留まることなくワンパクパンツに相まみえることとなりました
しかし、このような突然の遭遇戦にもワンパクは狼狽(うろた)えません
ワンパクはこのような状況は相当場数を踏んでいます
そう!ワンパクは百戦錬磨!!
冷静に状況を把握し、かつ迅速に妻のいる車に向かいます
疾きこと風の如く徐かなること林の如く侵掠すること火の如く動かざること山の如し
風の如く迅速に車に着いたワンパクは、冷静に一連の事象を報告します
当然、妻からは叱責をくらうわけですが、それをワンパクは林の如く静かに黙って受け入れます
男は黙ってダンディズム
妻からウェットティッシュをもらい、パンツを脱ぐと御大将の豊かな香りが車中を一気に包み込み、後部座席の犬たちが吠え出します
侵掠すること火の如く
そのまま外に出て、屈んだまま後処理を行います
男の哀愁が背中からにじみ出ていたはずです
動かざること山の如し
浜崎あゆみの『A』
ワンパクパンツから大将がこぼれ落ちなかったことにホッとし、お尻を拭いていると、なんだか後ろが気になります
振り向いてみると草むらの中に何かあります
高さ50センチほどのピンクの人工物で、浜崎あゆみの『A』をかたどったロゴマークのようなものがありました
そのベニヤ板のような木で出来たロゴマーク『A』より先は、ちょっとした崖になっているので、ガードレール的な物なのでしょう
パンツも気持ちも新たにヒメオオクワガタ採集に戻ります
ヤナギやヤマブドウの木、イタドリを一本一本丹念に見て行きます
食痕があれば、いまそこにヒメオオクワガタがいなくてももう捕れたも同然です
またその木に採餌のために来るのですから
しかし中々痕跡すら見つかりません
ワンパクはどんどん山の奥深くに入って行きます
当然のようにヒグマの糞やマーキングの跡、足跡があります
崖から落ちないように先ほどのガードレールもずっと崖の縁に設置されています
標高が上がるにつれ、いつの間にかガードレールの外側の崖の下がかなり深いものになっていました
『こんなベニヤ板で出来たガードレールなんて役に立たないよなぁ』
崖の下を覗き込みながらガードレールに手をかけ、グラグラしないか確かめる
崖から落ちないように設置されているにしては心許ない材質
山の上に上がるにつれ、どんどん増えていくピンクのガードレール
『あ、これガードレールじゃない』
ワンパクは気付いてしまいました
いままでのこのピンクのガードレールが設置されていた場所を頭の中で振り返りながら、点を線で結んでいきます
この山の“ある一部”を囲うようにピンクのガードレールが設置されていることに気付きました!
そしてこの数!
『結界…』
そう、このピンクはすべてガードレールではなく、鳥居だったんです
山に入ったときのあの気味の悪さ
直感は的中しました
立つ鳥後を濁さず
入ってはいけない場所に来てしまいました
そしてなにより、ここが神聖な場所(?)であるにも関わらず、先ほどのワンパクパンツや御大将などをこの山に放置していこうとするこの不届き者に天誅が下るのではないかという不安…
ワンパクは自分のした愚かな行為を自ら戒めながら下山し、この山に対して許しを乞います
『ウンコは持って帰りますので許してください…許してください…』
すると…
山の上から凄い音を立てて何かが下りてきます
どんどん近づいてきます
ズゴゴゴゴ…
『え?何?速攻で天誅!?』
どんどんどんどん近づいてきます
『岩が転がってきてる系!?』
『でかいモンスターが追ってきてる系!?』
ズゴゴゴゴブゥーン…
『車かよ!』
林道の砂利道を猛スピードで駆け下りてくる古いハイラックス
この山にワンパクの他にまだ人がいるなんて思ってもみませんでした
運転手は怪訝そうにワンパクを見て
『よそ者のくる所じゃねぇぞ!!』と一喝
そもそもここは国有林なので、当然そんなことを言われる筋合いもなく、ジャイアン級の道理を勢いだけで押し通そうとする教養のない人は無視するに限ります
『聞いてんのかコラ!!』
語尾の『コラ』とは一体なんなんでしょう
『聞いてんのか?』
反応が欲しい淋しがり屋さんですね
しかもなぜか次は少し優しい口調
ワンパクが『クワガタ…』
と答えると
『はぁ!?クワガタ!?いねぇいねぇ!!さっさと山から出れや!』
ワンパクはこんなことくらいでは怒ったり、物理的手段に出たりはしませんが、とりあえずワンパクウンコ&パンツをこの山に置いていくことを決定!
そのことに伴う天誅や罰のたぐいは、全てこの男に降り注ぐよう祈りました
結界の中の主
下山し、一般道をもう少し山深くに15㎞ほど進むと、先程の山の入り口の裏側に出ました
そこには数軒の家で出来た小さな集落がありました
こちら側が山の正面になるようで、山の入り口には何か書かれた看板が立てられています
また、入り口の奥にも注意喚起の看板などが設置されています
どうやらこの小さな集落の人たちの信仰の対象となっている山らしく、入山に際して『女人禁制』などいくつかの禁忌が書かれています
『この山でウンコをするべからず』とは書いていないのでセーフですね☆
場所や地域などが特定されないよう、画像は控えます
詳しくはお伝えできませんが、この山に住む【でかい何らかの動物】が御神体であり、信仰の対象となっているようです
山の入り口から車に戻ろうとしたときに、先程のハイラックスが集落の一つの家に駐まっていることに気付きました
そして先程の運転手が集落の人達に話をして、こちらを指さしています
ジャイアンのくせに告げ口したようです
何かあるかなと思い、少し待っていましたが、集落の人もなにも言ってこないので、その場を離れることにしました
なんだか少しだけイヤな気持ちになりましたが、今回で学んだことは、『山に入る前の直感を信じることと、霊山のような信仰の対象となっている場所もあるので、フィールドワークする場所の下調べをよくしておくこと』
本州には信仰の対象がオオカミだったり、地域によって様々な独自の信仰があるのですが、歴史の浅い北海道にもこのような信仰があるんだなととても驚いた一件でした